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リトアニア

夜明けの門

(Gates of Dawn)

概要

夜明けの門は、1503年から1522年にかけて建設されたヴィリニュスの城壁の門のうちの一つで、唯一現存する城門です。17世紀には、外的から町を守り、旅人を祝福するためにカルメル会の修道士により門の上に礼拝堂が建設されました。礼拝堂内部に祀られている聖母マリアのイコンは、奇跡を起こす力があると信じられており、現在も宗派を越えて礼拝に訪れる人々が後を絶たず、ヴィリニュスで最も訪問者が多い場所の一つとなっています。


営業時間:6:00-19:00
公式サイト:ausrosvartai.lt


見所ポイント

ヴィリニュスで唯一現存する城門
外側から見た「夜明けの門」

ヴィリニュスは、14世紀にヴィルナ川とネリス川の合流点にある丘の上に築かれた城塞(ゲディミナス城)を中心に発展した城下町です。16世紀には町を防衛するための城壁が建設され、その時に造られた門の一つが「夜明けの門」でした。もともとは、メディニンカイ城へ通じる道に建てられた門だったため「メディニンカイ門」と呼ばれていましたが、いつしか夜明けの門と呼ばれるようになりました。夜明けの門と呼ばれるようになった理由や時期については定かではありませんが、聖母マリアを意味する「夜明けの星」に由来しているものと考えられています。

ヴィリニュスの城壁や城門の大部分は18世紀末に取り壊されてしまい、現存している門は、この夜明けの門だけとなっています。この門は、昼夜を問わずに多くの人々が訪れるスポットで、特に日中は、門の上の礼拝堂に祀られている聖母マリアのイコンを一目見ようと訪れる人々で溢れています。礼拝堂の窓が開いていれば、通りからも聖母マリアのイコンを眺めることができます。

かつては、この礼拝堂へは隣接するカルメル会の修道院の中庭からしかアクセスでできなかったため、女性を含め一般の人々は通りからしか礼拝ができませんでしたが、19世紀に修道院が正教会の所有になった時に、誰でもアクセスできるようになりました。現在も誰でも自由に見学は可能ですが、観光で訪れる場合は礼拝や日曜のミサの時間は避けた方がよいでしょう。礼拝堂の内部が見学できるのは日中のみですが、夜明けの門自体は、24時間通行可能で、いつでも自由に見学することがです。

豪華な装飾に彩られた夜明けの門の礼拝堂内部
夜明けの門の礼拝堂内部

夜明けの門の礼拝堂へは、夜明けの門とすぐ近くにある聖テレサ教会の間にあるドアがあり、そこから2階の礼拝堂へ続く階段があります。礼拝堂の中央の豪華な祭壇に「聖母マリアのイコン」が祀られています。17世紀前半に北方ルネサンス様式で描かれたこのイコンは、「ヴィリニュスのマドンナ」とも呼ばれています。

聖母マリアのイコンは、金箔が施された豪華な金属ケースで覆われていますが、もともとは現在のような特別な礼拝堂や装飾もありませんでした。カトリックの伝統で聖母マリアの絵画を市門に掲げることは一般的な習慣で、このイコンも最初は門の内側の隙間に飾られていたものでした。聖母マリアのイコンが豪華なケースで覆われるようになったのは、17世紀後半にカルメル会によりこの礼拝堂が建設されてからのこと。神聖な絵画を貴金属の王冠や衣装で飾るのは、正教会の慣習に由来するリトアニアとポーランドの古くからの伝統とされています。この衣装や王冠には様々な花のレリーフが描かれています。

礼拝堂の壁面は、無数のハートやメダルなどのレリーフがびっしりと施された金属板が飾られています。かつては聖母マリアから受けた恩恵への感謝の印として信者が奉納していたものですが、現在は主に巡礼者から聖母マリアへの敬意や幸福祈願として寄進されたものとなっています。

1993年には、第264代ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世がリトアニアを訪問した際にここで祈りを捧げました。

聖母マリアの奇跡の伝説
聖母マリアのイコン

夜明けの門の礼拝堂の聖母マリアのイコンは、奇跡を起こす力があると信じられており、リトアニアのみならず世界的にも有名で、諸外国の多くの教会でもこの絵の複製が置かれ、崇拝の対象となっています。礼拝堂内部では、聖母マリアのイコンの前で跪き、一心に祈りを捧げる敬虔な人々の姿が多く見られ、信仰心の深さを肌で感じさせられます。

この聖母マリアの奇跡の力にまつわる伝説はたくさんあります。その内の一つの伝説によると、1671年に建物の上から2歳の子供が転落し亡くなりました。両親は我が子の死を悼み、遺体を聖母マリアの近くに安置し祈りを捧げたところ、翌日その子供は元気な姿に戻っていました。また、1706年の聖霊降臨祭の時に起きたヴィリニュスの火災で聖テレサ教会と修道院も火に包まれ、神父と修道士が聖母マリアのイコンを礼拝堂から教会に運び入れたところ、たちまち火災は鎮火されたという伝説も残されています。

リトアニア屈指の美しい祭壇を持つ聖テレサ教会
聖テレサ教会の豪華なインテリア

夜明けの門のすぐ近くにある聖テレサ教会は、1633年から1654年にかけてカルメル会の教会として建設された教会で、夜明けの門の礼拝堂とも密接な関わりがあります。この教会は、貴族でリトアニア大公国の高官ステファン・パックの資金援助で、イタリア人の宮廷建築家により設計されました。初期バロック様式の教会のファサードには、レンガ造りが主流だったこの時代にスウェーデンの砂岩や大理石、花崗岩など高価な建材がふんだんに使用されており、カルメル会の建物としては、このような豪華なものは非常に稀でした。

聖テレサ教会の大きな見どころとなっているのが、パステルピンクとゴールドを基調とした華やかなインテリアです。現在見られるインテリアは、18世紀後半に制作されたもので、聖テレサの生涯を描いたフレスコ画や金箔に覆われた繊細な木製の透し彫りの説教壇、聖人や天使の彫刻など豪華な装飾で彩られています。その中でもリトアニアで最も素晴らしい祭壇の一つとされている主祭壇は特に見応えがあり、思わず見入ってしまいます。入口の左側には、聖テレサ教会の後援者だったパック家の礼拝堂があります。

おすすめのツアー・アクティビティ

ツアー・アクティビティ名 所要時間 詳細
リトアニア首都 世界遺産ヴィリニュス市内半日ツアー<貸切/ヴィリニュス発>3時間

veltra.com

ベストシーズン

リトアニアには四季があり、観光のベストシーズンは、最も過ごしやすい夏の6月~8月です。夏季は日照時間が長く、夜遅くまで明るいので、観光に十分な時間をとることができます。ただし朝晩は気温が下がるので、長袖の羽織りものがあった方がよいでしょう。メキシコ湾流の影響で高緯度の割には温暖ですが、冬は日照時間が短く、寒い日が続くので防寒対策は万全に。


  • 現地
  • ヴィリニュス
  • クライペダ
天気予取得中...
天気予取得中...
天気予取得中...
  • 緯度・経度:54.6743, 25.2896
  • 住所:Gate of Dawn, Vilnius, Lithuania
首都
ヴィリニュス
面積
65,300 (km2)
人口
279万人 2018年
言語
リトアニア語
公用語
リトアニア語
通貨名
ユーロ 補助通貨はセント ※本サイトではEURと表示
通貨レート情報取得中...
携帯会社SIM
Telia、Tele2、Biteなど
最寄り空港からのアクセス方法

【ヴィリニュス国際空港から市内】
<路線バス>
空港前のバス停から旧市街方面は88番(夜間は88N番)、中央駅は1、2番、市内中心部経由Fabijoniškės行きは3G番
所要時間:(市内中心部)20分前後
料金:1EUR


<空港バス(Airport Express)>
空港から中央駅までの直通バス
所要時間:約10分
料金:2EUR


<電車>
空港駅から中央駅まで運行
所要時間:8分
料金:0.70EUR


<タクシー>
所要時間:(市内中心部)10~15分
目安料金:(市内中心部)10EUR前後


【ヴィリニュス市内のアクセス】
中央駅から徒歩約8分


(2019年9月現在)


最寄り空港詳細

  • ヴィリニュス国際空港 (VNO)