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シンガポール

アジア文明博物館

(Asian Civilisations Museum)

概要

シンガポール川に面した場所に位置するアジア文明博物館は、19世紀にイギリス植民地政府の役所として建設されたコロニアル様式の歴史ある建物(エンプレス・プレイス・ビル)を改装して利用しています。館内は、中国、東南アジア、南アジア、西アジアの美術品や文化財などを展示し、シンガポール社会に影響を与えてきたアジア各地の多様な文化や歴史を紹介しています。博物館周辺はビクトリア・シアターやカベナ橋、フルトン・ホテルなど歴史的建造物が並び、趣きのある街並みが広がっています。


アジア文明博物館HP
営業時間:10:00-19:00※金曜は21:00まで
料金:(大人)15SGD(学生/60歳以上)10SGD
※金曜日の19:00-21:00は半額
(2017年5月現在)


見所ポイント

アジアの歴史を紐解けばシンガポールが見えてくる
アジア各地から集められた宗教美術品

アジア文明博物館は、以前はエンプレス・プレイス・ビルと呼ばれていた建物で、1867年にイギリス植民地政府の役所として建設され、後にシンガポール移民局として利用されていました。シンガポール川に面したこの場所は、シンガポールの創設者スタンフォード・ラッフルズが初めて上陸した地点としても知られています。アジア文明博物館は、1993年に設立され、以前はアルメニアン・ストリート沿いの現プラナカン博物館の場所にありました。2003年に現在の場所に移転し、さらに2015年には近代的なギャラリースペースが新設され、展示品も新たに加わっています。
アジア文明博物館は、東西交易の中継地点として発展してきたシンガポールと歴史的にも文化的にも関わりのある東は中国から西はイランで発見された文化財や美術品を展示しています。仏教美術やヒンドゥーの神々の像、イスラムテイストの美術品、古代ギリシャの石像など一言でアジアと言っても文化や宗教など歴史的な背景は様々で、シンガポールがそれらの多様な文化圏の出身者で構成されている多民族多文化国家であることを象徴しています。

沈没船から発見されたロマン溢れるお宝の数々
唐の沈没船から発見された陶器と交易船の模型

3階建ての館内は、テーマ毎にギャラリーが分けられています。1階の見どころは、唐の沈没船のギャラリー。1998年にジャワ海で引き上げられた9世紀の唐時代の沈没船から発見された交易品が展示されています。1100年以上にわたる長い間、海底で眠っていた船の中からは60000万点以上もの陶器のほか、金・銀製品が発見されています。この沈没船の発見は、9世紀には中国から東南アジア、インド、アラビア半島にかけて海の交易が盛んに行われていたことを裏付けています。発見された陶器は、大きな瓶の中にびっしりと詰められ、その隙間には緩衝材が詰められていたため、1世紀以上海底で眠っていたとは思えないほど状態のよいものもたくさんあります。
唐の沈没船ギャラリーの隣の交易ギャラリーには、陶器やテキスタイル、象牙や金、銀、べっ甲などを使用した工芸品や芸術品など様々な交易品が展示されています。東西貿易の中継点として重要な役割を担っていたシンガポールは、古くから交易を通じてアジア全域とつながりが深かったことを物語っています。

インドや中国から広がったアジアの芸術
西洋美術の影響を受けたガンダーラの菩薩像

2階の南アジアとイスラム世界のギャラリーでは、主にインド、パキスタン、バングラデシュなどの南アジアに何世紀にも渡って影響を与えてきたヒンドゥー教、ジャイナ教、イスラム教の文化や宗教美術を展示しています。古代宗教ギャラリーでは、古代インド発祥の宗教が周辺のアジア諸国に普及していった様子を各地で発見された彫像やレリーフなどを通して紹介しています。シルクロードの要衝として栄えていた3~4世紀頃のガンダーラ(現在のアフガニスタンからパキスタンにかけて存在していた王国)の仏像やレリーフには、ギリシャやペルシャ、インドなどの様々な美術様式が融合しているのが特徴です。一方、4~5世紀に北インドで繁栄したグプタ朝では、西洋の影響が強かったガンダーラ美術とは異なり、純インド的なグプタ様式が主流となっていきました。グプタ朝時代にはヒンドゥー教が確立され、当時往来があった東南アジア諸国にもヒンドゥー教が広まりました。カンボジアのアンコールワットを始め、11~12世紀頃の東南アジア広範囲を治めていたクメール王朝時代の寺院建築にもヒンドゥー教の影響が色濃く反映されています。またネパールやチベットの仏像にもヒンドゥー様式の影響が見られることから、アジアの文化は単一のものではなく長年に渡って多文化が融合して出来上がったことがよくわかります。中国の学者に関するギャラリーでは、儒学をベースに文学、書道、芸術などの幅広い教養を持った知識階級層である文人に関する展示がされています。中国では古くから文人は理想像とされていて、文人が描かれた工芸品、美術品などから、中国の文化に多大な影響を与えていたことがうかがい知れます。3階には、中国の陶磁器が展示されていて、その美しいコレクションの数々は必見です。
古くから交易の中継地となったシンガポールならではのアジア広域の文化や歴史に関する内容が充実していて、貴重な芸術品や工芸品を見るだけでも十分に楽しめますが、より背景を理解するなら、約1時間のボランティアガイドツアーへの参加がオススメです。日本語ガイドツアーもあり、火曜~金曜の10:30、第2土曜13:30から開催されています。また、英語ガイドは毎日(平日11:00、14:00、週末11:00、14:00、15:00、16:30)開催されています。

景色を楽しみながら巡る周辺エリア
シンガポール川に架かるカベナ橋とその先のフラトン・ホテル

アジア文明博物館には、展示のほかにプリヴェ・カフェ(Privé Café)や中国料理レストランのエンプレス(Empress)が併設されていて、博物館鑑賞の後の休憩や食事にもぴったりです。シンガポール川や対岸のボート・キー、高層ビル群を望めるモダンなカフェやレストランでゆったりとしたひと時を過ごすことが出来ます。特に日が暮れてからは夜景が美しく、昼間とは異なる雰囲気を楽しめます。また川沿いには遊歩道が敷かれていて、博物館前のカベナ橋を渡れば、フルトン・ホテルやマーライオン公園、エスプラネードなどマリーナ地区の名所が集中しています。東に10分ほど歩けばクラーク・キーもあるので、のんびり景色を楽しみながらの周辺を散策してみるのもよいでしょう。

おすすめのツアー・アクティビティ

ツアー・アクティビティ名 所要時間 詳細
アジア文明博物館ガイドツアー1時間

acm.org.sg

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ベストシーズン

シンガポールは、赤道直下にあるため、1年を通して平均最高気温31度前後、平均最低気温25度前後の四季の変化のない常夏の気候です。雨季と乾季に分かれていて、11月~3月頃までは降水量が多くなります。乾季は雨季に比べると降水量は減りますが、スコールは一年中降ります。雨が降った後は、多少涼しくなり過ごしやすくなります。観光のベストシーズンは、特になく一年を通して楽しめますが、日差しが強いので帽子やサングラス、日焼け止めは用意しておいた方がよいでしょう。また屋内は冷房が強く効いているので羽織ものが一枚あると便利です。


  • 現地
  • シンガポール
天気予取得中...
天気予取得中...
  • 緯度・経度:1.2875, 103.8514
  • 住所:1 Empress Pl, Singapore 179555
首都
シンガポール
面積
697 km2
人口
540万人 2013年9月
言語
英語、中国語、マレー語、タミール語
公用語
英語、国語はマレー語
通貨名
シンガポールドル、シンガポールセント ※本サイトではSGDと表示
通貨レート情報取得中...
携帯会社SIM
SingTel、StarHub、M1
最寄り空港からのアクセス方法

【シンガポール・チャンギ国際空港から市内】
<空港シャトルを利用>
空港から市内のホテルまで運行


所要時間:約30分
料金:9SGD


<MRTを利用>
空港駅からEast West Line(2駅先のタナメラ駅行き)に乗車→市内中心部へはタナメラ駅で乗換え


所要時間:30~60分
料金:2.30SGD~


<タクシーを利用>


所要時間:約30分
目安料金:20~30SGD


【市内からのアクセス】
・MRTラッフルズ・プレイス駅から徒歩約6分


最寄り空港詳細

  • シンガポール・チャンギ国際空港 (SIN)