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ポーランド

マルボルクのドイツ騎士団の城

(Castle of the Teutonic Order in Malbork)

概要

ポーランド北部の町マルボルクに残るマルボルク城は、中世の時代にバルト海域のプロセインで勢力をふるったドイツ騎士団の活動拠点として13世紀に建設されたレンガ造りの巨大な城塞です。15世紀以降は、ポーランド王国やプロイセン王国、スウェーデン、ナチスドイツとこの地の領有権が変わるたびに帰属も転々とし、第2次世界大戦では大きな被害を受けるなど、時代に翻弄され続けてきましたが、戦後修復が行われ、1997年にはユネスコの世界遺産に登録されました。現在は博物館として一般公開されており、多くの観光客が訪れる人気のスポットとなっています。


営業時間:(5−9月)9:00-19:00(10-4月)10:00-15:00
※祝日は、短縮営業もしくは延長営業(詳細はHP参照)
休業日:1/1、イースター、11/1、12/25
料金:45PLN(オーディオガイド含む)
公式サイト:zamek.malbork.pl
(2019年4月現在)


見所ポイント

時代に荒波に翻弄され続けたマルボルク城
ドイツ騎士団の歴代総長の中でも重要とされる4人の像

ドイツ騎士団は、1230年からプロセインのキリスト教化を開始し、その拠点のためにノガト川のほとりにマルボルク城を築きました。その後プロセインは、ドイツ騎士団国となり、1309年にドイツ騎士団国の本部がマルボルク城に移されると、騎士の増加に伴い約40年におよび拡張工事が行われ、城は強化されました。マルボルク城は、聖母マリアの城を意味しており、その名の通り、聖母マリアの絵画や彫刻装飾を敷地内の至るところで見ることができます。

ドイツ騎士団が去った15世紀以降は、所有権が何度も入れ替わりましたが、最も長く続いたポーランド王国時代には、王がこの地を訪れた際の滞在先として利用するために一部の部屋は改築されました。長い歴史の中で、火災による焼失や長い間放置された部分もありましたが、18世紀から19世紀にかけて大規模な復元工事が行われました。第2次世界大戦で再び大きな被害を受けましたが、戦後修復が行われ、現在では壮麗な姿を取り戻しています。

広大なマルボルク城の見学
マルボルク城前のチケット売り場のある広場

世界最大級のレンガ造りのゴシック建築であるマルボルク城は、中世のレンガ建築の城の優れた例証であることが評価され、1997年に「マルボルクのドイツ騎士団の城」としてユネスコの世界遺産に登録されました。現在は、博物館として一般公開されており、多くの観光客で賑わっています。マルボルク城は、21ヘクタールという広大な敷地を有し、見どころも多いため、全体を見て回るなら少なくとも3時間は時間に余裕を持っておきたいところ。城内の見学は、ガイドツアーに参加するか、オーディオガイドに沿って順路を進みます。オーディオガイドは、現在地を認識し、録音ガイドが自動で再生されるようになっていて、煩わしい操作もありません。ガイドツアーは、季節により開催日時が異なるので、利用を予定している場合は、事前にホームページでチェックしておくと安心です。

マルボルクは、ポーランド北部のバルト海に面した港町グダニスクか電車で30分ほど。グダニクスに滞在するならぜひこの壮麗なマルボルク城まで足を延ばしてみて下さいね。

中世の暖房システムが残る大食堂
教会のようなヴォールト天井が印象的な大食堂内

マルボルク城は、主に高城、中城、下城の3つのエリアで構成されています。敷地内に入り、すぐの場所にある下城は、14世紀から15世紀前半に増築されたエリアで、武器庫、穀物倉庫、厩舎、作業場、醸造所など日常生活の雑役を行う場でした。マルボルク城の見どころは、騎士団総長や司令官の執務や住居として使用されていた中城、宗教的役割を担っていた高城に多く集中しています。城内には、ドイツ騎士団の時代のものだけでなく、その後マルボルク城を所有していた各時代の王国の歴史的価値の高い美術品や調度品も多く展示されており、大小様々なホールや部屋が次から次へと現れます。

中城の大きな見どころとなっている大食堂は、ゴシック様式のヴォールト天井を持ち、壁にはフレスコ画が描かれており、まるで教会のような雰囲気を醸しています。大きな窓から差し込む自然光が内部を明るく照らし出します。この食堂で特に興味深いのが当時の床暖房システム。床をよく見ると通気口のようなものが設置されており、床下で熱せられた石の熱気がこの通気口を通して送られ、部屋全体を温めていました。19世紀に行われた改修で、この暖房設備が残る部屋は一部のみですが、かつては城全体にこの暖房設備が備えられていました。中世の時代からこのように暖房設備が発達していたことは驚きです。

ポーランドが世界に誇る琥珀の展示ルーム
貴重な琥珀の品々が展示された地下ホール

かつて倉庫として利用されていた中城の東棟の地下ホールには、琥珀の展示ルームがあります。ポーランドは琥珀の生産量世界一を誇り、特にグダニスク湾沿岸のこの地域は、古くから良質な琥珀の一大産地として知られ、ドイツ騎士団やポーランド王国の繁栄には欠かせないものでした。琥珀は、何千万年という長い年月をかけて樹脂が化石化したもので、展示ルームには、琥珀の原石はもちろん、植物や昆虫が閉じ込められた琥珀、琥珀で作られた装飾品や祭壇などの見応えのあるコレクションが並んでいます。マルチメディアを用いた展示では、琥珀の形成過程をわかりやすく解説しています。

中城の西棟は、総長の執務室や住居があったエリア。エントランスホールでは、植物模様のフレスコ画が描かれた華やかな天井を見ることができます。夏の食堂は、総長が来賓をもてなしていたダイニングルームで、中央に配置された柱が放射状に広がりを見せるヴォールト天井を支えているように見えます。現在は、壁も天井も白くシンプルな印象ですが、かつては壁は赤く塗られ、ぶどうの木をあしらった装飾で覆われ、窓にはステンドグラスがはめ込まれ、とても華やかな部屋でした。夏の食堂に繋がる明るく開放的な玄関口も印象的です。この他にも総長の寝室やプライベート・チャペルなども見ることができます。

静謐な雰囲気が漂う高城
井戸が残る高城の中庭

高城には、北棟の西側半分以上を占める大きな議会室、13世紀の創建当初から存在し、後に拡張された聖母マリア教会、歴代総長が埋葬されている聖アンナ礼拝堂、修道院や修道士の食堂などがあり、マルボルク城の宗教的な役割を担っていました。聖母マリア教会の東側の外壁には、14世紀に制作された高さ8mを超える色鮮やかな聖母子像があります。レンガ造りの回廊に囲まれた高城の中庭には井戸が残されており、この井戸の屋根にはキリスト教世界で犠牲のシンボルとされるペリカンの像が置かれています。高城には、展望塔があり、塔の上からは、城の目の前を流れるノガト川をはじめ、マルボルク周辺ののどかな景色を見晴らすことができます。

時間に余裕があれば、ノガト川にかかる橋から対岸にも渡ってみて下さい。対岸から見るマルボルク城の雄姿は圧巻です。

おすすめのツアー・アクティビティ

ツアー・アクティビティ名 所要時間 詳細
グダニスク旧市街とマルボルク城 終日観光ツアー<貸切/日本語または英語ガイド>1日

veltra.com

ベストシーズン

バルト海沿岸にほど近いマルボルクは、ポーランド内陸部に比べると温暖な気候です。観光のベストシーズンは、最も過ごしやすい6月~8月です。夏季は日照時間が長く、夜9時頃まで明るいので観光に十分時間を取ることができます。ただし夏でも朝晩は冷えるので長袖の羽織ものがあった方がよいでしょう。一方、冬は日照時間が短くなり、厳しい寒さとなるので防寒対策は万全に。


  • 現地
  • ワルシャワ
  • クラクフ
天気予取得中...
天気予取得中...
天気予取得中...
  • 緯度・経度:54.0394, 19.0276
  • 住所:Zamek Wysoki, 82-200 Malbork, Poland
首都
ワルシャワ
面積
312,685 (km2)
人口
3,797万人 2017年
言語
ポーランド語
公用語
ポーランド語
通貨名
ズウォティ 補助通貨はグロシュ ※本サイトではPLNと表示
通貨レート情報取得中...
携帯会社SIM
Play、Orange、Plus、T-Mobile
最寄り空港からのアクセス方法

【ワルシャワ・ショパン空港から市内】
<電車>
S2、S3(SKM社)、RL(KM社)が市内中心部まで運行
所要時間:(ワルシャワ中央駅)20分
料金:4.4PLN


<バス>
(中央駅)
175番バス
所要時間:約20~30分
料金:4.4PLN


<タクシー>
メーター制
所要時間:(市内中心部)20~30分
目安料金:40PLN前後


【ワルシャワからマルボルク城】
ワルシャワ中央駅からもしくは東駅からグダニスク方面行きの電車に乗車→ Malbork駅下車→徒歩約20分


所要時間:約3時間


(2019年3月現在)


最寄り空港詳細

  • ワルシャワ・ショパン空港 (WAW)

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