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リトアニア

クルシュー砂州(リトアニア)

(Curonian Spit, Lithuania)

概要

クライペダの対岸には、南北に98kmに渡ってバルト海とクルシュー・ラグーンを隔てる細長く湾曲したクルシュー砂州があり、北側の52kmがリトアニア領に属し、残りがロシアの飛び地カリーニングラード州に属しています。長い年月をかけて波や潮流による堆積物で形成されたクルシュー砂州には、古くから人類が暮らしてきました。自然の浸食作用や森林破壊に直面しながらも、この土地の人々の絶え間ない努力で守られてきた文化的景観が評価され、クルシュー砂州は2000年にユネスコの世界遺産に登録されました。


見所ポイント

世界遺産クルシュー砂州とは
海水浴客で賑わうクルシュー砂州のビーチ

クルシュー砂州は、リトアニアとロシアの2ヶ国にまたがる世界遺産で、その大部分が国立公園に指定され保護されています。クルシュー砂州は、モレーン(氷河が流れる際に削り取られた岩や土砂が堆積した地形)の島々が波と潮流によって堆積した砂で繋がり、紀元前3000年頃に現在のような細長い砂州が形成されたものとされています。しかし、16世紀に入ると過放牧や樹木の大量伐採で砂漠化が進みました。現在のように森林に覆われたクルシュー砂州の美しい景観は、緑地活動を行ってきた人々の努力の賜物で、しばしば「海と風と人間が作った自然の奇跡」とも言われています。

バルト海に面したクルシュー砂州の西側は、砂浜のロングビーチが続いており、夏は海水浴客で賑わいます。現在、内海に面したクルシュー砂州の東側には、9つの町や集落があり、その内北部の6つがリトアニア領に属しています。また、クルシュー砂州は、ヨーロッパで最も高い移動性の砂丘のある場所で、平均約35m、高いところでは60mにまで達します。

クライペダからフェリーで行くクルシュー砂州
クライペダ・スミルティネ間のフェリー

クルシュー砂州の玄関口となるのが対岸の町クライペダです。リトアニア本土とクルシュー砂州の間には、クルシュー・ラグーンが広がっており、陸や橋では繋がっておらず、クライペダからクルシュー砂州へ行く場合は、まずフェリーで北部のスミルティネ(Smiltynė)に渡ります。クライペダには、新旧2ヶ所のフェリー・ターミナルがあり、旧ターミナルは、歩行者と自転車のみなので、車で行く場合は新ターミナルを利用しましょう。また夏季は、クライペダからニダ(Nida)やヨードクランテ(Juodkrantė)行きの船も出ています。スミルティネと南端の町ニダ間はバスが運行されており、所要時間は1時間ほど。途中の町や村も経由するので、途中下車することも可能です。クルシュー砂州へは、クライペダから日帰りで訪れることもできますが、日程に余裕があればぜひ宿泊してユニークな自然を満喫したいところ。クルシュー砂州のバスの本数はそれほど多くないので、日帰りで訪れる場合は、できるだけ早めの時間に向かうことをオススメします。

北部スミルティネの散策
水族館とスミルティネ・ビーチ

クルシュー砂州の北端には、19世紀の要塞跡地を利用したリトアニア海洋博物館と水族館、イルカ館があり、クライペダから気軽に訪れることができるレジャースポットとして人気を集めています。水族館では、リトアニアの淡水魚、サメやエイ、タコ、色鮮やかな熱帯魚、サンゴなど大小様々な海の生物に出会えます。巨大な水槽の底に設置された長さ約20mのアクリルトンネルでは、魚たちが頭上を泳ぐ姿を見ることができ、まるで海底を歩いているような気分を味わえます。屋外プールには、ペンギンやアザラシ、アシカが飼育されており、ヨチヨチ歩くペンギンや地面に寝そべっているアザラシなどの可愛らしい姿を見ることができます。イルカ館で行われるイルカーショーはこの水族館の目玉となっています。この他にも、リトアニアの航海の歴史やクルシュー・ラグーンでの伝統的漁業、海洋生物や海鳥の生態についてなど海に関する幅広い展示を見ることができます。

スミルティネの港から水族館まではクルシュー・ラグーン沿いに遊歩道が整備されているのでのんびり歩いて向かうもよし、機関車型の電気自動車や馬車を利用して観光気分を味わいながら向かうこともできます。途中には、漁師村を再現した野外博物館やかつての漁船の屋外展示もあるので、ぜひ立ち寄ってみて下さい。また、スミルティネ・ビーチは、港から歩いてアクセスできる距離にあり、クライペダから日帰りで海水浴を楽しめます。

文化的景観の残るリゾート「ニダ」
ニダの漁師民族博物館

リトアニア領の最南端にあるクルシュー砂州の最大の町ニダは、穏やかな雰囲気が漂うリゾート地で、夏はリトアニア国内外から多くの観光客が訪れています。ニダから4kmほど南下するとロシアとの国境があります。町には宿泊施設やレストラン、カフェが軒を連ねており、この町独自の伝統的な木造家屋やユニークなデザインの風向計が並ぶ素朴な街並みも魅力の一つとなっています。港の近くには、20世紀初頭の漁師の家が博物館として一般公開されており、家の中は当時の暮らしぶりが再現されています。

ニダ周辺は、散策路が整備されており、順路に沿って歩くと日時計や彫刻、灯台などひと通りの見どころを回ることができます。ニダの南側は、広大な砂丘がロシア領まで広がっていて、砂丘の上に登ることができます。砂丘の上からはクルシュー砂州のロシア領や穏やかなクルシュー・ラグーン、ニダの町並みなどの美しい景色を見晴らすことができます。また、ニダから西側に行けば、広大な砂浜が広がる美しいビーチに出ることができ、夏は海水浴を楽しめます。

灰色の砂丘とネリンガ伝説
遊歩道が敷かれた砂丘

スミルティネから南に31km、ヨードクランテとペルヴァルカ(Pervalka)の間には、灰色の砂丘または死の砂丘(Negyvosios kopos)と呼ばれる砂丘があり、特別自然保護区域となっています。ここには、砂丘に飲み込まれてしまったナグレイ(Nagliai)という町がかつてありました。この砂丘には、観光用の1.1kmの遊歩道が敷かれており、クルシュー・ラグーンや砂丘の息を呑むような雄大な景観を眺めることができます。

灰色の砂丘の北側のヨードクランテには、魔女の丘と呼ばれる森の散策路があり、魔女や悪魔、クルシュー砂州を作ったと言われるネリンガの伝説に関連する彫刻が点在しています。これらは、キリスト教が布教される前に古くから信仰されていた自然崇拝に基づいたもので、この地域の民族文化を垣間見ることができます。

ベストシーズン

リトアニアには四季があり、観光のベストシーズンは、最も過ごしやすい夏の6月~8月です。夏季は日照時間が長く、夜遅くまで明るいので、観光に十分な時間をとることができます。ただし朝晩は気温が下がるので、長袖の羽織りものがあった方がよいでしょう。メキシコ湾流の影響で高緯度の割には温暖ですが、冬は日照時間が短く、寒い日が続くので防寒対策は万全に。


  • 現地
  • ヴィリニュス
  • クライペダ
天気予取得中...
天気予取得中...
天気予取得中...
  • 緯度・経度:55.5488, 21.1154
  • 住所:Unnamed Road, Juodkrantė 93102, Lithuania
首都
ヴィリニュス
面積
65,300 (km2)
人口
279万人 2018年
言語
リトアニア語
公用語
リトアニア語
通貨名
ユーロ 補助通貨はセント ※本サイトではEURと表示
通貨レート情報取得中...
携帯会社SIM
Telia、Tele2、Biteなど
最寄り空港からのアクセス方法

【ヴィリニュス国際空港から市内】
<路線バス>
空港前のバス停から旧市街方面は88番(夜間は88N番)、中央駅は1、2番、市内中心部経由Fabijoniškės行きは3G番
所要時間:(市内中心部)20分前後
料金:1EUR


<空港バス(Airport Express)>
空港から中央駅までの直通バス
所要時間:約10分
料金:2EUR


<電車>
空港駅から中央駅まで運行
所要時間:8分
料金:0.70EUR


<タクシー>
所要時間:(市内中心部)10~15分
目安料金:(市内中心部)10EUR前後


【ヴィリニュスからクライペダ】
<バス>
ヴィリニュス・バス・ステーションからクライペダ行きのバスの乗車
所要時間:約4時間


参考サイト:autobusubilietai.lt


<電車>
ヴィリニュス駅からクライペダ行きの電車に乗車
所要時間:約4時間


参考サイト:traukiniobilietas.lt


【クライペダからクルシュー砂州】
クライペダの旧フェリーターミナルもしくは新フェリーターミナルからフェリーでスミルティネ(Smiltynė)行きのフェリーに乗車


フェリー時刻表:keltas.lt


※砂州内はスミルティネ・ニダ間でバスあり


(2019年9月現在)


最寄り空港詳細

  • ヴィリニュス国際空港 (VNO)