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リトアニア

城博物館(クライペダ)

(Castle Museum (Klaipėda))

概要

クライペダの城博物館は、クライペダ城遺跡を利用した博物館です。クライペダ城が初めて歴史に登場するのは1252年のこと。ドイツ騎士団の軍事拠点として木造の城が築かれたのが始まりで、その後18世紀まで破壊と再建を繰り返しながら、徐々に堅牢な要塞へと発展しました。18世紀後半に軍事的役割を終え、徐々に荒廃し、廃墟となった城は19世紀後半には大部分が撤去されました。現在は、稜堡や塔の一部の遺構が残るのみで、要塞の地下室を利用した博物館では、クライペダの町や城の発展の歴史に関する展示が行われています。


営業時間:10:00-18:00 ※チケット販売は17:30まで
休業日:日曜、月曜、祝日
料金:(大人)1.74EUR(学生、シニア)0.87EUR
公式サイト:mlimuziejus.lt/
(2019年11月現在)


見所ポイント

幾多の戦いの舞台となったクライペダ城
クライペダ城と町の復元模型

クライペダ城は、1252年にドイツ騎士団によりダネ川の河口付近に軍事拠点として木造の城が築かれたのが始まりです。当時この地はドイツ語でメーメルブルク(Memelburg)という名で記録が残されています。その後クライペダ城は、何世紀にも渡り外部からの攻撃や火災による破壊と再建が繰り返され、徐々に要塞化し、1763年まで増強は続けられましたが、7年戦争が終結するとクライペダ城は軍事的重要性を失い、修復されることなく放棄され、廃墟と化してしましました。1770年以降、城は解体され、自治体により新たな建物の建材として売却され始め、19世紀後半には、残っていた建物も撤去されてしまいました。城の跡地は造船所などとして利用されていましたが、クライペダ城の歴史的価値が見直され、1968年から考古学的な発掘調査と保存が行われるようになりました。そして、クライペダの創立750周年となる2002年にクライペダ城の跡地に小リトアニア歴史博物館の分館として城博物館がオープンしました。城博物館は、17世紀に大砲が保管されていた要塞の地下室を利用しており、13世紀から20世紀までのクライペダ城と町の発展の歴史に関する展示が時代順に行われています。

要塞の地下壕を利用した城博物館
城博物館内の展示

城博物館は、要塞の地下壕だった場所を利用しているため、博物館内に入ると、地下通路のような細長い空間が広がっています。改装は行われていますが、壁はレンガが剥き出しの状態で当時の地下壕の雰囲気も感じ取ることができます。ドイツ騎士団に征服される前のこの地域一帯に住んでいた古プロセイン人の武器や装飾品などの展示から始まり、13世紀にクライペダ城と町が創設された展示へと続きます。また、城や旧市街から発掘された14世紀から15世紀の日用品、ルネサンス期の装飾タイルや醸造所の設備、鍛冶職人や靴職人の道具、伝統衣装を着たマネキンを利用して当時の町人の暮らしぶりや城の再建工事の様子を再現した展示、大砲などの武器類、18世紀から19世紀の交易品、1864年にクライペダで造船された帆船アキレス号の模型などクライペダと城の歴史に関する様々な品々が展示されています。その中でも城の敷地から発掘された16世紀のルネサンス期のピンクのダイヤモンドがはめ込まれたゴールドの指輪は、この博物館で最も貴重なコレクションの一つで必見です。

デジタル展示では、時代毎に徐々に強固な要塞に改築されていく様子や町の発展、町の名前の起源、17世紀の城の外観や敷地内をCGで再現した映像を見ることができます。

わずかな遺構のみが残るクライペダ城の敷地
敷地内から発掘された城の遺跡

城博物館は、城という名前がついていますが、実際には、稜堡と塔の一部、発掘された城の基礎部分の遺跡が残るのみで、城らしい建物はないため、知らなければ通り過ぎてしまうかもしれません。敷地内には、屋根が設けられた部分があり、発掘調査で発見された14世紀から17世紀の城と火薬塔の一部の遺跡が保存・展示されています。遺跡の背後には、要塞の名残りの堡塁や稜堡の一部があります。堡塁の上に上がれば、周辺の景色を見渡すことができます。かつてクライペダ城を囲っていた堀は、現在はヨットハーバーとなっており、小型ボートがたくさん停泊し、港町らしい光景が広がっています。

クライペダ城の敷地に2018年に新たにオープンした39/45博物館は、その数字が示すように第2次世界大戦中のクライペダの歴史に関する博物館です。1939年にクライペダはドイツに併合され、リトアニア人やユダヤ人が迫害に遭い、さらに1944年から1945年にかけてソ連軍の攻撃により町の60%近くの建物が破壊されるなど最も苦難な時代を経験しました。第2次世界大戦に使用された武器や当時の写真、書類、映像記録などを用いて、それらの悲劇の歴史が紹介されています。

クライペダの歴史が詰まった小リトアニア歴史博物館
18世紀の建物を利用した小リトアニア歴史博物館

小リトアニア歴史博物館は、18世紀末に建てられたクライペダの旧市街で最も古い建物の一つを利用した博物館です。先史時代から近代までのクライペダと周辺地域の歴史や文化について紹介しています。考古学的な発掘品や古い地図、家具や織物、衣装、木製彫刻、貨幣、クライペダのかつての町の模型、写真などの豊富なコレクションとともにドイツ騎士団の征服からその後プロイセン領としてクライペダがどのように発展したか、キリスト教文化とそれ以前の異教の文化、クライペダ地方独自の文化などについて幅広く知ることができます。貨幣の展示では、クライペダで発掘された2世紀頃のローマ帝国時代のコインもあり、バルト海沿岸部の人々とローマ帝国はその時代からすでに貿易関係があったことがわかります。19世紀末から20世紀初頭のクライペダ地域の住民の生活様式を再現した展示では、他のリトアニアの地域とは異なるドイツの影響も見られるクライペダ独自の伝統衣装やミトン、家具などを見ることができます。この他、養蜂やパン焼き、亜麻製品などに使用されていた道具や家庭用品も展示されています。

小リトアニア歴史博物館と城博物館の両方を訪れる場合は、鍛冶屋博物館も含めた3つの博物館で利用できるお得な共通チケットあるので、そちらを利用するのがオススメです。

ベストシーズン

リトアニアには四季があり、観光のベストシーズンは、最も過ごしやすい夏の6月~8月です。夏季は日照時間が長く、夜遅くまで明るいので、観光に十分な時間をとることができます。ただし朝晩は気温が下がるので、長袖の羽織りものがあった方がよいでしょう。メキシコ湾流の影響で高緯度の割には温暖ですが、冬は日照時間が短く、寒い日が続くので防寒対策は万全に。


  • 現地
  • ヴィリニュス
  • クライペダ
天気予取得中...
天気予取得中...
天気予取得中...
  • 緯度・経度:55.7060, 21.1297
  • 住所:Žvejų g. 27T, Klaipėda 91241, Lithuania
首都
ヴィリニュス
面積
65,300 (km2)
人口
279万人 2018年
言語
リトアニア語
公用語
リトアニア語
通貨名
ユーロ 補助通貨はセント ※本サイトではEURと表示
通貨レート情報取得中...
携帯会社SIM
Telia、Tele2、Biteなど
最寄り空港からのアクセス方法

【ヴィリニュス国際空港から市内】
<路線バス>
空港前のバス停から旧市街方面は88番(夜間は88N番)、中央駅は1、2番、市内中心部経由Fabijoniškės行きは3G番
所要時間:(市内中心部)20分前後
料金:1EUR


<空港バス(Airport Express)>
空港から中央駅までの直通バス
所要時間:約10分
料金:2EUR


<電車>
空港駅から中央駅まで運行
所要時間:8分
料金:0.70EUR


<タクシー>
所要時間:(市内中心部)10~15分
目安料金:(市内中心部)10EUR前後


【ヴィリニュスからクライペダ】
<バス>
ヴィリニュス・バス・ステーションからクライペダ行きのバスの乗車
所要時間:約4時間


参考サイト:autobusubilietai.lt


<電車>
ヴィリニュス駅からクライペダ行きの電車に乗車
所要時間:約4時間


参考サイト:traukiniobilietas.lt


※城博物館は、バス停「Teatro st.」から約5分、「Senamiesčio st.」から徒歩約10分


(2019年9月現在)


最寄り空港詳細

  • ヴィリニュス国際空港 (VNO)