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デンマーク

グルントヴィークス教会

(Grundtvig's Church)

概要

グルントヴィークス教会は、コペンハーゲン北部のビシュペビャー地区の閑静な住宅街に建つ福音ルーテル派の教会です。デンマーク人の牧師で哲学者であったニコライ・フレデリク・セヴェリン・グルントヴィ(通称NFS・グルントヴィ)に因んで名付けられ、建築家イェンセン・クリントの設計により、ネオ・ゴシック様式と表現主義様式が融合した斬新なデザインで1940年に完成しました。内部は、装飾はほとんどないシンプルなインテリアですが、窓から差し込む光で照らされた教会内は息を呑む美しさです。


営業時間:(火曜-土曜)9:00-16:00 ※木曜は18:00まで(日曜)12:00-16:00 ※冬季の日曜は12:00-13:00
休館日:月曜日
公式サイト:grundtvigskirke.dk


見所ポイント

独創的な外観が特徴のグルントヴィークス教会
パイプオルガンを模したようなファサード

グルントヴィークス教会の建設は、建築設計コンペの結果、1913年に建築家イェンセン・クリントが選ばれたものの、第1次世界大戦の勃発により、着工したのは終戦後の1921年のことでした。教会が完成する前の1930年にイェンセンが亡くなり、その後、息子のコーア・クリントに引き継がれ、実に19年の歳月をかけて1940年にようやく完成しました。ネオ・ゴシック様式にレンガ表現主義の現代幾何学様式を融合したユニークなデザインは、訪れる人々の目を楽しませています。

デンマークの伝統的な教会建築の階段状の切妻をアレンジし、パイプオルガンを模したような特徴的なファサードは、高さ49mにも達し、近づくとその大きさと存在感に圧倒されます。教会全体は、薄いイエローのレンガ造りで、使用されたレンガの数は500万個にも及びます。グルントヴィークス教会の周りの建物も教会と同時期に建設されたもので、教会と同様のレンガ造りの建物にオレンジ色の屋根で統一されています。教会を正面から見ると手前の両脇の建物は左右対称に建てられており、全体が美しい調和を見せながらも、教会の建物が主役になるように設計されているのがわかります。

教会の西側には、広大なビシュペビャー墓地が広がり、墓地を貫くように約500mの長い並木道が真っ直ぐと続いています。グルントヴィークス教会は、その並木道の突き当たりにそびえているため、並木道から教会に向かって歩いていると参道を歩いているような気分になります。

無駄を一切排除したシンプルなインテリア
天井の高い教会内部

教会の正面入口は2重扉となっていて、入口を入ったすぐの拝廊は、意図的に光があまり入らないような構造となっています。これは、薄暗い拝廊から見た時に教会内部がより明るく見えるためです。拝廊の扉から身廊に一歩足を踏み入れると、前衛的な外観とは異なり、穏やかで神聖な空気に包まれた空間が広がっています。天井の高さは22m、全長70mという広々とした空間には1800人が収容可能です。

ゴシック様式で設計された内部も床から壁、天井、柱に至るまで外壁と同じ薄いイエローのレンガに覆われています。さらに内部のレンガは、窓から差し込む自然光を反射させるために磨かれており、実際に触ってみるとツルツルとした感触です。そのレンガに反射した光は、内部を優しく照らし出しています。装飾のほとんどないスッキリとした内部には、天井から吊るされた北欧モダンのシャンデリアがアクセントとなっています。側廊には、ヨーロッパの沿岸部の教会ではよく見られる教会船(船の模型)も天井から吊るされています。祭壇にも絵画や彫刻などの装飾は一切なく、小さな十字架とキャンドル、花が飾られているだけの潔いまでのシンプルさが追求されています。

アーチ型の高い天井、整然と並べられた木製の椅子、窓から差し込む光と窓の外に見える空、そのどれもが美しく、時間を忘れて見入ってしまいます。華美な装飾はありませんが、それがかえって教会自体の造形の美しさを引き立たせているのかもしれません。

入口の上には、4052本のパイプを持つ北欧最大級の大きさを誇るパイプオルガンが設置されています。グルントヴィークス教会では、毎月第1木曜日の夜にオルガンコンサートが開かれている他、定期的に音楽コンサートも開かれており、美しい音色を聞くことができます。コンサートのスケジュールは、ホームページで確認できるので、タイミングが合えば参加してみるのもオススメです。

巨匠コーア・クリントの椅子
北欧最大級のパイプオルガンとコーア・クリントの椅子

父イェンセン・クリントから建設を引き継ぎ、グルントヴィークス教会を完成させたコーア・クリントは、建築家としてよりもデンマーク家具デザイン界の巨匠として大きな功績を残した人物として知られ、世代を越えて多くのデザイナーたちに影響を与えてきました。サファリチェアやフォーボーチェア、照明器具LE KLINTのランプシェードなどに代表される機能的で時代に左右されないデザインは、今でも世界中の多くの人々に愛されています。グルントヴィークス教会内に並ぶ椅子もデザインも彼によって手がけられたもの。籐のシートを備えたビーチ材の椅子は、伝統的なデザインを取り入れつつ教会のインテリアを邪魔しないシンプルな機能美に溢れてます。

訪れた際は、コーア・クリントのデザインした椅子に腰掛けて、親子2代に渡り設計された心地よい空間をじっくり味わってみて下さい。

イェンセン・クリントが手がけた表現主義建築とは
南東側から見たグルントヴィークス教会の外観

グルントヴィークス教会は、表現主義建築の代表的な建築物の一つに数えられています。表現主義建築とは、20世紀初頭にドイツや北欧諸国で始まった印象主義や自然主義に対する反動から起きた芸術運動の一環として生まれたデザインの流派の一つで、個人の主観や感情を表現した斬新なデザインが特徴です。グルントヴィークス教会は、その表現主義運動の真っ只中に建てられた建築物。イェンセン・クリントは、この教会設計のために、デンマークの伝統的な教会建築の様式を研究し、独自の視点で解釈した斬新なデザインを生み出しました。表現主義の様式で設計された教会は、第1次世界大戦後の困窮した経済状態で実現することがなかった作品も多かったため、実際に建てられた稀少な例と言われています。

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ベストシーズン

コペンハーゲンは、四季がはっきりとしていて、観光のベストシーズンは、最も過ごしやすい夏の6月~8月です。緯度が高いため夏季は日照時間が長く、観光に十分時間を取ることができます。沿岸を流れる暖流の影響で高緯度の割には温暖ですが、冬は日照時間が短くなり、厳しい寒さとなるので防寒対策は万全に。


  • 現地
  • コペンハーゲン
  • オーフス
天気予取得中...
天気予取得中...
天気予取得中...
  • 緯度・経度:55.7165, 12.5337
  • 住所:På Bjerget 14B, 2400 København, Denmark
首都
コペンハーゲン
面積
43,094 (km2)
人口
575万人 2017年
言語
デンマーク語
公用語
デンマーク語
通貨名
デンマーク・クローネ 補助通貨はオーレ ※本サイトではDKKと表示
通貨レート情報取得中...
携帯会社SIM
TDC、Telenor、Telia、3 (Three)
最寄り空港からのアクセス方法

【コペンハーゲン空港から市内】
<電車(DSB)>
所要時間:(コペンハーゲン中央駅)約15分
料金:36DKK


参考サイト:dsb.dk


<地下鉄>
M2が空港から市内まで運行
所要時間:約15分
料金:36DKK


参考サイト:m.dk


<バス>
5Aが空港からコペンハーゲン市内中心部まで運行
所要時間:約30分
料金:36DKK


<タクシー>
メーター制
所要時間:(市内中心部)20~30分
目安料金:250~300DKK


【コペンハーゲン市内からのアクセス】
コペンハーゲン中央駅から6Aもしくは66番バスに乗車→Bispebjerg Torv下車すぐ
所要時間:約20分


(2018年11月現在)


最寄り空港詳細

  • コペンハーゲン空港 (CPH)

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