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リトアニア

カウナス城

(Kaunas Castle)

概要

カウナス城は、14世紀中頃にドイツ騎士団の侵攻を防ぐためにネリス川とネムナス川の合流点に築かれた城塞で、リトアニア最古の石造りの城です。1362年にドイツ騎士団により破壊され、その後再建されましたが、15世紀以降は大公の住居や裁判所、刑務所など様々な用途で使用されました。17世紀から18世紀にはスウェーデン軍やロシアの占領と川の氾濫により城は荒廃し、そのまま放棄されました。現在は、塔と城壁の一部が残るのみとなっており、塔の内部は博物館として一般公開されています。


営業時間:(6月-8月)10:00-18:00 日曜は16:00まで(9月-5月)10:00-18:00 土曜は17:00まで
休業日:(6月-8月)月曜、祝日(11月-3月)日曜、月曜、祝日
料金:(大人)3EUR(学生・シニア)1.5EUR
公式サイト:kaunomuziejus.lt
(2019年10月現在)


見所ポイント

幾多の戦いの舞台となったカウナス城
カウナス城の南側に残る城壁

14世紀中頃、東に勢力を拡大するドイツ騎士団の侵略を防ぐためにリトアニアで最初の石造りの城塞がカウナスに築かれました。カウナス城は、ネリス川とネムナス川の合流点の戦略的要衝に位置し、15世紀初頭まで幾度もドイツ騎士団との戦いの舞台となってきました。1362年にドイツ騎士団に攻囲された際に城は破壊され、この時400人のリトアニア軍兵士の内、生き残ったのはわずか36人だけだったと言われています。その後、4つの塔を備えたより強固な城が再建されましたが、ヴィータウタス大公時代の1410年にグルンヴァルトの戦いでリトアニアとポーランドの連合軍が勝利をおさめた後は、城の軍事的な重要性はなくなり、大公の住居や迎賓館として使用されるようになりました。1549年にポーランド王兼リトアニア大公ジグムント2世アウグストの妻バルバラに城が与えられ、16世紀後半には砲台を備えた要塞として増強工事が行われましたが、17世紀になるとネリス川の度重なる氾濫により2重の城壁や塔は水に流されてしまいました。戦略的な立地条件から北方戦争中にはスウェーデン軍の拠点として使用されましたが、その後は軍事的役割はなくなり、18世紀には牢獄となりました。ロシア帝国時代には、役割を失った城の敷地内に家が建てられ、城はさらに荒廃し、そのまま放棄されてしまいました。20世紀に入り、発掘調査と保存活動が開始され、現在は修復された円錐型の塔がカウナス市立博物館の分館として一般公開されています。

市民の憩いの場となったカウナス城
カウナス城の堀に架かる橋

カウナス城は、創建から数世紀に渡り何度か破壊や再建、増改築が行われてきました。現在見られる城の構造物は、修復された南東の角の塔とその周囲を囲う半円型の砦、南側の城壁のみとなっており、華やかさには欠けますが、周辺の緑と赤レンガのコントラストが美しく、カウナスを象徴する歴史的建造物となっています。考古学調査の結果、現存する建物の構造は14世紀後半に再建された時のものであることがわかっています。城の周りには、だいぶ埋まってしまい緩やかにはなっているものの、かつての堀の跡を見ることができ、東側の堀には橋が架けられています。現在、カウナス城の敷地は、野外コンサートや演劇、フェスティバルなどのイベント会場としても利用されています。

カウナス城の西側は、緑豊かな公園として整備されており、子供用の遊具をはじめ、運動器具なども設置されています。ピクニックや散策を楽しむ人々の姿も多く見られ、地元の人々や観光客の憩いの場となっています。西端まで行くと、細長い半島のようになっており、ネリス川とネムナス川の合流点を眺めることができます。

カウナス城の博物館
城のインテリアが再現された博物館内

カウナス城の塔を利用した博物館は、地下から3階までが展示フロアとなっており、14世紀の創建から現在までのカウナス城の変容や機能の変化の歴史に関する展示を見ることができます。様々な時代の城の外観や機能について解説した展示では、3D映像やアニメーションでかつての城を再現していたり、ドイツ騎士団の攻囲された1362年の文化層で発見された弓矢や槍、斧、陶磁器の破片などの考古学的な遺物を見ることができます。カウナス城のインテリアを再現した展示室では、毛皮の敷物や家具、調度品、当時の衣装などが見られ、かつての城の暮らしぶりを垣間見ることができます。美しい模様が描かれた華やかなタイルストーブも見どころの一つとなっています。

地下牢では、中世の時代に使用されていた足枷や手錠を実際に試してみたり、拷問や処刑器具を見ることができます。カウナス城では多くの人々が亡くなっており、幽霊が出現すると言われています。伝説によると、かつて城の地下には軍隊が配備されていましたが、そのまま忘れ去られてしまい、兵士たちは今でも城の地下に立っており、城を守る機会を待っていると言われています。地下の展示室には、ホログラムで兵士の姿が壁に浮かび上がる演出があり、来場者の目を楽しませています。

レンガゴシック様式の聖ゲルギオ教会
修復が進む聖ゲルギオ教会

カウナス城の南側には、レンガ造りの後期ゴシック様式の聖ゲルギオ教会があります。聖ゲルギオ教会は、15世紀末から16世紀初頭にかけて隣接する修道院と共に建設されました。ヴィリニュスの聖アンナ教会及びベルナルディン教会と建築や装飾に同一の特徴が見られ、2つの教会建築に携わった建築家マイケル・エンキンガー(Michael Enkinger)の設計によるものと考えられており、リトアニアのゴシック建築を代表する建築物の一つとなっています。聖ゲルギオ教会と修道院は、19世紀にナポレオン軍の攻撃で大きな被害を受け、さらに第2次世界大戦後のソ連時代には教会が閉鎖され薬物倉庫へと転用されました。リトアニアが独立回復した後、教会と修道院はフランシスコ会に返還されました。2009年から教会と修道院の本格的な修復作業が開始され、現在は再び教会としての機能しています。

ベストシーズン

リトアニアには四季があり、観光のベストシーズンは、最も過ごしやすい夏の6月~8月です。夏季は日照時間が長く、夜遅くまで明るいので、観光に十分な時間をとることができます。ただし朝晩は気温が下がるので、長袖の羽織りものがあった方がよいでしょう。メキシコ湾流の影響で高緯度の割には温暖ですが、冬は日照時間が短く、寒い日が続くので防寒対策は万全に。


  • 現地
  • ヴィリニュス
  • クライペダ
天気予取得中...
天気予取得中...
天気予取得中...
  • 緯度・経度:54.8989, 23.8854
  • 住所:Pilies g. 17, Kaunas 44275, Lithuania
首都
ヴィリニュス
面積
65,300 (km2)
人口
279万人 2018年
言語
リトアニア語
公用語
リトアニア語
通貨名
ユーロ 補助通貨はセント ※本サイトではEURと表示
通貨レート情報取得中...
携帯会社SIM
Telia、Tele2、Biteなど
最寄り空港からのアクセス方法

【ヴィリニュス国際空港から市内】
<路線バス>
空港前のバス停から旧市街方面は88番(夜間は88N番)、中央駅は1、2番、市内中心部経由Fabijoniškės行きは3G番
所要時間:(市内中心部)20分前後
料金:1EUR


<空港バス(Airport Express)>
空港から中央駅までの直通バス
所要時間:約10分
料金:2EUR


<電車>
空港駅から中央駅まで運行
所要時間:8分
料金:0.70EUR


<タクシー>
所要時間:(市内中心部)10~15分
目安料金:(市内中心部)10EUR前後


【ヴィリニュスからカウナス】
<バス>
ヴィリニュス・バス・ステーションからカウナス行きのバスの乗車
所要時間:約1.5時間


参考サイト:autobusubilietai.lt


<電車>
ヴィリニュス駅からカウナス行きの電車に乗車
所要時間:1時間~1時間20分


参考サイト:traukiniobilietas.lt


※カウナス城はバス停「カウナス城前(Kauno pilis)」から徒歩3分


(2019年9月現在)


最寄り空港詳細

  • ヴィリニュス国際空港 (VNO)