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エチオピア

ハラール・ジャゴル要塞歴史都市

(Harar Jugol, the Fortified Historic Town)

概要

エチオピア東部の町ハラールは、標高約1,900mのエチオピア高原の東の丘にあります。古くからアフリカの角(ソマリ半島)のイスラムの宗教や文化の中心地として栄え、イスラムの第4の聖地とみなされていました。ジャゴル(ジュゴル)と呼ばれる城壁に囲まれたハラールの旧市街は、細い路地が入り組んでおり、数多くのモスクや霊廟をはじめ、アフリカとイスラムの文化的影響を受けたハラール独自の家屋も多く残っています。2006年には、城壁に囲まれた旧市街が「ハラール・ジャゴル要塞歴史都市」としてユネスコの世界遺産に登録されました。


見所ポイント

アフリカとアラブの文化が入り混じるハラール
伝統建築が立ち並ぶハラール・ジャゴルの街並み

ハラールの町の起源は諸説あり、7世紀から11世紀の間にイスラムの町として設立されたものと考えられており、エチオピアの他の都市とは異なるアラブ風の街並みが特徴となっています。1520年に現在のエチオピア東部からジブチ南部、ソマリ北部一帯を治めていたアダル・スルタン国の首都となり、キリスト教勢力の攻撃から町を守るために5つの門を持つ高さ4mの城壁が築かれました。16世紀にハラールは最盛期を迎え、現在残る街並みは16世紀のイスラムの都市設計に基づいており、城壁内は、建物と建物の間を縫うように細い路地が迷路のように張り巡らされています。また、コーヒー文化や織物、カゴ細工、製本などこの地域の文化も花開き、多くの文化人を惹きつけました。ハラールは、何世紀にも渡り、アフリカの角やアラビア半島などを結ぶ交易の中心地であったことから、様々な文化が入り混じるハラール独自の文化的特色を持っており、それらは伝統手工芸や家屋のインテリアにも見られます。さらに19世紀にインド商人によって木製のベランダを持つ新たな様式の家屋が建てられ、それらの建築物もハラールの文化遺産の一部となっています。

要塞都市ハラール・ジャゴルの散策
19世紀に建てられたハラール門

城壁に囲まれた旧市街ハラール・ジャゴル内は、コンパクトにまとまっており、徒歩で見て回ることができます。西側の入口となるハラール門(デューク門)は、19世紀にハラールがエチオピア帝国に併合された後にハラールの知事となったラス・メコネンにより新たに建設された6つ目の門で、車も通過できる大きな門です。ハラール・ジャゴルに残る歴史的建造物はもちろん魅力的ですが、カラフルにペイントされた民家や地元の人々の飾らない日常生活を眺めながら、路地裏散策をするのもハラール・ジャゴルの観光の醍醐味です。ハラール・ジャゴルの中心部にある円形交差点となったフェレス・マガラ広場周辺には、見どころが点在しているので、町歩きの際の拠点とするとよいでしょう。

ハラリ人の伝統手工芸
カラフルな工芸品が並ぶハンドクラフトセンター

ハラリ人の織物やカゴ細工、ジュエリー、石の彫刻、製本などの伝統手工芸は、その品質の高さで知られています。フェレス・マガラ広場のほど近くにあるハンドクラフトセンターは、イスラム美術の影響も見られるハラリ人の様々な伝統手工芸品やハラールの伝統家屋のインテリアを鑑賞できるスポットの一つです。

特にハラリ人女性によって作られている伝統的なカゴ細工は、カラフルで多様なデザインが素晴らしく、一見の価値があります。ハンドクラフトセンターでは、これらのデザイン性の高い伝統手工芸品を購入することができるので、お土産探しに立ち寄ってみるのもよいでしょう。また、ハラリ人女性が身に纏っているカラフルな伝統衣装もそれぞれに個性があり、思わず目を奪われてしまいます。

優美なランボーハウス
ランボーハウスのファサード

ランボーハウスは、19世紀末に貿易商としてハラールに滞在していたフランス人の詩人アルチュール・ランボーを記念する博物館です。木造の繊細な彫刻装飾とステンドグラスがはめ込まれたファサードが印象的で、内部は楕円形の吹き抜けのあるホールやパステルカラーのフレスコ画が描かれた天井など美しいインテリアで彩られています。ランボーは、早熟の詩人と称され、15歳から詩を書き始め、20歳頃に詩を放棄するまでに優れた作品を生み出し、それまでの詩の伝統を大きく変えました。詩人として活躍したのはわずか数年間だけでしたが、19世紀のフランスを代表する詩人として後世の作家に多大な影響を与えました。博物館には、ランボーの生い立ちに関するパネルや写真、詩集をはじめ、当時のハラールの町や人々の写真なども展示されていて、ハラールでのランボーの暮らしぶりや当時の様子を垣間見ることができます。

シェリフ・ハラール市立博物館でハラリ州の文化に触れる
シェリフ・ハラール市立博物館の外観

ランボーハウスの近くには、2008年にオープンしたシェリフ・ハラール市立博物館があります。インド商人によって建てられたベランダのある2階建ての建物を利用しており、玄関のドアの上には、東洋美術を彷彿とさせる木製の彫刻装飾が見られます。エチオピア帝国最後の皇帝ハイレ・セラシエ1世が新婚旅行で過ごした場所でもあることから、皇帝に即位する前の称号に因みラス・タファリ・ハウスと呼ばれることもあります。

館内では、ハラリ州に暮らすハラリ人、オロモ人、アムハラ人、グラゲ人、ソマリ人、アルゴッバ人の織物やジュエリー、硬貨、カゴ細工、武器などのコレクションの他、古い写本や音楽の録音データが展示されていて、多様な民族が共存するこの地域の伝統文化に触れることができます。

ハイエナの餌付け
ハイエナに餌付けるハイエナマン

ハラールでは、伝統的にハイエナの餌付けが行われてきました。もともとは1年に1晩だけ行われていましたが、1960年代から観光客向けのアトラクションとして毎晩行われるようになり、現在はハラール観光の見どころの一つとなっています。

ハイエナの餌付けは、城壁外の北側と東側の2ヶ所で行われています。ハイエナの餌付けショーでは、ハイエナマン(ハイエナの餌付けを仕事とする人)が呼ぶとどこからともなくハイエナが数匹現れ、間近で餌付けをする様子を見ることができます。また、実際に餌付け体験をすることもできるので、勇気を出してチャレンジしてみるのもよいでしょう。目の前でハイエナが餌に飛びつく様子は迫力満点です。

ベストシーズン

ハラールは、エチオピア高原の東に位置し、年間を通して気温の変化の少ない穏やかな気候です。観光のベストシーズンは晴天の日が多く、湿度が低く過ごしやすい乾季の10月~2月頃です。ただし、朝晩は冷え込むのでフリースやニットなどの防寒具が必要です。また、日中は日差しが強いので日焼け止めや帽子、サングラスなどもお忘れなく。6月中旬~9月頃までは大雨季で、大雨が降ると道路状況が悪くなり、行動範囲が限られる場合があります。


  • 現地
  • アディスアベバ
  • アクスム
  • ラリベラ
天気予取得中...
天気予取得中...
天気予取得中...
天気予取得中...
  • 緯度・経度:9.3093, 42.1380
  • 住所:Sayakach St, Harar, Ethiopia
首都
アディスアベバ
面積
1,104,300 (km2)
人口
112,079千人 2019年
言語
アムハラ語、オロモ語、ソマリ語、ティグリニャ語など複数の民族言語、英語
公用語
アムハラ語(事実上)
通貨名
エチオピア・ブル 補助通貨はサンティーム(1 ETB =100サンティーム) ※本サイトではETBと表示
通貨レート情報取得中...
携帯会社SIM
Ethiotelecom
最寄り空港からのアクセス方法

【ディレ・ダワ国際空港からディレ・ダワ】
<タクシー>
所要時間:5~10分


【ディレ・ダワからハラール】
<ミニバス>
ディレ・ダワバスステーションからハラール行きに乗車
所要時間:約1時間


最寄り空港詳細

  • ディレ・ダワ国際空港 (DIR)

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