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モロッコ

ウダイヤのカスバ

(Kasbah of the Udayas)

概要

ウダイヤのカスバは、ラバトのメディナ(旧市街)の北側、ブー・レグレグ川の河口付近に築かれた城塞エリアです。堅牢な城壁は、12世紀のムワッヒド朝時代に築かれたもので、城壁内は17世紀以降の建物が残っています。18世紀にラバト周辺で猛威を奮っていた粗暴な部族の侵略を防ぐためにウダイヤ族の軍隊をここに駐屯させたことからウダイヤのカスバと呼ばれるようになりました。現在は、フォトジェニックな街並みの散策と雄大な大西洋を眺めを楽しめるラバトの観光名所の一つとなっています。


見所ポイント

堅牢な城壁に囲まれたウダイヤのカスバの歴史
彫刻装飾が残る巨大なウダイヤ門

ウダイヤのカスバは、もともとはブー・レグレグ川の河口の監視のために建設されたのが始まりとされ、12世紀のムワッヒド朝時代には、大規模な軍事要塞に改築され、アンダルシア(スペイン)の征服へ向かうモロッコ軍の攻撃拠点として機能していました。ウダイヤのカスバと呼ばれるようになったのは、ウダイヤ族の軍隊を駐屯させていた18世紀以降のことで、12世紀当時は「勝利の陣営」という意味を持つリバート・アルファス(Ribat Al-fath)と呼ばれ、それが現在のラバトの町の名前の由来となりました。12世紀に築かれたカスバを囲う幅約2.5m、高さは場所によって8~10mにも及ぶ赤茶色の堅牢な城壁は、今なお見る者を圧倒させる迫力があります。巨大なウダイヤ門も同じく12世紀に建造されたもので、ウダイヤのカスバのシンボルとなっています。門のアーチの周りに施された幾何学模様の彫刻装飾も健在です。ウダイヤ門の内部には、部屋があり、現在はアート・ギャラリーとして利用されています。

ラバトに都を遷都したムワッヒド朝第3代君主ヤアクーブ・マンスールが1199年に亡くなった後は、ラバトの町とともにウダイヤのカスバも放棄され、衰退の一途を辿りました。数世紀の時を経て、17世紀にスペインから追放されたモリスコがこの地に入植すると、カスバは再建されたものの、その後しばらく海賊の巣窟となっていました。

チャーミングな街並みが広がるカスバ内
白と青のコントラストが美しいウダイヤのカスバ内

ウダイヤ門の入口からカスバ内に一歩足を踏み入れると、威圧的な城壁のイメージとは一変。白と青のコントラストが美しい住宅が立ち並び、アンダルシア地方を彷彿とさせる別世界が広がっています。そこは、ラバトの洗練された新市街とも活気溢れる旧市街とも異なる雰囲気で、ラバトの新たな側面を見せてくれます。カスバ内は、民家を縫うように起伏のある細い路地が張り巡らされています。民家の軒先に何気なく飾られた花や植物も風景のアクセントとなり、何とも言えない魅力的な雰囲気が漂っています。どこを切り取っても絵になるフォトジェニックな景観が広がり、ただ歩いているだけでもワクワクしてきます。ウダイヤのカスバが現在のように白と青にペイントされた集落になったのは、20世紀のフランス統治時代にラバトの大規模な都市設計が行われた時のこと。それ以来、現在に至るまでこの魅力的な景観は守られ、近年はラバトの人気の観光名所となっています。カスバの中心部にあるカスバ・モスクは、11世紀中頃に創建されたラバトで最も古い歴史を持つモスクで、現在見られる建物は18世紀に再建されました。

絶景を望めるビュースポット
ウダイヤのカスバの展望テラスからの眺め

可愛らしいカスバの街並みを楽しんだ後は、このカスバの北側にある高台の展望テラスに向かってみて下さい。カスバの細い路地を抜けて小さな門を出ると突如視界が開け、開放的な空間に出ます。この展望テラスは、カスバで最も高い場所に位置しており、大西洋やブー・レグレグ川の河口を見渡せることから、かつては海からの侵略者を防ぐ防衛の最前線として機能していました。現在は、ブー・レグレグ川や対岸の町サレ、紺碧に輝く大西洋の雄大な景色を見晴らすことができるビュースポットとして人気があり、多くの観光客で賑わっています。

カスバの下には、ラバト・ビーチが広がっており、夏季は海水浴客で賑わいを見せています。ビーチからは、海に向かって防波堤が築かれており、先端まで歩いて行くことができます。また、晴れた日には、展望テラスやビーチからは、大西洋に沈むロマンティックな夕日を眺められます。

ほっとひと息つけるアンダルシア庭園
穏やかな雰囲気が漂う庭園

ウダイヤのカスバの南側には、17世紀末にムーレイ・イスマイルにより建てられた宮殿があり、現在はウダイヤ博物館となっています。ウダイヤ博物館の隣には、美しいアンダルシア庭園があります。庭園内には、オレンジの木やレモンの木、背の高いヤシの木、ブーゲンビリアなど様々な木々や花々が植えられており、四季折々の美しい植物を眺めながら散策を楽しめます。夏の暑い日でも木陰に入るとひんやりと涼しく、地元の人々の憩いの場となっています。喧騒とは無縁の世界で、穏やかな時間が流れており、しばし都心にいることを忘れ、ホッとさせてくれます。アンダルシア庭園の奥の川沿いには「カフェ・マウレ(Café Maure)」がひっそりと佇んでいます。ウダイヤのカスバを散策した後に休憩がてらカスバや対岸の景色を眺めながら、のんびりとしたティータイムを過ごすのもオススメです。

カスバを望める川沿いの遊歩道
ブー・レグレグ川沿いの遊歩道から見たカスバ

ウダイヤのカスバ前のアル・マルサ通り(Avenue Al Marsa)を少し東に行くと、ブー・レグレグ川沿いには遊歩道が敷かれており、ここから眺めるウダイヤのカスバも絶景。赤茶色の城壁の中に白い建物が立ち並ぶカスバ全体がまるで水上に浮かんでいるように見え、さらに川には小舟がたくさん浮かんでおり、なんともフォトジェニック。川岸には、レトロな木造船(ダウ船)を利用したレストラン「Le Dhow」が停泊しています。雰囲気もよく、水辺の美しい景色を眺めながら、ゆったりとした食事やティータイムを楽しめます。遊歩道沿いには、この他にもテラス席を設けた開放的な雰囲気のカフェやレストランが数軒並んでいるので、カスバ観光の後に立ち寄ってみるのもよいでしょう。

ベストシーズン

モロッコには四季がありますが、沿岸部、山間部、砂漠と変化にとんだ地形で、地域毎に気候が異なります。大西洋に面したラバトは、年間を通じて温暖で過ごしやすい気候です。一年を通して観光を楽しめますが、ベストシーズンは、6月~9月頃です。夏でも内陸部ほど暑くならず、乾燥して過ごしやすいです。ただし、日差しが強いので、サングラスや帽子、日焼け止めなどの日除け対策は必須です。


  • 現地
  • ラバト
  • フェズ
  • メルズーガ
天気予取得中...
天気予取得中...
天気予取得中...
天気予取得中...
  • 緯度・経度:34.0309, -6.8360
  • 住所:12 Rue Bazo, Rabat, Morocco
首都
ラバト
面積
446,550 (km2)
人口
3,522万人 2018年
言語
アラビア語、ベルベル語、フランス語
公用語
アラビア語、ベルベル語
通貨名
モロッコ・ディルハム 補助通貨はサンチーム ※本サイトではMADと表示
通貨レート情報取得中...
携帯会社SIM
Maroc Telecom、Orange、inwiなど
最寄り空港からのアクセス方法

【ラバト・サレ空港からラバト市内】
<タクシー>
所要時間:(市内中心部)約25分
目安料金:150~200MAD


<空港バス>
空港からラバト・ヴィル駅前まで運行
所要時間:20~30分
料金:20MAD


【ラバト市内のアクセス】
トラム「Bab Chellah」駅から徒約15分


(2020年1月現在)


最寄り空港詳細

  • ラバト・サレ空港 (RBA)