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エストニア

カドリオルグ宮殿(カドリオルグ美術館)

(Kadriorg Palace (Kadriorg Art Museum))

概要

カドリオルグ宮殿は、大北方戦争で勝利したロシアのピョートル大帝が、スウェーデンから獲得したこの地に18世紀前半に建てた夏の離宮です。バロック様式の優美な宮殿の周辺には、手入れの行き届いた美しい庭園が広がり、かつてのロシア皇帝の華やかな生活が垣間見られます。現在、宮殿内部は美術館となっており、16世紀から20世紀の西洋とロシアの絵画や彫刻、調度品などの美術作品を展示しています。カドリオルグ宮殿の東側にはエストニア大統領官邸があります。


営業時間:10:00-18:00 ※水曜は20:00まで
休業日:月曜、祝日
料金:6.5EUR
公式サイト:kadriorumuuseum.ekm.ee
(2019年6月現在)


見所ポイント

ロシア皇帝の夏の離宮
正面から見たカドリオルグ宮殿

カドリオルグ宮殿は、ロシアのピョートル大帝の命で、イタリア人建築家のニコロ・ミケッティの設計により1718年から建設が開始されました。カドリオルグとは、エストニア語で「エカテリーナの谷」を意味し、ピョートル大帝の妃エカテリーナの名前に因んで名付けられました。

1917年のロシア革命でロシア帝国が崩壊し、エストニアが独立した後、1920年代からカドリオルグ宮殿はエストニア美術館として使用されるようになりました。しかし、それも長くは続かず、1930年代に宮殿の一部がエストニア大統領の執務室や住居として使用するため増改築が行われ、一般公開は中止されました。さらに第2次世界大戦中のナチス・ドイツの占領下ではドイツ総督の邸宅として使用されていました。戦後のソ連政権下で再びエストニア美術館として一般公開されていましたが、1991年に全面改装のため建物は閉鎖されました。この時に、古い資料や建築図面を参考に9年の歳月をかけて、18世紀から19世紀の華やかな宮殿の姿を取り戻すために、オリジナルのデザインに近づけた修復と再建が行われました。そして、2000年にカドリオルグ宮殿は、エストニア美術館の分館のカドリオルグ美術館としてリニューアルオープンを果たしました。

バロック芸術を堪能できるカドリオルグ美術館
メインホールを飾る漆喰の彫刻装飾

カドリオルグ宮殿は正面から見ると3階建てで、側面と背後見ると2階建てになっています。これは、建物を挟んで西側と東側の地面の高さが異なるためで、宮殿の正面(西側)の低い場所にローワーガーデン、背後(東側)の高い場所にアッパーガーデンがそれぞれ造られています。そのため、正面から見た1階部分は、背後から見ると地下に隠れていて、2階建てのように見えています。

カドリオルグ美術館では、外国(西洋とロシア)の16世紀から20世紀までの絵画や彫刻、家具、調度品などの美術コレクションを展示しており、ヨルダーンス、レオナルト・ブラーメル、マールテン・ド・フォスなどの著名な画家の作品も見られます。カドリオルグ美術館は、展示されている美術品はもちろん、優美な宮殿そのものも大きな見どころとなっています。その中でも見逃せないのが、エストニアで最も素晴らしいバロック建築と称されるメインホール。特に天井のフレスコ画や精緻な漆喰の彫刻装飾は見事です。白とグレーを基調としているため、華やかさの中にも品があり、思わず見惚れてしまいます。1930年代に大統領の執務室として使用されていた部屋も保存されており、他とは異なる雰囲気が感じられます。

宮殿内にはカフェが併設されており、美術鑑賞の後に、余韻に浸りながら休憩に利用するのもオススメです。カドリオルグ美術館は、常設展に加え国内外のアート作品を集めた特別展、コンサート、演劇などのイベント会場としても使用されています。

バロック宮殿に欠かせない庭園
カラフルな花々が咲き誇るアッパーガーデン

バロック様式の宮殿建築で欠かせないのが、アッパーガーデンとローワーガーデンです。宮殿と庭園が一つの軸として対称的なレイアウトで設計されているのが特徴です。

宮殿の東側に広がるアッパーガーデンは、2つのテラスからなる幾何学式庭園で、フランスのヴェルサイユ宮殿の庭園をモデルにしたと言われています。手前のテラスは、季節の花々が咲き誇る花壇や噴水、彫刻で彩られており、宮殿のメインホールのドアから直接出られるように設計されています。2番目のテラスには、バロック様式のミラージュ池がありましたが、20世紀に入り、すぐ隣に大統領官邸が建設されたため、アッパーガーデンの改修が行われ、現在は壁で隔てられています。

宮殿の西側のローワーガーデンは、ピョートル大帝の時代に造園が開始され、当時は噴水や水路、花壇、彫刻などで彩られた庭園でしたが、彼の死後、工事が滞り、やがて手入れもされなくなりました。現在は、木々が生い茂り、新緑や紅葉など四季折々の自然の美しさが感じられる公園となっています。

見どころがいっぱい!カドリオルグ公園
カドリオルグ公園の人気スポット「白鳥の池」

宮殿周辺は、70ヘクタールにも及ぶ広大なカドリオルグ公園が広がっています。カドリオルグ公園は、宮殿とともに18世紀に造園が開始されました。その後も20世紀まで増改築が繰り返され、広い園内には各時代に造られた様々な様式の庭園や建造物が見られます。

宮殿の南西にある白鳥の池は、人工の噴水池で、カドリオルグ公園で最も知られた人気のスポット。池の中央の小島にはパビリオンが建てられ、その周辺に木々が植えられています。特に春から夏にかけては、池の周辺の花壇に季節の花々が咲き誇り、訪れる人々の目を楽しませてくれます。

広大な園内には、ミッケル博物館、ピョートル大帝博物館など、もともと宮殿の付属の建物を利用した博物館やカフェがあるほか、日本庭園、バラ園、クム美術館、遊戯場、モニュメントなど様々な見どころが充実しており、子供から大人まで楽しむことができます。フェリーが行き交うバルト海を望めるエリアもあり、ジョギングやサイクリングを楽しむ人々の姿も多く見られます。美術館などの施設を見学する際は入場料がかかりますが、公園自体は無料で楽しむことができ、市民の憩いの場となっています。タリン観光というと旧市街中心になりがちですが、数日タリンに滞在する場合は、カドリオルグ公園まで足を伸ばして、地元の人々に混ざってのんびりと過ごしてみるのもオススメです。

おすすめのツアー・アクティビティ

ツアー・アクティビティ名 所要時間 詳細
【プライベートツアー】夏の離宮 カドリオルク宮殿 半日観光<車+ガイド貸切/午前or午後/タリン発>3時間

veltra.com

【プライベートツアー】エストニア首都 世界遺産タリン市内観光<車(1H)+ガイド貸切/午前・午後/タリン発>3時間

veltra.com

世界遺産タリン歴史地区 半日徒歩観光ツアー<タリン発>2〜3時間

veltra.com

ベストシーズン

観光のベストシーズンは、最も過ごしやすい夏の6月~8月です。夏季は日照時間が長く、23時頃まで明るいので、観光に十分な時間をとることができます。ただし朝晩は気温が下がるので、長袖の羽織りものがあった方がよいでしょう。メキシコ湾流の影響で高緯度の割には温暖ですが、冬は日照時間が短くなり、厳しい寒さとなるので防寒対策は万全に。


  • 現地
  • タリン
天気予取得中...
天気予取得中...
  • 緯度・経度:59.4385, 24.7910
  • 住所:A. Weizenbergi 37, 10127 Tallinn, Estonia
首都
タリン
面積
45,228 (km2)
人口
132万人 2018年
言語
エストニア語、ロシア語
公用語
エストニア語
通貨名
ユーロ 補助通貨はセント ※本サイトではEURと表示
通貨レート情報取得中...
携帯会社SIM
Telia、Elisa、Tele2
最寄り空港からのアクセス方法

【タリン空港からタリン市内】
<トラム>
4番トラムが市内中心部まで運行
所要時間:(市内中心部)15~20分
料金:2EUR


<バス>
2番バスが市内中心部まで運行
所要時間:(市内中心部)15~20分
料金:2EUR


※バス、トラムはチャージ式のスマートカード利用時は割引あり


トラム・バス時刻表:transport.tallinn.ee


<タクシー>
所要時間:(市内中心部)10~15分
目安料金:10~15EUR


【タリン市内のアクセス】
トラム1、3番で「Kadriorg」下車→徒歩約5分


(2019年6月現在)


最寄り空港詳細

  • タリン空港 (TLL)