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ポーランド

カジミエシュ地区

(Kazimierz)

概要

クラクフの旧市街の南側にあるヴィスワ川沿い一体のカジミエシュ地区は、かつてのユダヤ人居住区です。中世以降、第2次世界大戦中にナチス・ドイツ軍に占領されるまで、この地区はユダヤ人街として発展しました。戦後ユダヤ人がいなくなり一時は荒廃していましたが、近年の再開発により、シナゴーグやユダヤ人墓地が修復され、かつての店構えが再現されたり、オシャレなカフェやレストランが続々オープンするなど、ユダヤ文化と新たなトレンドの発信地として注目を集めています。


見所ポイント

過去の悲劇と新たなトレンドが交錯するカジミエシュ地区
レトロな雰囲気を再現したショップ

近年おしゃれスポットとして注目を集めているのが古都クラクフのカジミエシュ地区。カジミエシュという名称は、14世紀にユダヤ人を保護したポーランド国王カジミエシュ3世(大王)に因んでいます。中世以降、西ヨーロッパで迫害を受けた多くのユダヤ人が、宗教的寛容政策をとっていたポーランドに移り住み、第2次世界大戦前のポーランドは、ヨーロッパ最大のユダヤ人社会がありました。

中でもクラクフとは別の独立した町(市)として機能していたカジミエシュ地区には多くのユダヤ人が暮らし、ポーランド人と共存しながらクラクフの経済の発展に大きく貢献していました。第2次世界大戦中、ナチス・ドイツ軍の占領でカジミエシュ地区を含むクラクフのユダヤ人住民は、ヴィスワ川の対岸のポドグージェ地区のクラクフゲットーに強制移住させられ、多くの命が奪われました。戦後ユダヤ人が姿を消したカジミエシュ地区は、荒廃していましたが、1993年に公開されたスピルバーグ監督の映画「シンドラーのリスト」のロケ地として使用されたことで国際的に注目を集めました。このエリアには、今でもシナゴーグやユダヤ人墓地が点在しています。また、近年の再開発により、かつてのユダヤ人街が再現されたり、ユダヤ文化をテーマにしたレストランやショップが続々とオープンし、新たな観光地として活気を取り戻しています。

カジミエシュ地区の観光拠点Szeroka
Szeroka広場にあるユダヤレストラン「Ariel」

カジミエシュ地区に足を踏み入れると、クラクフの中心部とは雰囲気が異なることに気づきます。戦後所有者を失い廃墟と化していた建物は、近年の再開発で、戦前の面影を残しつつ現代的なセンスを取り入れたレトロモダンなショップやレストランへと生まれ変わっています。

カジミエシュ地区の観光の中心となるのが、Miodowa通りから南のスタラ・シナゴーグを結ぶSzeroka通り。ここは、カジミエシュ地区で最初にユダヤ人商人が定住したエリア。通りと言うよりは広場のような空間が広がり、ユダヤレストランやバーが軒を連ね、この地域で最古のユダヤ人の書店「Jarden」もあります。さらに、カジミエシュ地区の中でも特に重要な2つのシナゴーグ(スタラ・シナゴーグとレム・シナゴーグ)もこのエリアにあります。広場の中央付近には木立があり、ホロコーストで命を落としたクラクフのユダヤ系ポーランド人の慰霊碑が建てられています。レム・シナゴークの隣には、第2次世界大戦中にポーランド地下軍の一員でユダヤ人の大虐殺を西側陣営に伝えたヤン・カルスキのモニュメントのベンチが置かれています。

カジミエシュ地区でシナゴーグ見学
スタラ・シナゴーグの内部

カジミエシュ地区には、シナゴーグ(ユダヤ教の会堂)が多く点在しており、それらほどんどが内部も自由に見学できるようになっています。いくつかのシナゴーグでは、カジミエシュ地区のユダヤの歴史を伝える展示スペースが設けられています。

Szeroka通りの南端にあるスタラ・シナゴーグ(オールド・シナゴーグ)は、15世紀に建立されたポーランドに残る最も古いシナゴーグ。17世紀頃からはユダヤ人社会の行政の中心としても機能していました。第2次世界大戦中のナチス占領下では、倉庫として使用され、破壊の被害も受けましたが、戦後修復され美しさを取り戻しています。内部は、博物館が併設されており、ユダヤ教やクラクフのユダヤ社会の文化や歴史に関して学ぶことができます。

Szeroka通りの途中にあるレム・シナゴーグは、16世紀に建立された由緒あるシナゴーグです。内部は、控えめながら美しい天井画が印象的で、厳かな雰囲気に包まれています。シナゴーグの裏手には、ユダヤ人墓地があります。この墓地もナチス・ドイツ軍により破壊の被害に遭いましたが、戦後再建されました。墓地を囲う壁面には、破壊された墓石の破片が埋め込まれており、戦争の爪痕が生々しく感じられます。

ハイセンスなカフェが並ぶノヴィ広場周辺
広場の中央にある飲食店が並ぶ建物

カジミエシュ地区にあるノヴィ広場(Plac Nowy)は、軽食スタンドや屋台が並んでおり、気軽にローカルフードが楽しめ、小腹が空いた時にオススメのスポット。毎週土曜日には、ノヴィ広場で蚤の市が開催されており、アンティークの掘り出し物が見つかることも。

カジミエシュ地区では、カフェ巡りも楽しみの一つ。レトロな雰囲気の看板や店構えでありながら、中に入ってみると、洗練されており、その独特なバランス感覚が、高感度な人々を惹きつけています。ノヴィ広場の周辺には、こだわりや個性溢れるオシャレなレストランやカフェ、バーが軒を連ねています。町歩きの途中で気になるお店を見つけたら、食事や休憩がてらぜひ立ち寄ってみて下さいね。

シンドラーのリストのロケ地巡り
シンドラーの机を再現した歴史博物館内

映画「シンドラーのリスト」のロケ地として使用され、一躍有名となったカジミエシュ地区。

ノヴィ広場から西に伸びるMeiselsa通りを少し進むと、左側に建物の中庭へ続く、通称「シンドラーのリストの通路」があります。ここは、映画シンドラーのリストで重要なシーンの一つとなった場所として有名です。入口付近には、夏季はビアガーデン「Mleczarnia」がオープンし、多くの観光客で賑わっています。

カジミエシュ地区の南側に流れるヴィスワ川の対岸には、この映画で一躍有名になったナチス・ドイツから1000人以上のユダヤ人を守ったオスカー・シンドラーのエナメル工場があります。現在は、建物が改装され歴史博物館として一般公開されています。写真や遺品、映像などマルチメディアを用いてナチス・ドイツ軍占領下のエナメル工場やクラクフの様子、さらにオスカー・シンドラーという人物についてわかりやすく説明されています。

おすすめのツアー・アクティビティ

ツアー・アクティビティ名 所要時間 詳細
世界遺産の旧市街を巡る!クラクフ半日観光ツアー<クラクフ発>5.5時間

veltra.com

ヴァヴェル城半日観光ツアー<午後/クラクフ発>2.5時間

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クラクフ旧市街 半日ウォーキング観光ツアー<貸切/日本語ガイド>4時間

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ベストシーズン

観光のベストシーズンは、最も過ごしやすい6月~8月です。夏季は日照時間が長く、夜9時頃まで明るいので観光に十分時間を取ることができます。ただし夏でも朝晩は冷えるので長袖の羽織ものがあった方がよいでしょう。一方、冬は日照時間が短くなり、厳しい寒さとなるので防寒対策は万全に。


  • 現地
  • ワルシャワ
  • クラクフ
天気予取得中...
天気予取得中...
天気予取得中...
  • 緯度・経度:50.0526, 19.9480
  • 住所:Szeroka 36, 33-332 Kraków, Poland
首都
ワルシャワ
面積
312,685 (km2)
人口
3,797万人 2017年
言語
ポーランド語
公用語
ポーランド語
通貨名
ズウォティ 補助通貨はグロシュ ※本サイトではPLNと表示
通貨レート情報取得中...
携帯会社SIM
Play、Orange、Plus、T-Mobile
最寄り空港からのアクセス方法

【クラクフ空港からクラクフ市内】
<電車>
所要時間:(クラクフ中央駅)約20分
料金:9PLN


参考サイト:malopolskiekoleje.pl


<バス>
208、252番(夜間は902番)が市内まで運行
所要時間:35~45分
料金:4PLN


バス時刻表:rozklady.mpk.krakow.pl


<タクシー>
メーター制
所要時間:(市内中心部)約30分
目安料金:90PLN前後


※クラクフ中央駅から徒歩約30分


(2019年4月現在)


最寄り空港詳細

  • クラクフ・バリツェ空港 (KRK)
  • ワルシャワ・ショパン空港 (WAW)