横断検索型の旅行提案サービスTavitt

  • お問い合わせ
エストニア

キフヌ島

(Kihnu)

概要

キフヌ島は、エストニア南西のリガ湾に浮かぶ長さ7km、幅3.3km、人口600人ほどの小さな島です。キフヌ島には、今でも独自の方言や伝統文化が色濃く残り、島の女性たちはキフヌの伝統衣装を身にまとって生活をしています。エストニアの人々からは「生きた博物館」と称されており、このようなキフヌの伝統的な暮らしと文化は、ユネスコの世界無形文化遺産にも登録されています。美しい自然景観や昔ながらの島の人々の暮らしぶりを垣間見ながら、ゆったりとした時間を過ごすことができます。


見所ポイント

ユネスコの無形文化遺産!キフヌに受け継がれる伝統文化
伝統衣装に身を包んだ島の人々

キフヌ島では、昔から男性が漁に出かけ、長い間島を離れてしまっていたため、島に残った女性が中心となって子育てや農作業、手工芸などで生活を支え、独自の文化を形成してきました。そして、それらの古くから伝わる歌や踊り、手工芸品などエストニア本土で失われてしまった伝統的な生活様式や文化は今でも大切に受け継がれています。キフヌ島の人々にとって歌や踊り、手工芸は生活の一部であり、特に音楽は島の重要な伝統文化の一つとなっています。また、キフヌ島の女性たちは、子供からお年寄りまで、クルトと呼ばれる赤地に様々な色のストライプ柄が施されている伝統的なスカートをはいて生活をしています。カラフルな伝統衣装を見にまとったキフヌの女性たちの姿は、キフヌ島の名物となっていて、とても可愛らしく見えます。

ソ連が崩壊し、エストニア独立後は、キフヌ島の漁業は衰退し、今では観光業が島の重要な収入へと変化しました。人口600人程度の小さな島には、博物館や教会、灯台などの観光スポットもいくつかありますが、キフヌ島を訪れる多くの観光客を惹きつけているのは、そのような観光施設ではなく、キフヌの女性たちに受け継がれてきた島独自のユニークな文化。特に2008年に島がユネスコの無形文化遺産に指定された後、知名度が上がり、国内はもとより、国外からも多くの観光客が訪れるようになりました。毎年夏には、歌や踊り、工芸品、料理、アートなどキフヌの伝統と文化を楽しめる祭りが開催され、多くの観光客で盛り上がりを見せています。

キフヌ島へのアクセスと島内の回り方
のどかな景観が広がるキフヌ島

キフヌ島は、4つの村で構成されていて、所々に観光客向けのゲストハウスやショップなども見られますが、牧草地では羊たちが草を食む、のんびりとした景観が広がっています。ただ風光明媚な景色を眺めながら、海沿いを散策したり、釣りをしたり、ゆったりした時間を過ごすのもキフヌ島の楽しみ方の一つ。また、フレンドリーな島民との交流もキフヌ島の観光の醍醐味です。

キフヌ島へは本土のムナライドからフェリーが出ており、片道1時間ほど。夏季は、毎日数本運行されており、日帰りで訪れることも可能です。パルヌ港からもフェリーが運行されていますが、週1本と本数がかなり少ないので、利用する際は事前に運行情報を確認しておく必要があります。飛行機を使えば、パルヌから15分程度でアクセスすることもできます。

キフヌ島にはバスなどの公共交通機関はなく、島内観光はレンタサイクルか荷台に座席を設けた観光用トラック、サイドカー付きのバイクが一般的。交通量はとても少なく、道も平坦なので、景色を眺めながらのんびりサイクリングで回るのも楽しい観光となるでしょう。小さな島なので、1日で観光することができますが、時間に余裕があれば数日滞在して、のどかな自然を満喫しながら、昔ながらの素朴な暮らしぶりや文化を肌で体験してみたいところ。ただし、キフヌ島の宿泊施設は数が少なく、夏の休暇シーズンには、すぐに埋まってしまうため、夏に訪れる際は早めの予約が必要となります。

キフヌ島の文化に親しめるキフヌ博物館
キフヌ博物館に展示された織機

キフヌ島の文化を知るなら是非訪れておきたいのが、島の中心部に1974年に設立されたキフヌ博物館。かつての学校の校舎を利用したピンクの可愛らしい外観が目印の素朴な木造建築です。館内には、伝統的なデザインが施されたスカートやエプロンをはじめ、日用品や家具、工芸品、織機、糸車、農具などキフヌ島の伝統文化や日常生活に関する品々、島の歴史に関する資料などの展示の他、キフヌ出身の人々の紹介やアート作品の展示も行われています。

併設のショップでは、島の女性のハンドメイドの織り布やスカートなど伝統衣装や工芸品を購入することができ、キフヌ伝統の可愛らしい模様が施されたニットや刺繍製品は観光客にも大人気。特にミトンや靴下などの小物は、お土産にもオススメです。また、事前予約が必要ですが、織物や人形、ビーズネックレス、釣り網、小型ボートなどキフヌの伝統工芸の制作を体験できる様々なワークショップも開催されています。

キフヌ博物館前には、1784年に建てられた白亜の聖ニコラス教会があります。ロシア帝国時代の19世紀半ばにキフヌ島のほとんどの島民が正教会に改宗した時に、元はルター派の教会だった建物が時の皇帝ニコライ1世の命で、正教会の教会に改装され、鐘楼の上に玉ねぎ型のドームが新たに設置されました。教会内部は、装飾はほとんどなくスッキリとしたインテリアですが、荘厳で美しいイコノスタシスが一際存在感を放っています。

キフヌ島の最南端に建つ灯台
19世紀後半から残るキフヌ島の灯台

島の南部にあるMetsamaa農場では、農家や倉庫、サウナ、屋外キッチン、地下室が一般公開されており、伝統的な家庭用品や衣装、工芸品などの他、キフヌ島の民族に関する映像も見ることができます。また、伝統工芸のワークショップに参加したり、伝統音楽のコンサートを楽しむこともできます。

Metsamaa農場からさらに南下したキフヌ島の南端には、19世紀後半に建てられた白い灯台があり、風光明媚な景観を作り上げています。高さ29mのこの灯台の上には、バルコニーが設置されています。現在は展望台として一般開放されており、灯台の上まで上ることができます(夏季のみ)。この展望台からは、島の南部の海岸線や周辺に広がる海を見晴らすことができ、絶好のビュースポットとなっています。

ベストシーズン

観光のベストシーズンは、最も過ごしやすい夏の6月~8月です。夏季は日照時間が長く、23時頃まで明るいので、観光に十分な時間をとることができます。ただし朝晩は気温が下がるので、長袖の羽織りものがあった方がよいでしょう。メキシコ湾流の影響で高緯度の割には温暖ですが、冬は日照時間が短くなり、厳しい寒さとなるので防寒対策は万全に。


  • 現地
  • タリン
天気予取得中...
天気予取得中...
  • 緯度・経度:58.1332, 23.9882
  • 住所:Kibuse, Lemsi, 88002 Pärnu maakond, Estonia
首都
タリン
面積
45,228 (km2)
人口
132万人 2018年
言語
エストニア語、ロシア語
公用語
エストニア語
通貨名
ユーロ 補助通貨はセント ※本サイトではEURと表示
通貨レート情報取得中...
携帯会社SIM
Telia、Elisa、Tele2
最寄り空港からのアクセス方法

【タリン空港からタリン市内】
<トラム>
4番トラムが市内中心部まで運行
所要時間:(市内中心部)15~20分
料金:2EUR


<バス>
2番バスが市内中心部まで運行
所要時間:(市内中心部)15~20分
料金:2EUR


※バス、トラムはチャージ式のスマートカード利用時は割引あり


トラム・バス時刻表:transport.tallinn.ee


<タクシー>
所要時間:(市内中心部)10~15分
目安料金:10~15EUR


【タリンからキフヌ島】
<バス+フェリー>
タリンバスターミナル(Tallinna bussijaam)からパルヌ行きのバスに乗車
所要時間:約2時間


→パルヌからムナライド(Munalaid)港までバスで行き、そこからキフヌ島行きのフェリーで約1時間


※パルヌ港からキフヌ島行きのフェリーは約2.5時間(本数が少ないので事前に要確認)


参考サイト(フェリー):new.veeteed.com


(2019年6月現在)


最寄り空港詳細

  • タリン空港 (TLL)