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南アフリカ

バーバートン・マコンジュワ山脈

(Barberton Makhonjwa Mountains)

概要

バーバートン・マコンジュワ山脈は、南アフリカ東部ムプマランガ州のエスワティニ(旧スワジランド)との国境に隣接し、バーバートン・グリーンストーン・ベルトとも呼ばれています。ここには、約36億~32億5000万年前の火山岩と堆積岩が残っており、地表に露出したものとしては世界で最も古く最も保存状態のよい地質構造の一つとされています。バーバートン・マコンジュワ山脈の地質は、地表の状態や隕石の影響、火山活動、大陸の形成、生命誕生の謎を解明する貴重な手がかりとなり、2018年にユネスコの世界遺産に登録されました。


見所ポイント

36億年前の地層が残るバーバートン・マコンジュワ山脈
バーバートン周辺から採取されるヴァーダイト石

バーバートン・マコンジュワ山脈(バーバートン・グリーンストーン・ベルト)は、金鉱床とこの一帯を流れるコマチ川に因んで名付けられたコマチアイト(太古代に超苦鉄質岩の成分を持つ超高温のマグマが地表へ噴出して固まった火山岩)が発見されていることで知られています。世界遺産登録エリアには、世界で最も古く最も保存状態のよい火山岩と堆積岩の連なりが現存しており、これらの地質の科学的研究により、地球の地殻がどのように形成されたかを解明する手がかりを得ることができました。また、この地域の地質からはバクテリアの構造とされる小さな球体が発見されており、地球上での生命の起源は、単細胞のバクテリアとして発生した可能性が高いことが明らかになりました。

さらに、2014年の研究発表によると、バーバートン・マコンジュワ山脈からは、月の形成にも関連した可能性のある約32億6000年前の地球最大規模の隕石衝突の痕跡が発見されました。この時の衝突体の大きさは幅37~58kmで、毎秒20kmの速度で地球に衝突したものと考えられています。この衝突は莫大なエネルギーを放出し、地球全体にマグニチュード10.8の地震を引き起こし、数1000mの高さのメガ津波を発生させたものと推定されています。残念ながら、この隕石衝突のクレーターは現在のところ発見はされていません。

このようにバーバートン・マコンジュワ山脈は、初期の地球の形成と生命の進化を研究する上で重要なスポットとなっています。

バーバートン・マコンジュワ山脈の多様な生態系
マウンテンランズ自然保護区に咲くドワーフ・ピンクッション

バーバートン・マコンジュワ山脈のあるムプマランガ州は、壮観な自然景観の宝庫で南アフリカで最も美しい州の一つです。バーバートン・マコンジュワ山脈エリアには、ソンジンベロ自然保護区やマウンテンランズ自然保護区、ンコマジ自然保護区、バーバートン自然保護区などいくつかの自然保護区があり、標高600m~1800mの地帯に草原と森林に覆われた渓谷のある岩がちな小さな山や丘がいくつも連なっています。この美しい景観が広がるバーバートン・マコンジュワ山脈には、地球の形成期の独特な地層だけでなく、豊かな植物相が見られ、生物の多様性を生み出しています。この地域の植物種の多様性は、ケープ植物区保護地域に次いで、南アフリカで2番目となっています。その中にはこの地域の固有種も多く、世界中で観賞用花として人気が高いバーバートン・デイジー(ガーベラ・ジャメソニイ)をはじめ、バウヒニア・ガルピニー(プライド・オブ・デカープ)、プロテア、アロエ、絶滅危惧種のソテツなど、2000種以上の植物が確認されています。

また、絶滅危惧種のクロハリオツバメなど数100種類もの鳥類が観測されているほか、シマウマやチーター、ジャッカル、サイ、カバ、ゾウ、ダチョウ、オグロヌー、インパラ、ウォーターバックなど野生動物、蝶、昆虫といった大小様々な生き物の生息地となっています。

バーバートン・マコンジュワ山脈で楽しめるアクティビティ
バーバートンへ向かう山道

バーバートン・マコンジュワ山脈エリアには、ハイキングやサイクリングコースがあり、珍しい植物の観察やバードウォッチングをしながら雄大な大自然をゆったりと楽しむことができ、自然愛好家や写真家に親しまれています。四輪バギーや4WD車でオフロード・トレイルを疾走するツアー、鳥の目線になって空を舞いながら山並みの景観を楽しめるパラグライダー、乗馬、野生動物を観察するサファリ・ドライブなどエキサイティングなアウトドア・アクティビティも充実しています。

また、バーバートン周辺の金鉱山では、ゴム長靴とヘルメットを着用して、伝統的な採掘方法から近代的な採掘方法への移行を体験をすることができる金鉱ツアーも行われています。

ゴールドラッシュで栄えた町バーバートン
ビクトリア様式の「Belhaven House」博物館

バーバートン・マコンジュワ山脈の観光拠点となる小さな町バーバートンは、南アフリカがゴールドラッシュに沸いた1880年代にデカープ渓谷で金鉱が発見されたことにより誕生した町です。金の採掘によりバーバートンには莫大な利益がもたらされ、当時この地を支配していたトランスヴァール共和国ではじめのデ・カープ証券取引所が開設されました。さらに町には音楽ホールや社交場、ホテルなど多くの建物が建てられました。しかし、バーバートンの繁栄は長くは続かず、住民たちは新たな金鉱が発見されるとそちらへ移動してしまいました。また、ボーア戦争中には、イギリス軍によりボーア人(アフリカーナ)を収容する強制収容所が建設され、ここで216人ものボーア人が命を落としました。

現在もバーバートンには、ビクトリア様式の木造住宅や多くの歴史的建造物が残っています。バーバートンには、「ヘリテージ・ウォーク」という観光ルートがあり、歩きながらそれらの歴史的建造物や史跡を巡ることができます。いくつかの建物は、内部が博物館として一般公開されており、かつて金鉱山で栄えたバーバートンの人々の暮らしぶりを垣間見ることができます。ヘリテージ・ウォークのスタート地点となるバーバートン博物館では、地質や鉱山をはじめ、この地域の文化的な歴史に関する展示を見ることができます。

ベストシーズン

南半球に位置する南アフリカは、北半球とは逆の季節になります。夏は雨が多く、冬は乾燥した気候です、1年を通して観光を楽しめますが、比較的穏やかな気候の3月~6月中旬と8月~11月頃です。日中は暖かくても夜間は冷え込むので防寒対策は万全に。


  • 現地
  • プレトリア
  • ケープタウン
  • ダーバン
天気予取得中...
天気予取得中...
天気予取得中...
天気予取得中...
  • 緯度・経度:-25.8856, 31.0901
  • 住所:R40, South Africa
首都
プレトリア
面積
1,219,090 (km2)
人口
5,794万人 2018年
言語
アフリカーンス語、英語、バントゥー諸語(ズールー語、コサ語、北ソト語、ソト語、スワジ語、南ンデベレ語、ツォンガ語、ツワナ語、ヴェンダ語)の合計11言語
公用語
アフリカーンス語、英語、バントゥー諸語(ズールー語、コサ語、北ソト語、ソト語、スワジ語、南ンデベレ語、ツォンガ語、ツワナ語、ヴェンダ語)の合計11言語
通貨名
ランド 補助通貨はセント(1ZAR=100セント) ※本サイトではZARと表示
通貨レート情報取得中...
携帯会社SIM
Vodacom、MTN、Cell C、Telkomなど
最寄り空港からのアクセス方法

【クルーガー・ムプマランガ国際空港からのアクセス】
車で1~1.5時間