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ラトビア

アグロナ大聖堂

(Aglona Basilica)

概要

ラトビア東南部の小さな町にあるアグロナ大聖堂は、ラトビアのカトリックの中心地で、世界的に有名な巡礼地としても知られています。毎年8月15日のマリア被昇天の日には、世界中から数十万人規模の巡礼者が集まります。現在見られる石造りの聖堂は、1768年から1780年にかけて建設されたもので、高さ60mの2つの塔を持つ後期バロック様式の白亜の壮麗なファサードが印象的です。教会内部は、ロココ調の装飾に彩られ、祝祭行事の時にのみ公開されるイコン画「アグロナの聖母」が収蔵されていることでも有名です。


公式サイト:aglonasbazilika.lv


見所ポイント

アグロナ大聖堂の歴史
入口の門から見たアグロナ大聖堂

アグロナは、ラトガレ地方の中心都市ダウガフピルスから北東に約40kmの2つの湖に挟まれた場所に位置し、絵に描いたよう風光明媚な景観が広がっています。アグロナとは、この地域で話されていたラトガリア語でスプルース(寒冷地に生息するのマツ科の木)の森という意味で、かつてこの地は、スプルースの大きな森がありました。アグロナには紀元前1800年頃から紀元前500年にかけてバルト地方の原住民族が暮らしていたことがわかっており、その当時からこの地は、聖地として崇められていたと考えられています。アグロナがキリスト教の土地として記録に登場するのは、リトアニアのミンダウガス王とその2人の息子がアグロナで暗殺され、埋葬された1263年にまで遡ります。

アグロナに初めて教会が建てられたの17世紀後半のことで、地元の貴族の寄付により、ヴィリニュスのドミニコ修道士が招かれ、木造の修道院と教会が建てられたのがはじまりです。しかし、1760年代に火災により修道院と教会は焼失し、その後1768年から1780年にかけて現在見られる石造りの教会が再建されました。その時からアグロナはラトガレ地方のカトリックの中心となりました。現在では、北東ヨーロッパのカトリックの最も重要な聖地の一つとみなされており、世界各地から巡礼者が訪れています。

アグロナの聖母
アグロナ大聖堂内部

アグロナ大聖堂内部は、白を基調としたインテリアで、ヴォールト天井や柱にパステルカラーのロココ調の装飾が施されており、華やかでありながら温かみが感じられます。アグロナ大聖堂には、絵画や彫刻など貴重な宗教芸術作品が数多く所蔵されていますが、その中でも特に有名なのが、17世紀に制作された作者不明の祭壇のイコン画「アグロナの聖母」です。「アグロナの聖母」のイコン画は、奇跡的な癒しの力があると信じられており、長い間多くの人々の崇拝の対象となってきました。このイコン画は、通常は木製のフレームに覆われ大切に保管されていますが、重要な祝祭行事の時にのみ一般公開されています。そのため、一般公開日には、多くの人々がアグロナの聖母を一目見ようと礼拝に訪れています。

巡礼者が集まる大聖堂前広場
マリア被昇天の祝祭に集まった人々

1980年にアグロナ大聖堂は、創設200周年を迎え、時のローマ教皇ヨハネ・パウロ2世により、ラトビアでは唯一のマイナーバジリカの地位を与えられました。1993年にヨハネ・パウロ2世がこの地を訪れた際には、30万人以上の巡礼者が大聖堂前の広場を埋め尽くしました。このヨハネ・パウロ2世の歴史的な訪問に備えて、大聖堂の大規模な改修工事が行われ、その一環として、多くの人々が集まれるように新たに大聖堂前に大きな広場が作られました。そして、近年では、2018年に現教皇フランシスコもこの地を訪れており、大聖堂前の広場で行われた教皇ミサに多くの信者が集まる様子がメディアでも大きく報じられました。

毎年8月15日のマリア被昇天の日には、盛大なお祝いが行われ、数十万人規模の巡礼者がラトビア国内外から集まり、祭事が行われる大聖堂前の広場は人で埋め尽くされます。

アグロナの聖なる泉
アグロナ大聖堂近くの湧き水スポット

アグロナ大聖堂の東側のアグロナ湖畔には、聖なる泉と呼ばれる湧き水の流れるスポットがあります。この場所が発見されたのは19世紀のこと。修道院の庭で泉が発見され、神父は、その水の不思議な力を解明するために、湧き水のサンプルをサンクトペテルブルクの医学アカデミーに送りました。科学者や医者が調査したところ、この湧き水は治癒効果がある硫黄泉であることが結論付けられました。間も無く、神父は、入浴ができる小さな治療院を作りました。この硫黄泉は、様々な慢性皮膚疾患や炎症、その他多くの病気の治療に役立てられましたが、その後、次第に硫黄の含有量が減少し、いつしか治療の効果はなくなってしまいました。しかし、今でも巡礼中にこの湧き水を飲む伝統が続いています。湧き水は、きれいで、美味しいため、特に多くの巡礼者が集まる8月15日のマリア被昇天の日には、訪れた人々がこの水を飲むために行列をなしています。アグロナ大聖堂を訪れた際は、ぜひ美味しい湧き水を味わってみて下さいね。

アグロナ大聖堂周辺の見どころ
彫刻が点在するキリスト王の丘

アグロナは、人口900人ほどの小さな田舎町。大聖堂周辺に住宅街が広がっており、家庭菜園や花、植物が植えられ、きれいに整えられた庭を持つ家も少なくありません。住宅街の中にあるパン博物館(Maizes muzejs)では、事前予約が必要ですが、伝統的なパンの作り方や歴史に関する興味深い話を聞けたり、ライ麦パンやペストリー、ラトガレ地方の伝統料理を試食することができます。また、ショップが併設されており、パンを作っている様子を見たり、焼き立てのパンを購入することもできます。

アグロナ大聖堂から東に約2km、アグロナ湖の対岸には、水と緑の美しいキリスト王の丘(Kristus Karaļa kalns)があります。ここは、人工池を備えた庭園が広がっており、約20ヘクタールの敷地内には木製の彫刻作品が点在しており、ユニークな彫刻や周辺の景観を眺めながら、のんびり散策を楽しめるスポットです。

この他にもアグロナ周辺には、数多くの湖が点在しており、風光明媚な美しい自然景観が広がっています。夏には自然の中で休暇を過ごすために訪れる家族連れの姿も多くみらます。

ベストシーズン

ラトビアには四季があり、観光のベストシーズンは、最も過ごしやすい夏の6月~8月です。夏季は日照時間が長く、22時頃まで明るいので、観光に十分な時間をとることができます。ただし朝晩は気温が下がるので、長袖の羽織りものがあった方がよいでしょう。メキシコ湾流の影響で高緯度の割には温暖ですが、冬は日照時間が短く、寒い日が続きます。スキーやスケートなど冬ならではのウインタースポーツを楽しむなら、この時期もオススメです。


  • 現地
  • リガ
天気予取得中...
天気予取得中...
  • 緯度・経度:56.1268, 27.0163
  • 住所:Ciriša iela 8, Aglona, Aglonas pagasts, LV-5304, Latvia
首都
リガ
面積
64,589 (km2)
人口
193万人 2018年
言語
ラトビア語、ロシア語
公用語
ラトビア語
通貨名
ユーロ 補助通貨はセント ※本サイトではEURと表示
通貨レート情報取得中...
携帯会社SIM
LMT、Tele2、Bite
最寄り空港からのアクセス方法

【リガ国際空港からリガ市内】
<バス/ミニバス>
空港の外のバス停からバス22番もしくはミニバス(Express)322番、ミニバス241番が市内中心部まで運行
所要時間:(市内中心部)30~40分
料金:1.15EUR


※車内購入は2EUR


参考サイト:rigassatiksme.lv


<タクシー>
所要時間:(市内中心部)約20分
目安料金:15EUR前後


【リガ市内からアグロナ】
リガ中央駅近くのバスステーション(Rīgas SAO)からアグロナ方面行きのバスに乗車
所要時間:4時間10分


※ダウガフピルスで乗り継ぐ場合は、5~5.5時間


参考サイト:1188.lv


(2019年8月現在)


最寄り空港詳細

  • リガ国際空港 (RIX)

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