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ポーランド

アウシュヴィッツ・ビルケナウ ナチス・ドイツの強制絶滅収容所(1940年-1945年)

(Auschwitz Birkenau German Nazi Concentration and Extermination Camp (1940-1945))

概要

ポーランド南部に位置するオシフィエンチム市は、ドイツ語でアウシュヴィッツと呼ばれ、第2次世界大戦中、ナチス・ドイツ占領下にあったヨーロッパ地域で最大規模の強制・絶滅収容所がありました。ここには数百万人もの人々が送り込まれ、強制労働や大量虐殺により尊い命が奪われました。戦後アウシュヴィッツ第1強制収容所および第2強制収容所ビルケナウの遺構は、戦時下で起きた悲劇の証であり、後世へ語り継ぐべき教訓として保存され、博物館として一般公開されるようになりました。1979年には、ユネスコの世界遺産に登録されました。


入場時間:
(12月)7:30-14:00(1月、11月)7:30-15:00(2月)7:30-16:00
(3月、10月)7:30-17:00(4月、5月、9月)7:30-18:00(6月-8月)7:30-19:00
※滞在は最終入場から90分後まで
※ガイドなしの場合は、入場時間制限あり(詳細はHP参照)
※第1強制収容所と第2強制収容所(ビルケナウ)間は無料シャトルバスが運行
休業日:1/1、12/25、イースター
料金:50PLN~(ツアー内容、言語により異なる) ※ガイドなしの場合は無料
公式サイト:auschwitz.org
(2019年5月現在)


見所ポイント

負の世界遺産アウシュヴィッツ ・ビルケナウ
有刺鉄線が張り巡らされた強制収容所の敷地内

クラクフから西に約60kmのオシフィエンチムに残るアウシュヴィッツ第1強制収容所とアウシュヴィッツ第2強制収容所ビルケナウは、1940年から1945年にかけてナチス・ドイツにより大量虐殺や過酷な強制労働、人体実験など残虐行為が行われた場所で、ナチスのホロコーストの象徴として世界中に広く知られています。ナチスは、1940年にアウシュヴィッツ第1強制収容所を開所しました。翌1941年には、オシフィエンチム近隣のブジェジンカ村に大量虐殺のための絶滅収容所として悪名高い第2強制収容所ビルケナウを建設。その後もドイツ企業の製造工場が集まる第3強制収容所モノヴィッツを含め、近郊にも付属の収容所群を建て、最初に作られたアウシュヴィッツ第1強制収容所は、それら全ての施設を管理する基幹収容所となりました。アウシュヴィッツ強制収容所は、終戦直前の1945年1月27日にソ連軍により解放されました。

世界中から訪れる人が後を絶たないアウシュヴィッツ ・ビルケナウ博物館。個人で見学するには、博物館のガイドツアーとガイドなしの見学を選ぶことができます。ガイドなしの場合は無料で見学できますが、見学時間が限られているため(時期により異なる)、事前にホームページなどで確認しておく必要があります。アウシュヴィッツやホロコーストについて、その歴史的背景も含めて、しっかり把握するならガイドツアーに参加したいところです。ガイドツアーは、人気が高く日時によっては空きがない場合もあるので、事前にホームページで予約しておくことをオススメします。また、クラクフやワルシャワ発の送迎込みのツアーも催行されているので、それらを利用するのもよいでしょう。

悲劇の証拠の数々を展示したアウシュヴィッツ第一強制収容所
収容者から押収した膨大な数の靴の山

第一強制収容所の入口には、「ARBEIT MACHT FREI(働けば自由になる)」という有名な文言が掲げられている門があります。実際は、自由になれることはなく、劣悪な環境で過酷な労働を強制させられたり、人体実験に利用されたりと、待っていたのは過労や虐殺による死だったのです。

広大な敷地内には、レンガ造りの建物が等間隔に建ち並び、木々や芝生が植えられ、観光施設としてきれいに整備されているものの、建物を囲うように張り巡らされた有刺鉄線の柵が不穏さを醸しています。敷地内の建物の一部は、現在展示室となっています。

展示室には、収容所に送られる人々の姿や収容所内の様子を生々しく物語る写真、無の表情を湛えた収容者たちの顔写真など心が痛むものばかり。収容者から押収した大量の衣類や靴、バッグ、メガネ、食器などの私物、義足や義手、髪の毛などが品目ごとに集めて展示されており、その量の多さに言葉を失います。さらに、大量殺戮が行われたガス室で毒ガスとして用いられた「チクロンB」の山積みとなった空き缶、囚人棟の寝床やトイレ、「死の壁」と呼ばる銃弾跡が生々しく残る銃殺刑が行われた石壁などおぞましい証拠の数々を目の当たりにすることになります。

このような常軌を逸した劣悪な環境で極限状態に追い込まれた人々の無念さや恐怖心は計り知れません。それと同時にここまで非道になれる人間の狂気に恐怖すら覚えます。

生きては出られない絶滅収容所ビルケナウ
ビルケナウの収容所の建物まで伸びる鉄道の線路

アウシュヴィッツ第1強制収容所から2kmほどの場所に広大な敷地を有する第2強制収容所ビルケナウがあります。ここは、収容所内まで伸びる鉄道の線路がある場所です。映画やテレビ、情報誌など様々なメディアでアウシュヴィッツの象徴として使われる風景なので、誰もが一度は見たことがあるのではないでしょうか。ヨーロッパ各地から列車に詰め込まれた人々が到着したビルケナウは、一度連れて来られらた生きて出ることはできませんでした。到着直後、人々は、労働者、人体実験の検体、そして価値なしに分類され、女性や子供、老人などの価値なしと判断された人々は即座にガス室に送られ殺害されました。ビルケナウには、かつて大量殺戮を行うガス室が6棟あり、収容された人々は、感染予防のためにシャワーを浴びるように部屋に集められました。そして、シャワー管から送り出される毒ガスによって殺され、その後焼却炉で焼かれていったのです。

ビルケナウのガス室は、死体処理の仕事に従事させられていたゾンダーコマンドと呼ばれる収容者の反乱による破壊とナチスの証拠隠滅のためにの破壊により、現在は残骸が残るのみです。

悲劇の歴史から私たちが学ぶこと
犠牲者を追悼するビルケナウの慰霊碑

アウシュヴィッツでは、ある囚人の身代わりになって処刑されたコルベ神父や「アンネの日記」の原作者として知られるアンネ・フランクが一時収容されていたことでも知られています。

資料が十分に残っておらず、今となっては犠牲者数の特定は難しく、正確な数字は分かっていませんが、少なくとも110万人以上と言われています。そのうちの大多数は、ユダヤ系の人々で、ポーランドを始め、ナチス・ドイツ占領下の様々な国からこの場所へ輸送され虐殺されていったのです。もしも自分が囚人としてここに連れて来られたら、もしも大切な家族や友人がある日突然奪われてしまったら、もしも自分が看守だったら、果たして自分はどう振る舞っただろうか。そんなことを考えていると、平和な環境に生まれ、命の危険を感じることなく、人間らしい生活が送れていることがいかに尊いことなのか、そして平和を維持していくことの大切さを改めて感じさせられます。また、アウシュヴィッツを訪れた際は、知りたくない人間の残忍性や愚かさなど闇の部分と向き合うことになり、平和の尊さと同時に人間についても深く考えさせられます。

おすすめのツアー・アクティビティ

ツアー・アクティビティ名 所要時間 詳細
アウシュヴィッツ強制収容所 日本語アシスタントがしっかり解説!日帰り見学ツアー<日本語/少人数制/クラクフ発>1日

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アウシュヴィッツ強制収容所とヴィエリチカ岩塩坑 日帰り見学ツアー<貸切/日本語アシスタント/クラクフ発>1日

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アウシュヴィッツ強制収容所 日帰り見学ツアー<貸切/日本語アシスタント/クラクフ発>1日

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ベストシーズン

観光のベストシーズンは、最も過ごしやすい6月~8月です。夏季は日照時間が長く、夜9時頃まで明るいので観光に十分時間を取ることができます。ただし夏でも朝晩は冷えるので長袖の羽織ものがあった方がよいでしょう。一方、冬は日照時間が短くなり、厳しい寒さとなるので防寒対策は万全に。


  • 現地
  • ワルシャワ
  • クラクフ
天気予取得中...
天気予取得中...
天気予取得中...
  • 緯度・経度:50.0277, 19.2013
  • 住所:Więźniów Oświęcimia 20, 32-600 Oświęcim, Poland
首都
ワルシャワ
面積
312,685 (km2)
人口
3,797万人 2017年
言語
ポーランド語
公用語
ポーランド語
通貨名
ズウォティ 補助通貨はグロシュ ※本サイトではPLNと表示
通貨レート情報取得中...
携帯会社SIM
Play、Orange、Plus、T-Mobile
最寄り空港からのアクセス方法

【クラクフ空港からクラクフ市内】
<電車>
所要時間:(クラクフ中央駅)約20分
料金:9PLN


参考サイト:malopolskiekoleje.pl


<バス>
208、252番(夜間は902番)が市内まで運行
所要時間:35~45分
料金:4PLN


バス時刻表:rozklady.mpk.krakow.pl


<タクシー>
メーター制
所要時間:(市内中心部)約30分
目安料金:90PLN前後


【クラクフ市内からアウシュヴィッツ博物館】
<電車>
クラクフ中央駅からオシフィエンチム行きに乗車→オシフィエンチム駅から1、23、25、28番バスでアウシュヴィッツ博物館前下車または徒歩約20分
所要時間:約2時間


<バス>
クラクフ中央駅前のバスターミナル(Dworzec Autobusowy)から複数社のバス、ミニバスがオシフィエンチムまで運行
所要時間:約1.5時間


(2019年4月現在)


最寄り空港詳細

  • クラクフ・バリツェ空港 (KRK)
  • ワルシャワ・ショパン空港 (WAW)