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エチオピア

ダロル地区

(Dallol)

概要

ダロル地区は、エチオピア北東部のダナキル砂漠にあるエルタ・アレ火山やアサレ湖の北部に位置しています。かつては、カリウム鉱山の集落がありましたが、資源が枯渇し放棄されてしまいました。ダロル地区には、塩水泉や硫黄泉、間欠泉、塩の奇岩群などの見どころがありますが、中でも黄色やオレンジ、緑などの極彩色に彩られたサイケデリックな景観が広がるダロル火山はインパクト絶大で、ダナキル砂漠の観光のハイライトの一つとなっています。


見所ポイント

異世界が広がるダロル火山
キノコのような形をした塩の奇岩

ダナキル砂漠の中でも北部の遠隔地にあるダロル地区は、エリトリアとの国境に接しており、緊迫した政情不安と交通インフラが未発達だったため長い間アクセスができない秘境の地でした。しかし、近年観光地として徐々に注目を集め、武装したレンジャー同伴で訪れることができるようになっています。

ダロル地区で最も有名なのがダロル火山。ダロル火山は、噴石丘の高さ50mほどの小さな火山で、1926年に起きた水蒸気爆発で直径約30mのクレーターが形成されました。火口は、海抜マイナス約50m地点にあり、陸地にある火山としては世界で最も低い場所にある噴火口とされています。麓から山頂までは緩やかな斜面を歩いて20分ほどで到達することができます。麓付近は、茶色い荒凉とした砂漠地帯の景観が広がっていますが、登るにつれ徐々に独特な景観が現れはじめます。あちこちに隆起してできた奇岩があったり、暑さや乾燥によりひび割れた地面には、まるで巨大なキノコが生えているような不思議な光景が見られます。そんなユニークな景色を眺めながら歩いていくと、間もなく、火口内に局所的に広がるカラフルな異世界が目の前に飛び込んできます。

現在でもダロル火山の活動は続いており、塩や硫黄、カリウムなどの鉱物が多く含また鉱床に染み込んだ水が地熱で熱せられ、地表に噴出しています。これらの鉱物と高温の熱水が混ざり合うことで化学反応を起こし、黄色やオレンジ、赤褐色、緑、白などの極彩色の景観を作り上げています。このSF映画に登場しそうなインパクトある景観は、訪れる人々の目を惹きつけ、ダナキル砂漠の人気の観光スポットとなりました。

極彩色のダロル火山の熱水泉
目が覚めるような鮮やかな色彩のダロル火山

極彩色に彩られた熱水泉の表面をよく観察していると、ところどころで水や水蒸気が噴き出している様子が見られます。このように噴出が起こっている場所は、徐々に移動しているため、その景観も日々変化しています。噴出活動が停止した場所は水が蒸発して、鉱物が固まってできた黄色や茶褐色のゴツゴツとした地表が現れています。また、噴気孔の跡や噴出によってできた突起のような小さな岩もあちこちで見られます。

カラフルで非常にユニークな景観が広がるダロル火山ですが、高温の酸性泉は、非常に危険で、肌に触れると火傷や炎症を引き起こしてしまいます。毒々しい色合いと強烈な臭いを発しているので、その危険性は想像に難くありませんが、周辺に柵などは一切設けられていません。その分、間近で写真撮影をしたり、観察をすることができますが、誤って足を踏み外したり、地表が脆く抜け落ちてしまう場合もあるので、周辺を歩く際は足元に十分にご注意ください。

奇岩群が乱立する「塩の渓谷」
ユニークな岩が点在する塩の渓谷

ダロル地区には、ダロル火山の他にも地球の神秘を感じられる見どころがいくつか点在しています。ダロル火山の近くには、「塩の山」や「塩の渓谷」と呼ばれる塩の層が隆起して、その後長い年月をかけて侵食されて形成された高さ40~50mの奇岩群が乱立するエリアがあります。ゴツゴツとした地層が剥き出しの不思議な形をした奇岩群は、所々に白く塩が浮き出て見える場所もあります。岩山の中には、外からではわからないほど大きな空洞となった洞窟があり、洞窟内は、岩の隙間から自然光が差し込み神秘的な雰囲気が漂っています。洞窟を抜けるとノコギリの刃のようにギザギザに尖ったマーブル模様の岩山が現れます。岩と岩の狭い隙間を歩いたり、岩の上に登ったりしながらプチ探検家気分を味わうことができ、観光コースの最終地点となる塩の岩の突き当たりの窪地には、透明度の高い塩水が溜まった小さな泉が見られます。

生命の限界地点にあるダロルの泉
褐色の温泉が湧くGaet'ale Pond

ダロルとは、現地のアファール人の言葉で「溶解」や「崩壊」を意味し、非常に暑く乾燥した過酷な自然環境のダナキル砂漠の中でも特に暑さの厳しい地域です。地熱地帯に位置するダロルには、ダロル火山の熱水泉の他にも硫黄や塩分などを含む泉がたくさんあります。ダロル火山の南東約4kmに位置する温泉Gaet’ale Pondは、アファール語で「湧き水」を意味しており、50度前後の温水がボコボコと湧き出している直径50mほどの非常に塩分濃度が高い酸性の泉です。泉周辺は、独特な刺激臭を放っており、褐色の温水を触ってみると油分を多く含んでおりヌルヌルとした感触です。この他にもダロル火山周辺には塩化マグネシウムを豊富に含んだブラック・プールなど火山活動によって形成された大小様々な泉が点在しており、中には水がほどんど枯渇して窪地になっている地形も見られます。

無酸素で海水の10倍という非常に塩分濃度の高い鉄分を多く含んだ高温の塩水を噴出しているダロルの一部の地域は、地球上でも数少ないpH値が0を下回る強酸性の極限環境であり、生命の限界を研究する宇宙生物学の重要な研究対象にもなっています。このような場所では、超小型の古細菌を除いて基本的に生命は存在できず、実際にダロル地区にある泉周辺では、鳥の死骸や炭のように黒く焦げた木の枝も多く見られ、ほとんどの生物にとって有害なガスが発生しているものと考えられています。

ベストシーズン

グレート・リフト・バレーの谷に位置するダナキル砂漠は、標高が海抜よりも低く、夏は50度以上にまで気温が上がる非常に厳しい自然環境です。観光のベストシーズンは比較的過ごしやすい冬季の11月~2月頃です。日中は日差しが強いので日焼け止めや帽子、サングラスなどをお忘れなく。


  • 現地
  • アディスアベバ
  • アクスム
  • ラリベラ
天気予取得中...
天気予取得中...
天気予取得中...
天気予取得中...
  • 緯度・経度:14.2410, 40.2973
  • 住所:ዳሎል, Ethiopia
首都
アディスアベバ
面積
1,104,300 (km2)
人口
112,079千人 2019年
言語
アムハラ語、オロモ語、ソマリ語、ティグリニャ語など複数の民族言語、英語
公用語
アムハラ語(事実上)
通貨名
エチオピア・ブル 補助通貨はサンティーム(1 ETB =100サンティーム) ※本サイトではETBと表示
通貨レート情報取得中...
携帯会社SIM
Ethiotelecom
最寄り空港からのアクセス方法

【アルラ・アバ・ネガ空港からメケレ中心部】
<タクシー>
所要時間:約15分


※ダナキル砂漠の観光は、拠点となる町メケレから見どころを2~3泊かけて巡るツアー利用が一般的


最寄り空港詳細

  • アルラ・アバ・ネガ(メケレ)空港 (MQX)