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エチオピア

エルタ・アレ火山

(Erta Ale volcano)

概要

エルタ・アレ火山は、エチオピア北東部のダナキル砂漠にある標高613mの活火山です。エルタ・アレとは、現地のアファール人の言葉で「煙の山」を意味しています。現在も火山活動が続いており、エチオピア国内で最も活発な火山となっています。山頂の火口内には、観光客でも見学できる世界的にも数少ない活動中の溶岩湖が存在しており、ダナキルツアーのハイライトの一つとなっています。


見所ポイント

活火山のエルタ・アレ火山
上空から見たエルタ・アレ火山

ダナキル砂漠は、別名アファール盆地(低地)の名でも知られており、海抜マイナス100mを切るグレート・リフト・バレーの谷底に位置し、夏には気温が50度以上に達し、地球上で最も暑く乾燥し、最も人が暮らしにくい土地と言われています。ダナキル砂漠には、数多くの火山が存在していますが、その中でも特に活発な活動を続けているのがエルタ・アレ火山です。エルタ・アレ火山は、粘性の低い玄武岩質の溶岩流が堆積して形成された傾斜の緩やかな楯状火山で、山頂の火口内にある活動中の溶岩湖は、世界的にも珍しく、現在も活動している溶岩湖の中では最も古いものです。溶岩湖が存在するためには、湖面とその下のマグマ溜まりが一定に対流している必要があり、エルタ・アレ火山の地中には、今でも活発で巨大なマグマ溜まりがあります。

エルタ・アレ火山は、過去に何度も噴火した記録がありますが、2005年からは火山活動が継続状態となり、噴火が頻発しています。2005年に起きた大規模な噴火では、周辺住民数千人が避難を余儀なくされ、人的被害はなかったものの250頭の家畜が失われました。さらに2007年にも溶岩流が発生し、再び周辺住民は避難し、2人の行方不明者を出しています。このような過酷な自然環境と火山噴火の危険性があるにも関わらず、エルタ・アレ火山の溶岩湖は旅行者から注目を集めるようになり、今ではダナキル砂漠の観光のハイライトの一つとなっています。かつてはヘリコプターでしかアクセスできなかったこの地域も現在では多くの旅行者が訪れるようになったため、悪路ではあるもののエルタ・アレ火山の麓まで車でアクセスできるようになりました。

エルタ・アレ火山の登山に挑戦
荷物を運ぶラクダ

エルタ・アレ火山の登山は、参加するツアーにより多少異なりますが、日中は非常に気温が高いため陽が落ちた夕方から深夜にかけて登り、山頂のキャンプ地で1泊し翌朝下山するのが一般的です。個人差はあるものの麓から山頂までは3時間ほど。エルタ・アレ火山の登山の拠点となる麓のベースキャンプ付近は、火山灰で覆われた砂地のような平坦な道が続き、徐々に溶岩が固まってできたゴツゴツとした傾斜のある道に変わっていきます。山頂での宿泊に必要なマットレスなどの荷物はラクダが運んでくれるので、観光客は水やカメラなど必要最低限の荷物のみで登ることができます。山頂付近は傾斜がややきつくなるものの全体的に傾斜は比較的緩やかで登山自体はそれほど厳しいものではありませんが、日中の過酷な暑さや悪路の移動で疲労がたまり、体調を崩してしまう人も少なくありません。また、夏季は夜間でも35度を超える暑さで、少し歩いただけでも汗が吹き出してしまうほどの過酷な登山となるので、こまめな水分補給と適度に休憩を取ることもお忘れなく。体力に自信がない場合は、ラクダ(有料)に乗って登り下りすることも可能です。

地球の鼓動を感じられる山頂の溶岩湖
溶岩湖から噴き出す真っ赤な溶岩

山頂のキャンプ地に到着した後は、この登山のハイライトである火口の見学へ向かいます。山頂には2つの火口があり、火口内には溶岩湖が存在しています。特に南側の溶岩湖は近年でも度々溶岩が噴出する活発な活動を続けており、地元の人々の間では「地獄の入口」と呼ばれています。雷のような音をたてながら真っ赤な溶岩が噴き出したり、グツグツと煮えたぎる様子は迫力満点で、思わず目が釘付けになってしまいます。それと同時に高温の溶岩の熱気と独特な刺激臭が漂ってきます。まるで地獄絵図のようにも見えるその光景は、恐ろしくもありながら、美しく、雄大な地球の鼓動を直に感じられることでしょう。

大規模な火山活動が起きている際は、危険が伴うため、火口付近まで行くことができないこともあります。そして、火山活動が活発な時は、麓のベースキャンプからでも火口から立ち昇る煙が溶岩によってほのかに赤く染まって見えます。最近の報告によると溶岩湖の表面の位置が数年前に比べると大幅に下がってきているため、火口内に煙が充満して真っ赤な溶岩を見ることは難しくなってきていると言われています。しかし、こうした変化も地球が活きている証なのです。

溶岩流が固まってできた不思議な大地
溶岩流が固まった地面

深夜に火口の見学をした後は、山頂のキャンプ地に戻り、地面にマットレスを敷いただけの野営で夜空を眺めながら眠りにつきます。翌朝、夜明け前に起床して再び火口へ向かい溶岩湖を見学していると東の空が徐々に白みはじめ、それまで暗くてよくわからなかった火口周辺の様子も明らかになってきます。地面は、溶岩流がそのまま冷え固まった状態で残っていて、マグマが爆発して地表に噴出した際に急速に冷却し固まってできた火山毛や火山涙を見つけることもできるかもしれません。しばらく火口を見学した後は、本格的に暑くなる日の出前に下山を開始します。

観光地として多くの旅行者が訪れるようになったエルタ・アレ火山ですが、厳しい自然環境や火山噴火の危険性に加え、アファール地域は先住民のアファール人の民族闘争が断続的に続いてきた地域で、過去にはエルタ・アレ火山を観光中の外国人観光客が巻き込まれ、死傷者が出たこともありました。ツアー利用の際は、基本的に登山の間は複数のガイドと共に武装した護衛兵が常に同行していますが、そのような複雑な背景があることも念頭に入れておいた方がよいでしょう。

ベストシーズン

グレート・リフト・バレーの谷に位置するダナキル砂漠は、標高が海抜よりも低く、夏は50度以上にまで気温が上がる非常に厳しい自然環境です。観光のベストシーズンは比較的過ごしやすい冬季の11月~2月頃です。日中は日差しが強いので日焼け止めや帽子、サングラスなどをお忘れなく。


  • 現地
  • アディスアベバ
  • アクスム
  • ラリベラ
天気予取得中...
天気予取得中...
天気予取得中...
天気予取得中...
  • 緯度・経度:13.6009, 40.6591
  • 住所:Kusrewad, Ethiopia
首都
アディスアベバ
面積
1,104,300 (km2)
人口
112,079千人 2019年
言語
アムハラ語、オロモ語、ソマリ語、ティグリニャ語など複数の民族言語、英語
公用語
アムハラ語(事実上)
通貨名
エチオピア・ブル 補助通貨はサンティーム(1 ETB =100サンティーム) ※本サイトではETBと表示
通貨レート情報取得中...
携帯会社SIM
Ethiotelecom
最寄り空港からのアクセス方法

【アルラ・アバ・ネガ空港からメケレ中心部】
<タクシー>
所要時間:約15分


※ダナキル砂漠の観光は、拠点となる町メケレから見どころを2~3泊かけて巡るツアー利用が一般的


最寄り空港詳細

  • アルラ・アバ・ネガ(メケレ)空港 (MQX)