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南アフリカ

南アフリカ人類化石遺跡群

(Fossil Hominid Sites of South Africa)

概要

南アフリカの人類化石遺跡群は、人類の進化の研究において重要な化石人骨が出土した遺跡群です。1999年にスタークフォンテーン、スワートクランス、クロムドライと周辺地域がユネスコの世界遺産に登録され、その後2005年にはマカパン渓谷とタウングスカル化石遺跡が追加登録されました。これらのエリアからは、アウストラロピテクス・アフリカヌスやパラントロプス・ロブストゥスなど過去数百万年前まで遡る初期人類の化石や150万年から100万年前に人類が火を使用した痕跡などが発見され、人類のゆりかご(人類発祥の地)の歴史を辿ることができます。


<マロペン・ビジターセンター>
営業時間:9:00-17:00
料金:(大人)120ZAR(18歳未満)65ZAR(学生)75ZAR ※4歳未満は無料
<スタークフォンテーン洞窟>
営業時間:9:00-17:00 ※最終ツアーは16:00
料金:(大人)165ZAR(18歳未満)97ZAR(学生)100ZAR ※4歳未満は無料
※マロペン・ビジターセンターとスタークフォンテーン洞窟のコンビチケット
料金:(大人)190ZAR(18歳未満)125ZAR(学生)175ZAR
公式サイト:maropeng.co.za
(2020年3月現在)


見所ポイント

人類の祖先の発祥の地「南アフリカ人類化石遺跡群」
ミセス・プレスを持つロバート・ブルーム博士の胸像

人類のゆりかご遺跡群は、ゴツゴツとした石灰岩の露頭と草原、そして水路や天然の泉、樹木が茂る起伏のある大地に点在しています。これらの遺跡群から発掘された化石は、人類の発祥と進化、そしてミッシングリンク(生物の進化の過程で発見されてない時期の化石)の解明の研究の重要な手がかりとなっています。

ヨハネスブルグの北西約40kmの草原地帯に位置するスタークフォンテーンの洞窟群は、ヨハネスブルグがゴールドラッシュに沸いていた1896年にダイヤモンドの抽出に必要な石灰岩を採掘するために地表を爆破した際に発見されました。洞窟発見後もしばらく石灰岩の採掘が行われていたため、今でも周辺にはその名残が見られます。スタークフォンテーンで化石の本格的な調査が始まったのは1930年代に入ってからのことで、1936年に初めてアウストラロピテクスの化石の一部が発見されています。そして、1947年にほぼ完全なアウストラロピテクス・アフリカヌスの女性の頭蓋骨化石が発見され、「ミセス・プレス」と名付けられました。しかし、後の調査でミセス・プレスは男性だったことが判明しました。その後も現在に至るまで発掘調査は続けられ、スタークフォンテーン洞窟だけでも500以上の化石人骨が発見されました。特に大きな発見となったのが、「リトル・フット」と名付けられたほぼ完全なアウストラロピテクスの骨格です。現在もこの骨格の調査は続けられていますが、最新の発表では、リトル・フットは367万年前のものと推定され、人類のゆりかご遺跡群で発見された最も古い人類と位置付けられています。

スタークフォンテーン洞窟の探検ツアー
スタークフォンテーン洞窟内部

スタークフォンテーン洞窟は、人類のゆりかご遺跡群の中で内部が一般公開されている貴重な洞窟で、ヨハネスブルグから日帰りで訪れることのできる人気の観光スポットとなっています。スタークフォンテーン洞窟は、約1時間のガイドツアーで見学することができます。スタークフォンテーン洞窟のビジターセンターから洞窟入口までの遊歩道には、人類の進化や化石などに関する石碑が配置されています。

スタークフォンテーン洞窟の形成が始まったのはおよそ2000万年前とされ、洞窟内部には長い年月をかけて形成された神秘的な鍾乳石が多く見られます。洞窟内部は複雑な構造で、かなり開けた空間があるかと思えば、場所によって天井が低く、身をかがめながら進まなければならない狭い通路もあります。洞窟の最深部には地底湖があり、水深は40mにも達するのだとか。洞窟の出口付近にはミセス・プレスの頭蓋骨を手にしたロバート・ブルーム博士の胸像があります。ブルーム博士は、ミセス・プレスの発見者です。この像は触ると幸運が訪れると言われており、多くの観光客に触れられたブルーム博士の鼻や手をピカピカに輝いています。洞窟の出口から駐車場まで戻る途中の遊歩道からは現在も続けられている発掘現場を見ることができます。

地球の形成と人類の進化を学べるマロペン・ビジターセンター
マロペン・ビジターセンターの外観

スタークフォンテーン洞窟の近くには、草のような植物に覆われた外観が印象的なマロペン・ビジターセンターがあります。ここは、周辺地域から発掘された人骨や化石のほか、模型やパネル、最新技術を駆使したインタラクティブな展示を用いて、過去数百万年の人類の祖先の進化について楽しみながら学ぶことができる博物館となっています。ボートに乗って地下水路を進みながら、約46億年前の地球の誕生から人類が誕生するまでの地球の形成を辿るユニークなアトラクション展示は、子供たちにも大人気。人類が進化の過程でどのように二足歩行になったか、食べ物の変化で骨格や脳がどのように変化したか、どのように言語を話すようになったか、道具の使用の変化など視覚的にわかりやすく展示されています。

併設のテュムラス・レストラン(Tumulus restaurant)では、周辺の雄大な自然景観を眺めながら食事を楽しむことができ、ランチや休憩で立ち寄るのもオススメです。

人類が火を使用した最古の痕跡が発見されたスワートクランス
マロペン・ビジターセンターの火に関する展示

スワートクランスやクロムドライなどスタークフォンテーン洞窟周辺地域からは、パラントロプス・ロブストゥスと名付けられた化石人類が多く発見されています。パラントロプス・ロブストゥスは、華奢なアウストラロピテクスよりも頑丈な種で、およそ250万年から200万年前に存在していたと考えられています。また、スワートクランスのおよそ150万年から100万年前の地層からは、自然火災で焼けた場合とは明らかに異なる動物の骨が多数発見されており、人類が火を使用した最古の痕跡と考えられています。

「タウング・チャイルド」が発見されたタウングスカル化石遺跡
マロペン・ビジターセンターの化石人骨の展示

ヨハネスブルグから南西約350kmに位置するタウングスカル化石遺跡は、1924年に「タウング・チャイルド」と名付けられた頭蓋骨化石が発見された場所です。タウング・チャイルドは、類人猿とは明らかに異なる特徴があり、調査にあたった人類学者レイモンド・ダートは、この化石は人類の進化のミッシングリンクを埋める可能性のある新種「アウストラロピテクス・アフリカヌス(アフリカの南部のサルの意)」と名付け、模式標本と位置付けました。ダートは、この研究論文をネイチャー誌で発表しましたが、当時は誰も人類の発祥が南アフリカであると想定する者はおらず、さらに人類の祖先はイギリスで発見されたピルトダウン人(後に捏造と判明)とするのが主流だったため、ダートの主張は受け入れられず、この骨も類人猿のものに過ぎないと過小評価されていました。

おすすめのツアー・アクティビティ

ツアー・アクティビティ名 所要時間 詳細
南アフリカの人類化石遺跡群 人類の進化の歴史に迫る旅!<ヨハネスブルグ発>1日

veltra.com

スタークフォンテン洞窟 & レセディ文化村 日帰りツアー<昼食付/ヨハネスブルグ発>1日

veltra.com

ベストシーズン

南半球に位置する南アフリカは、北半球とは逆の季節になります。ヨハネスブルグは、内陸の高原地帯に位置し、夏(11月~3月)の平均最高気温は26度程度と比較的過ごしやすいですが、この時期は雨季にあたり落雷を伴う豪雨になることもあります。一方冬は乾季にあたり、降水量が少なく穏やかな気候が続きます。ただし昼夜の寒暖差が激しいので防寒対策は必要です。観光は1年を通して楽しめますが、ジャカランタという紫色の花が咲き誇る9月末から11月中旬がオススメです。


  • 現地
  • プレトリア
  • ケープタウン
  • ダーバン
天気予取得中...
天気予取得中...
天気予取得中...
天気予取得中...
  • 緯度・経度:-25.9666, 27.6626
  • 住所:Unnamed Road, South Africa
首都
プレトリア
面積
1,219,090 (km2)
人口
5,794万人 2018年
言語
アフリカーンス語、英語、バントゥー諸語(ズールー語、コサ語、北ソト語、ソト語、スワジ語、南ンデベレ語、ツォンガ語、ツワナ語、ヴェンダ語)の合計11言語
公用語
アフリカーンス語、英語、バントゥー諸語(ズールー語、コサ語、北ソト語、ソト語、スワジ語、南ンデベレ語、ツォンガ語、ツワナ語、ヴェンダ語)の合計11言語
通貨名
ランド 補助通貨はセント(1ZAR=100セント) ※本サイトではZARと表示
通貨レート情報取得中...
携帯会社SIM
Vodacom、MTN、Cell C、Telkomなど
最寄り空港からのアクセス方法

【O・R・タンボ国際空港からプレトリア】
<電車(ハウトレイン)>
マルボロ(Marlboro)駅で乗り換え


所要時間:約34分
料金:192ZAR


※初回はチャージ式のカード(Gautrain Card)代別途17ZAR


参考サイト:gautrain.co.za


<タクシー>
所要時間:約40分
目安料金:700~800ZAR


【ヨハネスブルグ市内からマロペン・ビジターセンター】
車で約1時間


(2020年3月現在)


最寄り空港詳細

  • O・R・タンボ国際空港 (JNB)