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エストニア

ハープサル城

(Haapsalu Castle)

概要

エストニア西海岸に位置するハープサル。ハープサルの旧市街の中心に建つハープサル城は、13世紀にサーレマーネ司教区の行政拠点として建設されました。城には、司教や聖職者の住居、執務室、大聖堂が併設され、その後数世紀に渡り増改築が繰り返されました。スウェーデン統治時代に要塞として使用された後は、しばらく廃墟となっていました。1980年代から修復が行われ、現在は博物館として一般公開されています。また、毎年8月には、ホワイト・レディという伝説に因んだ音楽祭が開催されています。


営業時間:(5/15-9/15)10:00-18:00(9/16-5/14)水曜-日曜11:00-17:00 ※公園は7:00-24:00
休業日:9/16-5/14の月曜、火曜、12/24、12/25、1/1
料金:12EUR
公式サイト:linnus.salm.ee
(2019年7月現在)


見所ポイント

中世の古城「ハープサル城」
ハープサル城の城壁

ハープサル城は、13世紀にサーレマーネ司教の居城として建設されたのが始まりで、7つの塔と4つの入口を備えた外壁に囲まれており、エストニアで最も保存状態のよい中世の城塞建築の一つと言われています。創建以来、増改築が繰り返され、完成までに3世紀以上もの歳月が費やされました。ハープサル城は、かつては司教や聖職者の住居棟、行政を行う棟、大聖堂の3つの建物が中庭を囲うように配置され、初期は修道院として機能していました。これら全ての建物には地下室が作られ、牢獄や地下貯蔵庫として使用されていました。

16世紀のリヴォニア戦争で城は大きな被害を受け、その後のスウェーデン支配下では、より強固な要塞として改築が行われました。しかし、17世紀になるとハープサル城の軍事的な役割は減少し、17世紀後半に火災で全焼した際には再建されることはありませんでした。さらに続く大北方戦争でエストニアはロシアの統治下になり、ピョートル大帝の命で城壁は半分の高さに解体され、そのまま廃墟となりました。1980年代以降にようやくハープサル城の歴史的価値が見直され、修復・保存活動が行われ、現在はハープサルを代表するランドマークとして地元の人々や観光客に親しまれています。

破壊と再建が繰り返された大聖堂
大聖堂のインテリア

ハープサル城の大聖堂は、単身廊の教会としては、バルト諸国最大のものと言われています。13世紀にハープサル城が創建されたのと同時期にサーレマーネ司教区の大聖堂として建設されました。16世紀後半に起きたリヴォニア戦争の後、エストニアがスウェーデン領になると、ルター派の教会へ改宗され、「城の大聖堂」と呼ばれるようになりました。その後、17世紀後半の大火で大聖堂は、城と共に焼失してしまい、しばらく再建されることはありませんでした。19世紀後半になり大聖堂は修復され、その際に聖ニコラスに捧げられ、再び教会として機能するようになりました。しかし、第2次世界大戦中に大聖堂は破壊され、その後のソ連時代には穀物倉庫として使用されていたこともありました。エストニア独立後、大聖堂の修復が行われ、現在はルター派の教会として再び機能しています。大聖堂内部は、シンプルなインテリアですが、音響効果に優れており、コンサート会場としても頻繁に使用されています。

ハープサル城内の見学
ハープサル城の中庭

現在、ハープサル城は博物館として一般公開されており、ハープサルを代表する観光スポットとなっています。また、コンサートや演劇、祭りなどのイベント会場としても利用されています。城壁内は、公園として整備されており、散策やピクニックを楽しめ、地元の人々の憩いの場にもなっています。ハープサル城の西側の堀の部分には、子供用の遊技場があり、中世をイメージした木製の船やブランコなどの遊具は子供たちに大人気。

博物館では、かつての道具や武器、遺跡からの出土品などの展示の他、中世の牢獄や診療所が再現されており、ハープサル城や町の歴史、中世の生活について知ることができます。ハープサル城の建物自体は、崩れてしまっている部分もあり、部分的にしか保存されていませんが、建物や部屋のレイアウトは今でも見て取ることができ、かつての栄光を垣間見ることができます。城内は、古い遺構がそのまま残されている場所もあり、地下では、かつての暖房システムも見ることができます。

城の西側にある塔は、見張り塔として建てられたもので、その後鐘楼として使用されるようになりました。この塔の上は、現在展望台として一般公開されており、上ることができます。狭く急な階段の上り下りは少し大変ですが、塔の上からは、ハープサルの町並みや海岸線を眺めることができます。ハープサル城には、カフェやミュージアムショップも併設されているので、見学の後に立ち寄ってみるとよいでしょう。

ハープサル城に残る伝説のホワイト・レディ
ホワイト・レディの影が現れる大聖堂の洗礼堂

ハープサル城には、大聖堂の南側の円形の洗礼堂の窓に8月の満月の夜にホワイト・レディという女性の白い影が現れるという伝説があります。

ハープサル城が修道院だった頃は、修道院の厳しい規律に忠誠を誓った多くの司祭や修道士が住んでいました。伝説によると、ある時、一人の司祭が、城の外に出かけた時にエストニアの女性と恋に落ちてしまいました。その司祭は、彼女と一緒に暮らすために、聖歌隊の少年に扮装させて彼女を女人禁制だった城に忍び込ませてしまいました。しばらくして司教が城に戻ってきた際に、その聖歌隊の少年が女性であることがバレてしまい、2人は厳しい罰を与えられました。戒律を破った司祭は牢屋に投獄され餓死し、さらに女性は当時建設中だった洗礼堂の壁に生きたまま閉じ込められてしまったのです。その後、何日も壁の中から女性の悲鳴や泣き声が響いていたと言われています。その女性の魂は今でも城の壁を彷徨い、8月の満月の夜に彼女がなくなった洗礼堂の窓に女性の白い影が現れると言われています。博物館では、この白く浮かび上がるホワイト・レディを再現した展示も見られます。また、ハープサル城では、毎年8月の満月に時期にこの伝説に因んだ「ホワイト・レディ・デイズ」という音楽祭が開催されています。野外ステージで様々なジャンルの音楽コンサートやショーが開催され、多くの観客で賑わいます。

ベストシーズン

観光のベストシーズンは、最も過ごしやすい夏の6月~8月です。夏季は日照時間が長く、23時頃まで明るいので、観光に十分な時間をとることができます。ただし朝晩は気温が下がるので、長袖の羽織りものがあった方がよいでしょう。メキシコ湾流の影響で高緯度の割には温暖ですが、冬は日照時間が短くなり、厳しい寒さとなるので防寒対策は万全に。


  • 現地
  • タリン
天気予取得中...
天気予取得中...
  • 緯度・経度:58.9472, 23.5386
  • 住所:Lossiplats 3, Haapsalu, 90502 Lääne maakond, Estonia
首都
タリン
面積
45,228 (km2)
人口
132万人 2018年
言語
エストニア語、ロシア語
公用語
エストニア語
通貨名
ユーロ 補助通貨はセント ※本サイトではEURと表示
通貨レート情報取得中...
携帯会社SIM
Telia、Elisa、Tele2
最寄り空港からのアクセス方法

【タリン空港からタリン市内】
<トラム>
4番トラムが市内中心部まで運行
所要時間:(市内中心部)15~20分
料金:2EUR


<バス>
2番バスが市内中心部まで運行
所要時間:(市内中心部)15~20分
料金:2EUR


※バス、トラムはチャージ式のスマートカード利用時は割引あり


トラム・バス時刻表:transport.tallinn.ee


<タクシー>
所要時間:(市内中心部)10~15分
目安料金:10~15EUR


【タリンからハープサル】
<バス>
タリンバスターミナル(Tallinna bussijaam)からハープサル行きのバスに乗車
所要時間:1.5~2時間


※ハープサルバスターミナルからハープサル城まで徒歩約20分


(2019年6月現在)


最寄り空港詳細

  • タリン空港 (TLL)

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