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リトアニア

聖ペテロ&パウロ大聖堂(カウナス)

(Cathedral Basilica of apostles St. Peter and St. Paul of Kaunas)

概要

カウナスの旧市街の中心部にある聖ペテロ&パウロ大聖堂は、カウナス教区の中心となる司教座聖堂です。15世紀に創建されたリトアニア最大のゴシック建築で、ゴシック様式の教会としては国内で唯一のバシリカのフロアプランを持っています。現在見られる大聖堂は、長い歴史の中で何度か再建や改築が行われたため、ルネサンス様式やバロック様式、クラシカル様式など複数の建築様式が融合しています。フレスコ画や彫刻装飾が施された美しいインテリアは、大きな見どころとなっています。


公式サイト:kaunoarkikatedra.lt


見所ポイント

複数の様式が融合した聖ペテロ&パウロ大聖堂
ルネサンス様式のファサード

聖ペテロ&パウロ大聖堂は、長さ84m、高さ28m、幅34mあり、リトアニア最大のゴシック様式の教会です。創建年は、はっきりとはわかっていませんが、歴史的文献に初めて登場するのは、1413年のことで、ヴィータウタス大公により建設が開始されたものと考えられています。教会が完成したのは、17世紀に入ってからのこと。その後戦争や火災により再建や改築が何度か繰り返され、外観はゴシック様式とルネサンス様式、内部はバロック様式とクラシカル様式の特徴が見られます。このように数世紀に渡る再建や改修により外観と内装で大きく異なる様式が見られる建築は、リトアニアでは珍しくありません。

聖ペテロ&パウロ大聖堂は、もともとは教区教会でしたが、1895年にローマ教皇レオ13世により大聖堂に昇格し、さらに1926年にリトアニアの教区が再編された後、ローマ教皇ピウス11世によりカウナスの大司教座聖堂の称号を与えられました。第2次世界大戦後のソ連時代には、教区教会となりましたが、1989年にリトアニア初の枢機卿の拠点となり、現在は再びカウナス教区の司教座聖堂となっています。

聖ペテロ&パウロ大聖堂には、歴代の司教や著名な聖職者も埋葬されており、南側の壁面には、リトアニアで最も有名な詩人の一人で司祭だったマイロニスの墓碑があります。

華やかなインテリア
華やかな装飾で飾られた大聖堂内部

外観は、装飾の少ない赤レンガ造りのシンプルな建物ですが、内部に入るとその印象はガラリと変わります。壁や天井に描かれたパステルカラーの美しいフレスコ画やバロック様式の豪華な彫刻装飾に囲まれ、優美で華やかな雰囲気に包まれています。現在見られるインテリアのほとんどは、18世紀後半にポーランド・リトアニア共和国の最後の王スタニスワフ2世アウグストにより改装されたもので、全体的に後期バロック様式からクラシカル様式の装飾で統一されました。この時に作られた7つの祭壇や説教壇は、天使や植物模様をモチーフにした華やかなバロック様式の彫刻装飾で飾られています。主祭壇は、中央にキリストの磔刑、その周りには使徒の彫刻像が配置され、天井まで華やかな彫刻装飾で飾られています。

聖具室の天井には、六角形や八角形の独特な星型模様が特徴的なゴシック様式のヴォールト天井が見られます。これは大聖堂内部で唯一残る15世期末のゴシック期の貴重な装飾構造で、当時の石積みの高い技術力の証となってます。身廊のアーチの上の壁面には、19世紀末に描かれた8つの絵画があり、それぞれ聖ペテロと聖パウロの生涯の重要な出来事が描かれています。入口の上部に設置されているパイプオルガンは、1882年にヴィリニュスのオルガン職人Juozapas Radavičiusにより作られたもので、1983年まではリトアニア最大の大きさを誇っていました。

聖ヨハネ・パウロ2世の祭壇と奇跡の力を持つ聖母マリアの祭壇
身廊沿いに並ぶ祭壇

大聖堂内部には、合計9つの祭壇があり、その中で最も新しいものは、第264代ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世に捧げられた祭壇です。ヨハネ・パウロ2世は、1993年にリトアニアを訪問した際に聖ペテロ&パウロ大聖堂を訪れており、その20周年となる2013年に祭壇が設けられました。ヨハネ・パウロ2世の祭壇には、ヨハネ・パウロ2世の肖像画と聖遺物が祀られています。ヨハネ・パウロ2世は、2014年には聖人に列せられました。

ヨハネ・パウロ2世の祭壇の南側にある聖母マリアの祭壇の絵画「悲しみの聖母」は、聖ペテロ&パウロ大聖堂内で最も古く、16世紀後半から17世紀初頭に描かれたもの。この聖母の絵には、奇跡の力があると信じられており、多くの巡礼者が礼拝に訪れています。「悲しみの聖母」は、その神聖さを保護するために金属のケースで覆われ、絵画の周りには、信者からの奉納品が飾られています。

北側の側廊にある17世紀後半に制作された「聖母被昇天の祭壇」は、この大聖堂で最も古い祭壇で、唯一現存する木製のバロック期の作品です。祭壇は上下2段になっており、下段に聖母マリアの被昇天と上段に天国の聖母マリアが描かれています。下段の聖母マリアの絵画は、18世紀初頭から金属製の王冠と衣装で覆われるようになりました。これは聖母マリアが持つ神聖さを表しています。上段の絵画の周りには、天国の女王としての聖母マリアを称える8つのメダル型の装飾が飾られており、柱やその他の部分にも植物模様や天使像などバロックらしい装飾性の高い彫刻が施されています。

ネオ・ゴシック様式の聖体礼拝堂
聖体礼拝堂の木製の祭壇

19世紀後半の改修の際に、大聖堂の南東に新たに作られた聖体礼拝堂は、祭壇、説教壇、オルガン、ベンチなどの木製の家具や調度品が備えられ、壁で仕切られた独立型の礼拝堂となっています。聖体礼拝堂の装飾はすべてネオ・ゴシック様式に統一されており、大聖堂のインテリアとは雰囲気もかなり異なります。繊細な木彫りの装飾が施された洗礼者ヨハネの祭壇の中央には、イエスの洗礼と聖カジミエラス、聖スタニスラウスが描かれています。この礼拝堂は、19世紀に建てられたリトアニアのネオゴシック建築としては最も素晴らしいものの一つとされています。床には、2001年にこの礼拝堂に埋葬された枢機卿Vincent Sladkeviciusの白い大理石の墓碑があります。

ベストシーズン

リトアニアには四季があり、観光のベストシーズンは、最も過ごしやすい夏の6月~8月です。夏季は日照時間が長く、夜遅くまで明るいので、観光に十分な時間をとることができます。ただし朝晩は気温が下がるので、長袖の羽織りものがあった方がよいでしょう。メキシコ湾流の影響で高緯度の割には温暖ですが、冬は日照時間が短く、寒い日が続くので防寒対策は万全に。


  • 現地
  • ヴィリニュス
  • クライペダ
天気予取得中...
天気予取得中...
天気予取得中...
  • 緯度・経度:54.8972, 23.8891
  • 住所:Vilniaus gatvė 1, Kaunas 44281, Lithuania
首都
ヴィリニュス
面積
65,300 (km2)
人口
279万人 2018年
言語
リトアニア語
公用語
リトアニア語
通貨名
ユーロ 補助通貨はセント ※本サイトではEURと表示
通貨レート情報取得中...
携帯会社SIM
Telia、Tele2、Biteなど
最寄り空港からのアクセス方法

【ヴィリニュス国際空港から市内】
<路線バス>
空港前のバス停から旧市街方面は88番(夜間は88N番)、中央駅は1、2番、市内中心部経由Fabijoniškės行きは3G番
所要時間:(市内中心部)20分前後
料金:1EUR


<空港バス(Airport Express)>
空港から中央駅までの直通バス
所要時間:約10分
料金:2EUR


<電車>
空港駅から中央駅まで運行
所要時間:8分
料金:0.70EUR


<タクシー>
所要時間:(市内中心部)10~15分
目安料金:(市内中心部)10EUR前後


【ヴィリニュスからカウナス】
<バス>
ヴィリニュス・バス・ステーションからカウナス行きのバスの乗車
所要時間:約1.5時間


参考サイト:autobusubilietai.lt


<電車>
ヴィリニュス駅からカウナス行きの電車に乗車
所要時間:1時間~1時間20分


参考サイト:traukiniobilietas.lt


※聖ペテロ&パウロ大聖堂はバス停「カウナス城前(Kauno pilis)」から徒歩3分


(2019年9月現在)


最寄り空港詳細

  • ヴィリニュス国際空港 (VNO)