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南アフリカ

コマニの文化的景観

(Khomani Cultural Landscape)

概要

コマニの文化的景観は、南アフリカ北部のナミビア国境からボツワナまで広がるカラハリ・トランスフロンティア国立公園内に位置しています。ここには石器時代からのサン人の生活を痕跡を示す遺跡と古くからこの地に暮らすコマニ・サン人のコミュニティがあります。サン人は古来よりカラハリ砂漠で移動しながら狩猟採取生活を営んできた民族です。コマニ・サン人の伝統的な生活様式が残るこの地域は、「コマニの文化的景観」として2017年にユネスコの世界遺産に登録されました。


参考サイト:khomanisan.com


見所ポイント

世界遺産「コマニの文化的景観」とは
弓をかまえるコマニ・サン人

コマニの文化的景観は、コマニ・サン人(サン人の中でコマニ方言を持つ部族集団)の文化が色濃く残るエリアです。サン人は、カラハリ砂漠に住む狩猟採取民族で、3000年から2000年前までは南アフリカから東アフリカにかけて広く分布していました。近年の遺伝子解析によるとサン人は人類の祖先であることが示唆されています。また、砂漠に住む狩猟採取民族は非常に珍しく、現在ではサン人のみとされ、私たち人類の祖先の歴史を紐解く上でも非常に重要な手がかりとなり、20世紀には生態人類学の研究対象にもなりました。水などの希少な資源を活用し、乏しい自然環境で食用可能な植物を探したり、干ばつや肉食動物などに対処するために使用したシンプルでありながら高度に洗練された技術は、厳しい自然環境に適応するために培われた古来からの人間の知恵なのです。

1931年にカラハリ・ゲムズボック国立公園が設立された際に、彼らは土地を追われ、分散することを余儀なくされました。しかし、1999年に一部の土地がコマニ・サン人に返還されたことをきっかけに、その範囲は徐々に広がり、2002年にはコマニ・サン人と近隣のMierコミュニティー、南アフリカ国立公園(SANParks)が共同で管理する遺産公園(!Ae!Hai Kalahari Heritage Park)が設立されました。

そして、現代人すべての祖先とも言えるサン人が実践していた狩猟採取生活の痕跡や代々受け継がれてきたコマニ・サン人の有形及び無形の伝統が残る959,100ヘクタールに及ぶエリアが「コマニの文化的景観」として2017年にユネスコの世界遺産に登録されした。

コマニ・サンの文化を体験できるカウス・ロッジ
カウス・ロッジ(Xaus Lodge)の建物

カラハリ・トランスフロンティア国立公園内に位置するコマニの文化的景観エリアは、誰でも訪れることができます。コマニ・サン人の文化を体験するのにオススメなのがカウス・ロッジ(Xaus Lodge)。ここは食事やアクティビティなどが宿泊料金に含まれたオールインクルーシブのエコリゾートで、宿泊者はサン人の歴史や文化を学んだり、自然を楽しめるアクティビティに参加することができます。カウス・ロッジでは、携帯電話やインターネットはつながらず、デジタルデトックスにも最適な環境が整っています。水や電気の資源も限られているので、最初は少し不便さを感じるかもしれませんが、静寂の中でリラックスして過ごすことで、忙しい日常生活で忘れている五感が次第に研ぎ澄まさていく感覚を味わうことができるでしょう。泊まりがけで訪れる際に絶対に見逃せないのが星空鑑賞。ぜひ夜空を見上げてみて下さい。そこには煙のように白くたなびく天の川や星座、さらに無数に散らばる星々が闇夜に浮かび上がり、宇宙が近く感じられることでしょう。世界遺産に指定されたこのエリアは、光害や大気汚染の影響がほとんどなく世界で最も暗い場所の一つで、肉眼でも最高の天体観測ができます。

カウス・ロッジで楽しめる各種アクティビティ
文化村で売られている工芸品のアクセサリー

カウス・ロッジの早朝のウォーキングツアーでは、地元のレンジャーととともに砂丘を歩き、この地の自然環境や野生動物、野鳥を観察することができます。この土地を熟知したレンジャーは、途中で出会う野生動物や野鳥、樹木、植物について、また植物を薬用として活用する方法なども詳しく説明してくれます。

日中は近くの文化村を訪れ、伝統的なゲームを体験したり、伝統工芸品の制作現場を見学でき、サン人の文化に触れることができます。木に吊るされているアクセサリーなどの工芸品はその場で購入することができますよ。ゲームドライブでは、カラハリ・トランスフロンティア国立公園に生息する野生動物に出会うチャンス。大地を真っ赤に染める夕日の美しさも格別です。1日の中でも刻々と変化する美しくも厳しい大自然とコマニ・サンの人々に受け継がれた知恵や習慣を身をもって体験することができるでしょう。

野生味溢れるカラハリ・トランスフロンティア国立公園
公園内を歩くライオンのカップル

コマニの文化的景観を含むカラハリ・トランスフロンティア国立公園は、カラハリ砂漠南部の南アフリカの旧カラハリ・ゲムズボック国立公園とボツワナの旧ゲムズボック国立公園を1999年に統合してできた手付かずの自然が残る自然保護区です。ノソッブ川が南アフリカとボツワナの国境にはなっていますが、フェンスや目に見える境界線はなく、野生動物たちはもちろん自由に行き来しています。また旅行者も出入りが同じ地点であれば公園内はパスポートなしで移動することができます。公園内は、赤褐色の砂に覆われた砂丘、草原や低木が自生するサバンナのある半乾燥地帯で、あちこちに点在する水溜りでは水を求めてやってくる野生動物の姿も多く見られます。広大な敷地内には、ライオンやチーター、ヒョウ、ハイエナ、ミーアキャット、スプリングボック、ヌー、ゲムズボック(オリックス)、エランドなど希少な野生動物が生息しているほか、200種以上の野鳥が観測されています。ゲームドライブ中に運がよければ、ライオンやチーターなどの肉食動物が狩りをする様子を生で見ることができることも。

公園入口があるTwee Rivierenは、公園管理本部がありサファリなど各種アクティビティの申し込みができるほか、コテージタイプの宿泊施設やキャンプサイト、ショップ、レストランなどが併設されており、カラハリ・トランスフロンティア国立公園の観光の拠点となっています。また、24時間の電力供給と携帯電話の通信が可能な園内で唯一のキャンプ地でもあります。

ベストシーズン

南半球に位置する南アフリカは、北半球とは逆の季節になります。カラハリは半乾燥地帯で、昼夜の寒暖差が激しいです。夏(11月~3月)は、最高気温が40度を超え、厳しい暑さとなります。またこの時期は雨季で雷雨や強風、砂嵐が発生することもあります。一方乾季の冬(6月~8月)は、日中は温暖で過ごしやすいものの朝晩は氷点下を下回りかなり冷え込むので防寒対策が必要です。観光のベストシーズンは比較的過ごしやすい春と秋です。


  • 現地
  • プレトリア
  • ケープタウン
  • ダーバン
天気予取得中...
天気予取得中...
天気予取得中...
天気予取得中...
  • 緯度・経度:-25.6876, 20.3746
  • 住所:Benede, South Africa
首都
プレトリア
面積
1,219,090 (km2)
人口
5,794万人 2018年
言語
アフリカーンス語、英語、バントゥー諸語(ズールー語、コサ語、北ソト語、ソト語、スワジ語、南ンデベレ語、ツォンガ語、ツワナ語、ヴェンダ語)の合計11言語
公用語
アフリカーンス語、英語、バントゥー諸語(ズールー語、コサ語、北ソト語、ソト語、スワジ語、南ンデベレ語、ツォンガ語、ツワナ語、ヴェンダ語)の合計11言語
通貨名
ランド 補助通貨はセント(1ZAR=100セント) ※本サイトではZARと表示
通貨レート情報取得中...
携帯会社SIM
Vodacom、MTN、Cell C、Telkomなど
最寄り空港からのアクセス方法

【アピントン空港からTwee Rivieren】
車で約2.5時間


最寄り空港詳細

  • アピントン空港 (UTN)