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リトアニア

聖アンナ教会(ヴィリニュス)

(Church of St Anne, Vilnius)

概要

聖アンナ(オノス)教会は、1495年から1500年にかけて建設されたカトリックの教会です。長い歴史の中で幾多の戦禍をくぐり抜け、現在も創建当時の外観をほぼ留めており、ヴィリニュスの旧市街の中でも貴重な歴史的建築物の一つです。フランボワイアン様式の華やかなファサードは、33種類の異なる形のレンガが組み合わされ直線と曲線が見事に表現されています。リトアニアの後期ゴシック様式の最高傑作と称されており、かのナポレオンをも魅了したという伝説が残されています。


営業時間:(5月-9月)11:00-18:00(10月-4月)17:00-19:00


見所ポイント

ナポレンを魅了したリトアニアの後期ゴシック建築の最高傑作
装飾性の高い聖アンナ教会のファサード

聖アンナ教会があるこの場所には、もともとは14世紀にリトアニア大公ヴィタウタスの妻アンナを称えて建てられた木造の教会があったとされています。当時はカトリック教徒のドイツ人やヴィリニュスを訪れるカトリック教徒の礼拝の場として使用されていましたが、1419年に焼失してしまいました。現在見られる聖アンナ教会は、ポーランド王兼リトアニア大公アレクサンデルの命で1495年から1500年にかけて再建されたもの。外観はそれ以来ほとんど変わっておらず、500年以上経った今でも当時の姿をほぼ留めているヴィリニュスの旧市街の中でも非常に希少な教会建築で、世界遺産「ヴィリニュス歴史地区」の重要な構成要素の一つでもあります。

聖アンナ教会の建設には、33種類の異なる形状のレンガを組み合わせた斬新な手法が用いられています。優美なアーチに透かし細工のような装飾性の高い尖塔が天に向かってそびえ、赤レンガと相まって炎が燃え上がるような躍動感あるフランボワイアン様式(後期ゴシック)の華やかなファサードが印象的で思わず立ち止まって見入ってしまいます。そのあまりの美しさは、かのナポレオンをも魅了しました。伝説によると、ナポレオンは、1812年のロシア遠征の途中でこの教会を目にして、「手の平に乗せてパリに持ち帰りたい」と語ったと言われています。しかし、実際はナポレオン軍の軍需倉庫として使用され、その時に教会内部は大きな損傷を受けました。

聖アンナ教会の隣には、1870年代に教会の様式を模して建てられたゴシック様式の鐘楼があります。

聖アンナ教会のインテリア
ステンドグラスから差し込む光が美しい教会内部

華やかな外観が注目されがちな聖アンナ教会ですが、内部もぜひ見学しておきたいところ。教会内部は、重厚なレンガ・ゴシックの外観とは印象がガラリと異なり、白とブラウンを基調とした単身廊の構造で、それほど広くはありませんが、明るさの中にも厳かな雰囲気が感じられるインテリアです。3つのバロック様式の石造りの祭壇は18世紀半ばに作られたもの。特に、天井まで届く高さの主祭壇は迫力満点で、中央には、この教会の守護聖人である聖アンナと聖母子の3世代(聖アンナの娘聖母マリアとその子イエス)が描かれています。また、レンガで描いた優美な曲線が美しいヴォールト天井や格子柄のデザインが施された床も印象的です。大きなステンドグラスの窓から自然光が差し込むと、教会内部はカラフルに彩られ神秘的な雰囲気に包まれます。

激動の時代を乗り越えてきたベルナルディン教会と修道院
聖アンナ教会に隣接するベルナルディン教会

聖アンナ教会の奥には、隣接するようにベルナルディン教会(アッシジの聖フランシスコ教会)及び修道院があります。

ベルナルディン教会は、もともとは、15世紀にヴィリニュスにやってきたベルナルディンの修道士たちにより木造の教会が建てられたのが起源となっています。16世紀初頭に現在見られる教会に再建されました。この時、ベルナルディン教会は同時期に建設されたヴィリニュスの城壁の一部に組み込まれたため、壁面には銃眼が設けられました。17世紀の北方戦争ではモスクワ軍の攻撃によりベルナルディン教会と修道院は大きな被害を受け、その後再建されました。1863年の反ロシア蜂起で修道院は閉鎖に追い込まれ、さらに第2次世界大戦後のソ連時代には教会も閉鎖され、建物は芸術アカデミーに転用されていました。リトアニア独立後の1994年から再び教会として機能しています。ゴシック様式のファサードの上部は、17世紀にルネサンス様式の三角のペディメントが増築されました。ペディメントの中央には、「磔のキリスト」のフレスコ画が描かれています。ペディメントの両脇には、八角形の塔が備わっています。聖アンナ教会と比べると規模が大きく、また何世紀にも渡り再建と改築が繰り返されたため、ルネサンス様式やバロック様式の建築や装飾が見られるのも特徴です。聖アンナ教会と並び、リトアニアを代表するレンガ・ゴシック建築の一つとなっています。

様々な時代の芸術様式が融合したベルナルディン教会の内部
木製の祭壇が印象的なベルナルディン教会内部

ベルナルディン教会の内部もゴシック様式建築やバロック様式の装飾など16世紀から20世紀までの異なる時代の様式が混在し、この教会が辿ってきた長い歴史が感じられるユニークなインテリアです。教会に入ってまず最初に目を引くのが、ズラリと並ぶバロック様式の木製の祭壇の数々。これらは18世紀に制作されたもので、特に聖人や天使をかたどった精緻な木彫りの装飾が印象的です。主祭壇の中央には奇跡を起こすとされている金箔が施された十字架が掲げられています。北側の壁面に残る多色の壁画も大きな見どころの一つ。この壁画は、16世紀初頭に描かれたもので、1980年代に壁画を覆っていた装飾の下から偶然発見され、その後修復が行われました。主題の構成や表現方法はルネサンス期の特徴を持ちながら、作風はゴシック様式で描かれており、世界的にも珍しく、非常に貴重なものとみなされています。入口の上部には、1760年代にドイツの著名なオルガン職人Nicolaus Jantzonが手がけたパイプオルガンがあります。

聖アンナ教会とベルナルディン教会は、それぞれに異なる特徴を持っており、両方の教会を訪れて見比べてみるのも興味深いものがあります。

おすすめのツアー・アクティビティ

ツアー・アクティビティ名 所要時間 詳細
リトアニア首都 世界遺産ヴィリニュス市内半日ツアー<貸切/ヴィリニュス発>3時間

veltra.com

ベストシーズン

リトアニアには四季があり、観光のベストシーズンは、最も過ごしやすい夏の6月~8月です。夏季は日照時間が長く、夜遅くまで明るいので、観光に十分な時間をとることができます。ただし朝晩は気温が下がるので、長袖の羽織りものがあった方がよいでしょう。メキシコ湾流の影響で高緯度の割には温暖ですが、冬は日照時間が短く、寒い日が続くので防寒対策は万全に。


  • 現地
  • ヴィリニュス
  • クライペダ
天気予取得中...
天気予取得中...
天気予取得中...
  • 緯度・経度:54.6831, 25.2930
  • 住所:Maironio g. 8, Vilnius 01124, Lithuania
首都
ヴィリニュス
面積
65,300 (km2)
人口
279万人 2018年
言語
リトアニア語
公用語
リトアニア語
通貨名
ユーロ 補助通貨はセント ※本サイトではEURと表示
通貨レート情報取得中...
携帯会社SIM
Telia、Tele2、Biteなど
最寄り空港からのアクセス方法

【ヴィリニュス国際空港から市内】
<路線バス>
空港前のバス停から旧市街方面は88番(夜間は88N番)、中央駅は1、2番、市内中心部経由Fabijoniškės行きは3G番
所要時間:(市内中心部)20分前後
料金:1EUR


<空港バス(Airport Express)>
空港から中央駅までの直通バス
所要時間:約10分
料金:2EUR


<電車>
空港駅から中央駅まで運行
所要時間:8分
料金:0.70EUR


<タクシー>
所要時間:(市内中心部)10~15分
目安料金:(市内中心部)10EUR前後


【ヴィリニュス市内のアクセス】
夜明けの門から徒歩約15分


(2019年9月現在)


最寄り空港詳細

  • ヴィリニュス国際空港 (VNO)