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デンマーク

カステレット

(Kastellet)

概要

カステレットは、かつて貿易で栄えたコペンハーゲンの港の入口を守るために1662年に築かれた星型の要塞です。周囲は、堀に囲まれており、簡単には攻め入れない構造となっています。かつては、カステレットからコペンハーゲンの街を囲う城壁が続いていました。現在も敷地内には風車や大砲、教会、兵舎などの建物がありますが、要塞の面影はほとんどなく、水路に囲まれた緑豊かな美しい公園となっていて、散策やジョギングスポットとして親しまれています。


見所ポイント

コペンハーゲンの歴史を見守ってきたカステレット
上空から見た星型のカステレット

美しい公園として整備されているカステレットは、コペンハーゲンの港の入口の防衛のために国王クリスチャン4世によって要塞として建設が開始され、フレデリック3世の治世下の1662年に完成しました。要塞は、上から見ると美しい星型をしています。星型要塞は、15世紀後半にイタリアで始まった築城様式です。要塞を星型にすることで、死角がなくなり、それぞれの角に兵士や大砲を配備し、防衛力を上げることができるという考えに基づき、その後およそ3世紀に渡り、ヨーロッパを中心に世界に広まりました。カステレットは、19世紀初頭に起きたコペンハーゲンの海戦では、イギリス艦隊の防衛線としても利用されましたが、新兵器の台頭により19世紀後半には戦略的な防衛の役割は失いました。

カステレットの散策
敷地内に残る風車

カステレットの敷地内には、18世紀に建てられたレンガ色の兵舎や倉庫、教会などの建物群が残っており、現在もこのエリアはデンマーク国防省の軍事施設として使用されています。西側の角にあるオランダ様式の風車は、18世紀に建てられた初代の風車が嵐で倒壊したしため、19世紀半ばに再建されたもので、小麦粉などの製粉に使用されていました。

レンガ色の建物群と芝生の緑のコントラストは美しく、現在も軍事施設が置かれているものの、物々しい雰囲気は全く感じられません。堀に沿った土手の上には遊歩道が敷かれており、絶好の散策スポット。コペンハーゲンの埠頭や市街地を眺めることができ、天気のいい日には、観光客だけでなく、散歩やジョギングを楽しむ地元の人々の姿も多く見られます。

カステレットは、市内中心部からは少し距離がありますが、周辺には人魚姫の像やゲフィオンの泉など見どころが点在しているので、合わせて見て回るとよいでしょう。また、ニューハウンや王立図書館から水上バスに乗って訪れることもできます。水上バスは、コペンハーゲンの街並みを眺めながらプチクルーズ気分を味わえる手軽な交通手段でとしてもオススメです。

イギリスとの関わりを示すチャーチル公園
カステレットから見たチャーチル公園と聖アルバニ教会

カステレットの南の入口の外側には、チャーチル公園が広がっています。第2次世界大戦中にナチス・ドイツに占領されたデンマークの解放を援助してくれたイギリスに感謝の意を表して、イギリス元首相ウインストン・チャーチルの名前が1965年に付けられ、園内にはチャーチルの胸像も置かれています。チャーチル公園には、聖アルバニ教会、ゲフィオンの泉、デンマーク・レジスタンス博物館があり、戦争の記念碑もいくつか建てられています。

チャーチル公園の中でも一際目を引く聖アルバニ教会は、英国国教会の教会で、ネオ・ゴシック様式の美しい外観と尖塔が印象的です。交易の要衝として栄えていたコペンハーゲンには、16世紀頃からイギリス人が移住しており、19世紀にはイギリス人コミュニティが増大し、英国国教会の建設が望まれていました。そこで、要塞の役割を失ったカステレットの隣に1887年に聖アルバニ教会が創建されました。建材には、主に石灰岩やフリントなどの石材が使用されています。デンマークでは、建材としてフリントの使用はあまり一般的ではありませんが、イギリス南部の伝統的な教会建築ではよく見られます。教会内部は、控えめなインテリアですが、神聖な空気に包まれています。

シェラン島を作ったゲフィオンの泉
ゲイフォンの泉と聖アルバニ教会

アルバニ教会の隣にある4頭の雄牛を操る女神像の迫力ある噴水は、ゲフィオンの泉と呼ばれています。ゲフィオンは、北欧神話に登場する女神の一人。スウェーデン王に一晩で耕した土地を与えると言われた女神ゲフィオンは、巨人男性との間にもうけた4人の息子を雄牛に変え、土地を耕させ、大量の土砂を海に運び、島を作りました。そして、その島こそが、コペンハーゲンのあるシェラン島だと伝えられています。

噴水の水しぶきが、鞭を振るうゲフィオンと土地を必死に耕す雄牛の躍動感をさらに引き立てています。ゲフィオンの泉は、階段状に作られた大きな噴水で、周辺は、記念撮影をしたり、噴水の縁に腰掛けて休憩をする人々で賑わっています。

がっかり名所?!人魚姫の像
哀愁漂うマーメイド像

チャーチル公園からさらに500mほど北上すると水辺の岩の上に腰掛けた人魚姫の像があります。人魚姫の像は、アンデルセン童話の人魚姫をモチーフにした銅像で、1913年に彫刻家エドヴァルド・エリクセンにより制作されました。人魚姫の像は、コペンハーゲンの観光名所の一つであるものの、シンガポールのマーライオン、ブリュッセルの小便小僧と並び世界三大がっかり名所という不名誉な称号で呼ばれることも。実際に訪れてみると、人魚姫の背景には工場地帯が広がり、お世辞にも景観がよいとは言えません。また、常に人魚姫と一緒に写真撮影をする観光客で溢れているので、ベストポジションで写真を収めるのは至難の技。しかし、そんなことにも我関せずといったクールな姿は、ある意味美しくも感じられます。物語では、上半身が人間、下半身が魚という人魚姫ですが、この像は足先にヒレのようなものが見られますが、ほとんど人間の姿をしています。それは、この像のモデルとなった女性の脚があまりにも美しかったからなのだとか。

また、人魚姫の像は、幾度となく破損に遭い、その度に修復が繰り返されてきました。がっかり名所と囁かれながらも、観光客の絶えない不思議な魅力があるスポットであることは間違いありません。

おすすめのツアー・アクティビティ

ツアー・アクティビティ名 所要時間 詳細
選べるバス&ボートが乗り降り自由!ホップオン・ホップオフ 市内観光ツアー<48時間有効/コペンハーゲン発>-

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出発地を選べる!運河クルーズツアー<コペンハーゲン発>1時間

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ベストシーズン

コペンハーゲンは、四季がはっきりとしていて、観光のベストシーズンは、最も過ごしやすい夏の6月~8月です。緯度が高いため夏季は日照時間が長く、観光に十分時間を取ることができます。沿岸を流れる暖流の影響で高緯度の割には温暖ですが、冬は日照時間が短くなり、厳しい寒さとなるので防寒対策は万全に。


  • 現地
  • コペンハーゲン
  • オーフス
天気予取得中...
天気予取得中...
天気予取得中...
  • 緯度・経度:55.6907, 12.5948
  • 住所:Kastellet 14, 2100 København, Denmark
首都
コペンハーゲン
面積
43,094 (km2)
人口
575万人 2017年
言語
デンマーク語
公用語
デンマーク語
通貨名
デンマーク・クローネ 補助通貨はオーレ ※本サイトではDKKと表示
通貨レート情報取得中...
携帯会社SIM
TDC、Telenor、Telia、3 (Three)
最寄り空港からのアクセス方法

【コペンハーゲン空港から市内】
<電車(DSB)>
所要時間:(コペンハーゲン中央駅)約15分
料金:36DKK


参考サイト:dsb.dk


<地下鉄>
M2が空港から市内まで運行
所要時間:約15分
料金:36DKK


参考サイト:m.dk


<バス>
5Aが空港からコペンハーゲン市内中心部まで運行
所要時間:約30分
料金:36DKK


<タクシー>
メーター制
所要時間:(市内中心部)20~30分
目安料金:250~300DKK


【コペンハーゲン市内からのアクセス】
地下鉄コンゲンス・ニュートー(Kongens Nytorv)駅から徒歩約15分


(2018年11月現在)


最寄り空港詳細

  • コペンハーゲン空港 (CPH)