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ベルギー

聖母大聖堂(アントワープ)

(Cathedral of Our Lady, Antwerp)

概要

アントワープの聖母大聖堂は、約170年の歳月をかけて16世紀に完成したローマ・カトリックの教会で、フランドル地方最大のゴシック様式の建築物です。大聖堂内部に飾られた「キリストの降架」をはじめとしたルーベンスの傑作4点は大きな見どころとなっています。高さ123mの鐘楼は、「ベルギーとフランスの鐘楼群」の一部としてユネスコの世界遺産に登録されています。また、児童文学「フランダースの犬」の舞台になった場所としても知られています。


営業時間:(月曜-金曜)10:00-17:00(土曜)10:00-15:00(日曜)13:00-17:00
料金:(一般)6EUR(20人以上の団体、学生、60歳以上)4EUR ※12歳未満は無料
公式サイト:dekathedraal.be
(2019年2月現在)


見所ポイント

フランドル地方最大級のゴシック建築
精緻な彫刻で飾られた入口のアーチ

聖母大聖堂は、その名の通り、アントワープの守護聖人聖母マリアに捧げられたローマ・カトリックの大聖堂で、現在もアントワープ教区の司教座聖堂として、多くの人々の信仰の場となっています。元は、10世紀頃に小さな礼拝堂が建てられたのが始まりで、12世紀にはロマネスク様式の教会に建て変えられました。現在の壮麗なゴシック様式の大聖堂は、16世紀に完成したものですが、その後長い歴史の中で度々火災や戦争の被害に遭い、修復や改築が繰り返されてきました。

西側のファサードには高さの異なる2つの塔があり、世界遺産に登録されている高さ123mの北側の鐘楼は、町のランドマークになっています。この鐘楼には、47の鐘からなるカリヨンが設置されており、今でも美しい音色を奏でています。南側の塔は、財政難や建築方針の変更により未完のまま現在に至っています。ファサードのアーチを飾る見事な彫刻もぜひ立ち止まって鑑賞してみて下さい。

聖母大聖堂が誇るルーベンスの傑作
ルーベンスの最高傑作の一つと言われる「キリストの降架」

聖母大聖堂の大きな見どころとなっているのがルーベンスの作品。バロック美術の巨匠ルーベンスは、17世紀に教会や宮廷、貴族や民間人など幅広い顧客のために数多くの芸術作品を生み出したフランドル画家で、アントワープを中心にヨーロッパで広く活躍しました。

聖母大聖堂では、ルーベンスの最高傑作の一つ「キリストの降架」をはじめ、「キリストの昇架」、「聖母被昇天」、「キリスト復活」の4点のルーベンス作品を鑑賞することができます。これら4点の内、「キリストの昇架」を除く3点はこの大聖堂のために描かれたものですが、「キリストの昇架」は、かつてアントワープのステーン城近くに存在した聖ヴァルブルギス教会の祭壇画として描かれたものでした。ナポレンオンの支配下でパリに持ち去られましたが、1815年にアントワープに返還され、それ以降は聖母大聖堂に置かれています。

ルーベンスの作品4点を見比べてみよう
主祭壇を飾る「聖母被昇天」

三連祭壇画「キリストの昇架」と「キリストの降架」は、主祭壇手前の両脇に対になるように飾られています。2つの絵のスタイルに違いは見られるものの、ダイナミックで肉感溢れる人物描写は、ルーベンスらしいバロック美術の特徴がよく表れており、圧倒的な存在感を放っています。

主祭壇を飾る「聖母被昇天」は、ルーベンス49歳の時の作品です。聖母マリアが墓から天使たちにより天に運び上げられる様子が柔らかなタッチで描かれています。聖母マリアの下に描かれている赤い服の女性は、この絵の完成時に亡くなったルーベンスの妻イザベラ・ブラントです。

「キリスト復活」は、印刷業で成功を収めたプランタン・モレトゥス家のヤン・モレトゥスとマルティナ・プランタン夫妻の礼拝堂のために描かれた三連祭壇画です。中央のパネルにキリストの復活、左右のパネルに夫妻の守護聖人である洗礼者ヨハネと聖マルティナがそれぞれ描かれています。

ルーベンスだけじゃない!聖母大聖堂の見どころ
シュフットの「聖母被昇天」が描かれた祝福の塔のドーム天井

大聖堂内部は、天井が高く、白を基調とした明るい内装で、教会ならではの厳かな雰囲気に包まれています。天窓から光が差し込むと白い壁や柱を反射して、より一層輝きを増します。ルーベンスの作品以外にも見どころはまだまだあります。

聖母大聖堂の中でも一際大きなマリア礼拝堂には、木製のアントワープの聖母像が祀られています。穏やかな表情の中にも威厳が感じられる聖母像は、定期的に衣装替えが行われています。マリア礼拝堂の入口には、カララ産の大理石の聖母子像があります。これは1350年頃にマースランド地方の大理石彫刻の巨匠と呼ばれていた匿名の彫刻家により制作されたもの。衣装のドレープや優雅な立ち姿は、14世紀の宮廷文化が反映されています。

身廊と翼廊の交差部分を見上げると、大聖堂内部で最も高いドーム天井があります。このドーム部分は祝福の塔と呼ばれ、高さ43mの天井部分には、コルネーリス・シュフットの「聖母被昇天」のフレスコ画が描かれています。遠近法で描かれたこのフレスコ画は奥行きが感じられ、空がどこまでも続いているように見えます。

この他にも主祭壇の裏側にあるアブラハム・マティセンスによって描かれた「聖母の死」、秘跡礼拝堂に置かれた契約の櫃型の聖櫃、精緻な彫刻が施された説教壇や聖歌隊席、美しいバロック装飾が施されたパイプオルガンなど様々な時代の美術品や装飾品で彩られています。訪れた際は心穏やかにして、これらの芸術作品とじっくり向き合ってみて下さい。

「フランダースの犬」の舞台となった聖母大聖堂の今
大聖堂前の広場にあるネロとパロラッシュのモニュメント

聖母大聖堂は、イギリスの児童文学「フランダースの犬」の舞台として描かれた場所。特に日本ではテレビアニメシリーズの最終回に主人公ネロと愛犬パトラッシュが教会で天に召されるシーンとしてお馴染みです。ネロの死という悲しい結末を迎える物語ですが、過酷な現実の中でも教会や芸術が、人の心に安らぎや希望を与える存在意義も同時に感じられます。

一方、現地アントワープでは、「フランダースの犬」の存在はほとんど知られていませんでした。しかし、ネロが憧れたルーベンスの絵を鑑賞するために訪れる日本人観光客により、現地でも「フランダースの犬」のことが徐々に知れ渡り、銅像などが建てられるようになりました。

2016年には、大聖堂前の広場に新たにネロとパロラッシュの可愛らしいモニュメントが誕生しました。石畳のブランケットに包まれて安らかに眠る姿は、ネロとパトラッシュの純粋な友情を象徴していて、見る人の心を和ませてくれます。

おすすめのツアー・アクティビティ

ツアー・アクティビティ名 所要時間 詳細
【列車でベルギー2都市巡り】アントワープ&ブルージュ☆ブルージュで運河クルーズ付<終日/日本語ガイド/ブリュッセル発> by Belgium EXPRESS1日

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ブリュッセル発近郊ツアー フランダースの犬の舞台☆アントワープ日帰りツアー<午後/英語>6時間

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ベストシーズン

ベルギーには、四季があり、観光のベストシーズンは、最も過ごしやすい夏の6月~8月です。夏季は日照時間が長く、夜10時頃まで明るいので観光に十分時間を取ることができます。一方、冬は日照時間が短くなり、厳しい寒さとなるので防寒対策は万全に。


  • 現地
  • ブリュッセル
天気予取得中...
天気予取得中...
  • 緯度・経度:51.2203, 4.4012
  • 住所:Onze-Lieve-Vrouwekathedraal Antwerpen, Info Cathedral, Groenplaats 21, 2000 Antwerpen, Belgium
首都
ブリュッセル
面積
30,528 (km2)
人口
1,135万人 2017年
言語
オランダ語(フラマン語)、フランス語、ドイツ語
公用語
オランダ語(フラマン語)、フランス語、ドイツ語
通貨名
ユーロ 補助通貨はセント ※本サイトではEURと表示
通貨レート情報取得中...
携帯会社SIM
Proximus、Orange、BASE
最寄り空港からのアクセス方法

【ブリュッセル空港からアントワープ】
<電車(IC)>
所要時間:約30分
料金:11.60EUR


【アントワープ市内からのアクセス】
地下鉄もしくはトラムGroenplaats駅から徒歩3分


(2019年2月現在)


最寄り空港詳細

  • ブリュッセル空港 (BRU)