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南アフリカ

ビッグ・ホール

(Big Hole (Kimberley Diamond Mine))

概要

南アフリカの北ケープ州の州都キンバリーには、ビッグ・ホールと呼ばれるダイヤモンド採掘坑跡があります。穴の表面積は17ヘクタール 、幅463m、深さ240mにまで達し、手堀りで掘られた穴としては世界最大級を誇ります。現在は、観光スポットと整備されており、巨大なビッグ・ホールを上から眺めたり、隣接する博物館で採掘に関する展示を見ることができます。また周辺はダイヤモンドラッシュに沸いた当時の街並みが再現されており、当時の古い建物もあり、ノスタルジックな雰囲気を味わうことができます。


料金:(大人)100ZAR(4-12歳)60ZAR(学生)80ZAR
公式サイト:thebighole.co.za
(2020年3月現在)


見所ポイント

ダイヤモンドラッシュで生まれたビッグ・ホール
ビッグ・ホールの案内板

ビッグ・ホールの大きな特徴は、自然に形成されたものではなく、機械を一切使用せず人の手によって掘られた巨大な構造であること。元々ビッグ・ホールの場所は、何の変哲もない平らな頂上を持つ丘でした。1866年にオレンジ川岸でダイヤモンドが発見されたこときっかけに南アフリカ各地でダイヤモンドラッシュが起こり、その一つがキンバリーでした。キンバリーでダイヤモンドが発見されたのは1871年のことで、その後すぐに各地から一攫千金を夢見た何千人もの採掘者が集まり、ツルハシやシャベルを使って人力でダイヤモンドの採掘が行われました。採掘作業には常に危険が伴い、採掘中の事故で命を落としたり、野営のため水や栄養不足、不衛生な環境により多くの人々が危険に晒されていました。そのため、いつしか南アフリカではビッグ・ホールは呪われた鉱山と囁かれるようになりました。

キンバリーでは各々のグループが個別に採掘をしていましたが、1888年に一つの大きな鉱坑にまとめられ、セシル・ローズが創業したデビアス社が統括することになりました。露天掘りが危険で非効率的になってからはデビアス社により地下1097mに坑道が掘られました。こうしてビッグ・ホールでは、1914年に閉山するまでに2250万トンの土が掘削され、その中から2722kgものダイヤモンドが産出されました。ビッグ・ホールの深さは最終的に240mまで達し、手掘りの穴としては世界最大となりました。しかし、その後ビッグ・ホールは瓦礫で部分的に埋まり、深さは215mとなり、さらに雨水や地下水が溜まり湖のような姿へと変わりました。ビッグ・ホールの水深は約40mで、現在見られる穴の深さは175mほどとなっています。

観光地として生まれ変わったビッグ・ホール
ビッグ・ホールを見渡せるプラットホーム

1914年に閉山し、鉱山としての役割は終えましたが、その独特な景観はキンバリーを訪れる人々を魅了するようになり、キンバリーで初めてダイヤモンドが発見されてから100周年となる1971年にビッグ・ホールの隣にデビアス社が設立した博物館がオープンし、かつての鉱山は観光名所として生まれ変わりました。2002年から2005年にかけて行われた大規模な再開発では、ビッグ・ホール周辺には当時の街並みが再現されたエリアが新設されました。博物館内では、かつて採掘で使われていた道具をはじめ、写真や映像、様々な資料が展示されており、ビッグ・ホールや南アフリカのダイヤモンド採掘の歴史、当時のキンバリーの人々の暮らしぶりなどについて知ることができます。また原石から宝石になるまでの過程や世界最大のダイヤモンドの原石、宝石に加工された様々な色のダイヤモンドも実際に見ることができます。

博物館の目玉となっているのが、屋外にある展望プラットフォーム。ここからはビッグ・ホールを上から眺めることができ、壮大なスケールを実感することができます。この他にも地下鉱山の体験ができたり、地下鉱山の掘削に使用された大型の機械や鉱石を運ぶトロッコ列車、馬車、20世紀初頭の自動車など当時の様子や歴史を今に伝える貴重な展示を見ることができます。

ダイヤモンド鉱山で栄えたかつてのキンバリーの街並みを再現
かつての街並みを再現した博物館周辺

ダイヤモンドの発見により、採掘者だけでなく多くの商人もこの地に集まるようになり、やがて鉱山の周辺には町が築かれました。それが現在のキンバリーです。キンバリーは今でこそ静かな田舎町ですが、ダイヤモンドラッシュに沸いていた当時は活気に溢れ、まさにダイヤモンドと共に栄えた町でした。ビッグ・ホール周辺には、当時の古い建造物がいくつか移築されており、かつてキンバリーが鉱山の町として栄えた時代の街並みが再現されています。1877年にイギリスで建てられこの地に持ち込まれたというキンバリーで最も古い家をはじめ、ダイヤモンドの販売所や各種ショップ、写真館、銀行など様々な建物を見ることができます。まるで100年以上前の時代にタイムスリップしたような雰囲気を味わえ、歩いて見て回るだけでもワクワクしてきます。実際に営業しているバーもあるので、観光の途中にランチや休憩で利用してみるのもオススメです。またギフトショップでは、南アフリカ産の質の良いダイヤモンドが販売されているので、キンバリーを訪れた記念に購入してみてはいかがでしょうか。

キンバリーから世界企業に成長したデビアス
南アフリカで産出されたダイヤモンドの展示

キンバリーで創業したデビアス(De Beers)社は、瞬く間に世界的な有名企業となりました。デビアスという名前は、オランダ系移民の農夫ヨハネス・ニコラス・デビアとディーデリック・アーノルダス・デビア兄弟が所有していた農場が由来となっています。この農場からダイヤモンドが発見され、デビア兄弟は土地を売却を余儀なくされました。デビア兄弟は鉱山の所有者にはなれませんでしたが、彼らの名前に由来して会社の名前が命名されました。

デビアス社は、最盛期には世界シェア9割を占めるダイヤモンド産業の頂点に君臨しました。さらにダイヤモンドの流通から加工、販売まで管理し、一時はデビアス社の独占市場となっていました。

また「ダイヤモンドは永遠の輝き(A Diamond is Forever)」というスローガンのもと、デビアス社はダイヤモンドを広めるために映画やテレビ番組の中で結婚祝いにダイヤモンドを使ったり、有名人を広告塔にして雑誌や新聞に掲載したり、ファッションデザイナーやインフルエンサーを雇い流行させるなど積極的ダイヤモンドのPR活動を行いました。現在私たちが抱くダイヤモンドの不動の価値観は、このように20世紀にデビアス社のマーケティング戦略により築き上げられたものと言っても過言ではありません。

ベストシーズン

南半球に位置する南アフリカは、北半球とは逆の季節になります。内陸に位置するキンバリーは、夏(11月~3月)は気温が上がりますが、平均最高気温は29度前後で、最も暑い時期でも36度を超えることはほとんどありません。冬(6月~8月)でも日中は18度前後まで上がり、乾燥した穏やかな気候が続きます。ただし昼夜の寒暖差が激しいので防寒対策は必要です。観光は1年を通して楽しめます春から夏にかけてがオススメです。


  • 現地
  • プレトリア
  • ケープタウン
  • ダーバン
天気予取得中...
天気予取得中...
天気予取得中...
天気予取得中...
  • 緯度・経度:-28.7398, 24.7584
  • 住所:5 N Circular Rd, Kimberley, 8300, South Africa
首都
プレトリア
面積
1,219,090 (km2)
人口
5,794万人 2018年
言語
アフリカーンス語、英語、バントゥー諸語(ズールー語、コサ語、北ソト語、ソト語、スワジ語、南ンデベレ語、ツォンガ語、ツワナ語、ヴェンダ語)の合計11言語
公用語
アフリカーンス語、英語、バントゥー諸語(ズールー語、コサ語、北ソト語、ソト語、スワジ語、南ンデベレ語、ツォンガ語、ツワナ語、ヴェンダ語)の合計11言語
通貨名
ランド 補助通貨はセント(1ZAR=100セント) ※本サイトではZARと表示
通貨レート情報取得中...
携帯会社SIM
Vodacom、MTN、Cell C、Telkomなど
最寄り空港からのアクセス方法

【キンバリー空港からキンバリー市内】
<タクシー>
所要時間:(市内中心部)10~15分
目安料金:100ZAR前後~


(2020年3月現在)


最寄り空港詳細

  • キンバリー空港 (KIM)

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