横断検索型の旅行提案サービスTavitt

  • お問い合わせ
エストニア

エストニア歴史博物館(大ギルド会館)

(Estonian History Museum (Great Guild Hall))

概要

タリンの旧市街の下町のメインストリートであるピック通り沿いに位置するエストニア歴史博物館。大きな三角屋根が印象的なゴシック様式のファサードを持つこの建物は、1410年に大ギルド会館として建てられた歴史的建造物です。青銅製のドアノッカーを設えた重厚な木製扉や内部の巨大なホールは当時の大ギルドの富と権力の象徴でした。博物館内部は、マルチメディアを利用した体験型の展示が行われており、先史時代から現代に至るまでのエストニアの歴史を楽しみながら知ることができます。


営業時間:10:00-18:00
休業日:10月-4月の月曜、祝日
料金:8EUR
公式サイト:ajaloomuuseum.ee
(2019年6月現在)


見所ポイント

歴史的建造物でエストニアの歴史を辿る
大ギルド会館内部のホール

タリンのかつての栄華を物語る大ギルド会館は、1920年に組織が解散された後、1952年からエストニア歴史博物館として利用されるようになりました。入口の木製の重厚な扉にはライオンの頭をかたどった青銅製のドアノッカーが備わっており、そこから一歩中に足を踏み入れると、ヴォールト天井の巨大なホールが現れます。その広さにまず驚かされ、かつての大ギルドの繁栄ぶりをうかがい知ることができます。

エストニア歴史博物館では、先史時代から20世紀までの約11000年に渡るエストニアの人々の生活や歴史に関する様々な品々が展示されています。もともとの建物の構造を生かしながら、デジタル技術を駆使した体験型の展示など随所に工夫が凝らされており、楽しみながらエストニアの歴史を学ぶことができます。

地下室では、主に大ギルド会館の歴史に関する展示が行われています。地下室は、もともとワイン商人のワインの貯蔵庫として使用されていましたが、ギルドのルールを侵した者を閉じ込めるために檻も備えていました。コインの部屋では、エストニアで支払いに使用されてきた各時代のコインや物価に関する展示が行われています。兵器の部屋では、様々な時代の戦争や武器に関する展示が行われており、エストニアが古くから周辺の民族や大国と戦ってきた複雑な歴史を物語っています。

中世のタリンで絶大な力を持っていた大ギルド
大ギルド会館の入口

大ギルドが設立されたのは14世紀初頭まで遡ります。ギルドとは、商人たちの争いを無くし、互いに助け合いながらそれぞれの既得権益を守ることを目的とした商業組合のような組織で、大ギルドは塩の仕入れ、小売事業の取りまとめ、ビール醸造などの独占権がありました。また、市長や議員は大ギルドのメンバーから選出されるなど、事実上、大ギルドがタリンの議会も仕切っていました。もともと大ギルドは、裕福なハンザ商人で結成された組織で、新たに大ギルドのメンバーになるには、既婚でタリン在住のハンザ商人であることが必須でした。さらに大ギルドのメンバーになると会費の支払い義務があり、新メンバーは、すべてのギルドのためにパーティを開かなければならないなど財力も必要とされていました。

大ギルドの活動の拠点となっていた大ギルド会館は、中世のタリンの市民生活において富と権力を誇る公共建物として重要な役割を果たしました。ここでは、大ギルドのメンバーの会合以外にも祭りや冠婚葬祭など多岐に渡るイベントが開かれ、町の教会や劇場が火災などで被害を受けた際は、大ギルド会館が教会や劇場の役割を担っていたこともありました。

地面に歴史が刻まれたボルシの小径
エストニアの歴史が刻まれた石版が並ぶボルシの小径

大ギルド会館横には、ライ通り(Lai)に続く70mほどの秘密の抜け道のような狭い通路があります。ボルシ通り(Börsi käik)と呼ばれるこの通路は、15世紀初頭から大ギルドの私有地で、16世紀半ばにピッカ通りにアーチ型の門のある建物が造られ、かつては税務室がありました。19世紀に入り、歩行者用の通路として使用されるようになりました。Börsi käikとは、「証券取引所の路地」という意味で、19世紀に大ギルド会館に証券取引委員会が置かれていたため、この名前がで呼ばれるようになりました。2011年にボルシ通りは改装され、新たに「歴史の道」という屋外展示が登場しました。文字通り、地面にエストニアで起きた重要な出来事の概要や日付が記されていて、歩きながらエストニアの歴史に触れることができます。

中世の面影が随所に残る聖霊教会
美しい木製装飾が残る聖霊教会内部

大ギルド会館の向かいに建つ聖霊教会は、14世紀に建設された教会で、真っ白の階段状の切妻のファサードと八角形の塔が印象的。外壁にある凝った装飾が施された時計は、17世紀に設置されたタリン最古の公共時計です。教会内部にも歴史的価値の高い装飾が多く見られます。リューベックの巨匠バーント・ノトケにより15世紀後半に制作された主祭壇は、見どころの一つで、中央のパネルに聖書の一場面が描かれており、ノトケの祭壇で唯一オリジナルの彩色が残っているものと言われています。この他にも16世紀末に作られた説教壇や美しい彫刻が施された木製装飾の数々も見応えがあります。この教会は、もともとは病人や老人を対象とした聖霊救貧院付属の教会として創設されたもので、市民の拠り所となってきました。

大ギルド会館と聖霊教会の間の小さな広場は、これらの歴史的建造物の撮影スポットにもなっていて、観光客でいつも賑わっています。

華やかなルネサンス建築のブラックヘッドの会館
ブラックヘッドの会館の入口

大ギルド会館からピック通りを100mほど北に進むとルネサンス様式の美しい建物が見えてきます。この建物は、ブラックヘッドの会館です。ブラックヘッドとは、1399年に大ギルドに入る資格がない独身の若い商人たちで結成された組織のこと。ブラックヘッドは、町の防衛や祭りの進行などを担い、外国人の商人でも加入することができました。大ギルドのメンバーのほとんどが大ギルドに加入する前は、ブラックヘッドに属していたと言われています。

ブラックヘッド組合の守護聖人は、エチオピア生まれの聖マリティウスで、その肌の色からブラックヘッドという名前が付けられました。ブラックヘッドの会館の入口の扉の上部には、聖マリティウスの彫刻が施されています。建物内部は、コンサートやレンタルスペースとして利用されているのみで、一般開放はされていませんが、色鮮やかな扉、聖人やハンザ同盟都市の紋章など精緻なレリーフ装飾が施されたファサードだけでも見応えがあるので、ぜひ立ち止まって眺めてみてくださいね。

おすすめのツアー・アクティビティ

ツアー・アクティビティ名 所要時間 詳細
【プライベートツアー】エストニア首都 世界遺産タリン市内観光<車(1H)+ガイド貸切/午前・午後/タリン発>3時間

veltra.com

世界遺産タリン歴史地区 半日徒歩観光ツアー<タリン発>2〜3時間

veltra.com

ベストシーズン

観光のベストシーズンは、最も過ごしやすい夏の6月~8月です。夏季は日照時間が長く、23時頃まで明るいので、観光に十分な時間をとることができます。ただし朝晩は気温が下がるので、長袖の羽織りものがあった方がよいでしょう。メキシコ湾流の影響で高緯度の割には温暖ですが、冬は日照時間が短くなり、厳しい寒さとなるので防寒対策は万全に。


  • 現地
  • タリン
天気予取得中...
天気予取得中...
  • 緯度・経度:59.4385, 24.7454
  • 住所:Pikk 19, 10133 Tallinn, Estonia
首都
タリン
面積
45,228 (km2)
人口
132万人 2018年
言語
エストニア語、ロシア語
公用語
エストニア語
通貨名
ユーロ 補助通貨はセント ※本サイトではEURと表示
通貨レート情報取得中...
携帯会社SIM
Telia、Elisa、Tele2
最寄り空港からのアクセス方法

【タリン空港からタリン市内】
<トラム>
4番トラムが市内中心部まで運行
所要時間:(市内中心部)15~20分
料金:2EUR


<バス>
2番バスが市内中心部まで運行
所要時間:(市内中心部)15~20分
料金:2EUR


※バス、トラムはチャージ式のスマートカード利用時は割引あり


トラム・バス時刻表:transport.tallinn.ee


<タクシー>
所要時間:(市内中心部)10~15分
目安料金:10~15EUR


【タリン市内のアクセス】
ヴィル門から徒歩約6分


(2019年6月現在)


最寄り空港詳細

  • タリン空港 (TLL)