クラビの自然が作り上げた、まるで鶏の頭のような形の岩がシンボルの「ガイ島」。そのユニークでダイナミックな岩を持つガイ島は、クラビ観光では外せないスポットの一つです。海の透明度が高いガイ島の周辺にはシュノーケリングスポットが点在し、餌付けされたフレンドリーな魚たちとのシュノーケリングが楽しめます。干潮時には、近くの島との間にタレーウェークと呼ばれる真っ白な砂浜が現れることもあります。
自然美の多く残るリゾート地・クラビの海に浮かぶガイ島。「ガイ」とはタイ語で「鶏」のこと。その名の通り、小さな山のような外観をしたガイ島には、島の端にまるで鶏の頭のような岩がニョキっと突き出ている箇所があるのです。島全体がニワトリのように見えるこのユニークな外観は、地元の人々だけでなく観光客からも愛されていて、「チキン島」の愛称でも親しまれています。ガイ島のシンボルとも言えるこの岩は、まさに自然が作り上げた芸術。大きさもあるので、実際に見るととても迫力があります。また、島の周辺には透明度の高いシュノーケリングポイントがたくさんあり、特に島の入り江周辺は色鮮やかな熱帯魚が多く、魚影も濃いことで大変人気のポイントになっています。
ガイ島は島の周囲のほとんどが切り立った崖で囲まれていて上陸することが難しい島なので、クラビ発の島めぐりツアーで訪れるのがオススメです。人気のある島なので、ほとんどのツアーに組み込まれています。クラビのアオナンビーチから見える距離にあるガイ島へは、ロングテールボートで30分ほど。大迫力の「チキンロック」は、ぜひ間近でカメラに収めてくださいね。
ガイ島を訪れるツアーはいろいろありますが、メジャーなのは「タップ島、モー島、ガイ島、ポダ島」を訪れる4島ホッピングツアーです。近隣のユニークで美しい離島を網羅できるこのツアーでは、ガイ島でのシュノーケリングが組み込まれているものがほとんどです。ガイ島周辺で見られるのは小さな熱帯魚が中心。この辺りの魚は餌付けされているので、警戒心なくどんどん寄ってきます。透明度が高く魚の数も多いので、満足度の高いシュノーケリングが楽しめます。ガイ島の切り立った岩肌を、海から直接ロッククライミングするツワモノも。ポダ島はこの4島の中では一番大きく、ビーチも広いため、ここでツアーの昼食が振る舞われたり長いフリータイムが取られたりすることが多いです。ビーチでのんびりと過ごすのはもちろん、この島でも浅瀬でシュノーケリングを楽しむことができます。そしてこのホッピングツアーの1番の目玉が、干潮時に現れる幻の純白のビーチ「タレーウェーク(別名:Sand Bar)」。この辺りの島は潮の満ち引きが大きいので、干潮時にはガイ島、タップ島、モー島が真っ白い砂浜で結ばれる光景が見られるのです。砂浜の左右で海の色が異なる美しいその光景は、思わず叫びたくなるほど!タレーウェークは乾季に見られることが多く、ツアーでは潮の満ち引きに合わせて島を巡る順番を入れ替えたり時間調整をしたりしていますが、天候やわずかな潮の満ち引き具合にも左右されるので、必ず見られるものでもありません。ガイ島を訪れた際にはぜひとも見てみたいタレーウェーク。幻の砂浜に上陸できたらラッキー!ですね。
ガイ島への出発点になるアオナンビーチは、クラビで最もポピュラーなビーチです。空港からは車で40分、クラビタウンからは30分ほどの距離に位置していて、観光客で賑わいながらも、のんびりとした雰囲気に満ちているのが魅力。クラビではエンジン付きの乗り物を利用した水上アクティビティ(水上バイクなど)が禁止されているため、ビーチはとても静かなのです。カヤックやシュノーケリングはもちろん楽しめますので、魚と一緒に泳いだりカヤックで近くの無人島に探検に行ってみるのもおすすめ。
ビーチ沿いの通りにはレストランやお土産物屋さん、観光案内所やコンビニ、ATMなど、滞在に必要な店舗がすべて揃っています。食事や飲み物の心配をせずにビーチでごろごろ・・・はリゾートの醍醐味ですよね。また、アオナンビーチは130もの島が点在するクラビの海の玄関となっています。絶えず船がゆったりと行き来する様子は、アオナンビーチの特徴の一つ。ビーチ周辺は宿泊施設も充実していて、クラビ観光の拠点地としても人気があります。早朝や夕日の時間帯もとっても素敵なので、朝のジョギングや、島々の向こうに沈んでいく夕日、干潮時に広がる砂浜の光景など、ビーチのいいところを一日中満喫できます。
そして、アオナンビーチ周辺でぜひ訪れたいのが、プラナンビーチ。ここはアオナンビーチから陸続きでありながら船でしか行けないビーチなのですが、透明度の高さやビーチからの景観が美しい名スポットなのです。石灰岩の岩盤や鍾乳洞がユニークな景観を作り出していて、ビーチ周辺の崖の下には地元の人々の信仰を集める祠が祀られたプラナン・ケイブ(別名プンセス・ケイブ)があります。岩山に囲まれた地形を生かしたロッククライミングも盛んに行われています。プラナンビーチでは「船の屋台」も名物の一つ。ロングテールボートを改装した屋台では、おいしいローカルフードがほとんど地元価格で販売されています。ガイ島を訪れる時には、出発点となるアオナンビーチやその周辺のスポットにもぜひ足を延ばしてみてくださいね。
ツアー・アクティビティ名 | 所要時間 | 詳細 |
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ポダ島・タップ島・チキン島ツアー(昼食付き) | 1日 | |
ポダ島・チキン島観光(スピードボード) | 1日 |
11月から乾季に入り、4月頃までは天気が安定しており、晴天が続きます。乾季のこの時期は、波が穏やかで透明度が上がるので、ダイビングやシュノーケリングなどを存分に楽しめます。一方、雨季は西側のビーチでは波が高くなり透明度も低くなるため泳ぐのには適していません。本格的な雨季は9月~10月ですが、5月終わり頃から10月頃までは、朝と夕方にスコールが降ります。ローシーズンの雨季は、ホテル料金も下がるので、優雅なホテルステイをするにはお得なシーズンです。
天気予取得中... |
【クラビ空港からアオナン・ビーチ】
<タクシーを利用>
所要時間:約40分
料金:600THB
<シャトルバスを利用>
乗り合いのミニバス
所要時間:約1時間
料金:150THB
【アオナン・ビーチからガイ島】
<ロングテール・ボートを利用>
所要時間:約30分
料金:往復300THB