ポダ島はアオナンビーチの南沖に浮かぶ、比較的大きな島です。島の東側半分はビーチに囲まれていて、真っ白なパウダーサンドと透明度の高いエメラルドグリーンの海が、まるで絵葉書のように美しいことで知られています。人懐っこい魚がたくさん泳ぐ海でのシュノーケリングが楽しめる他、島にはバンガローがあるので宿泊も可能。レストランや屋台などもあります。
国立公園入園料:400THB
130あまりの島々が集まるリゾート地クラビ。そんなクラビの島々の中でも1位2位を争う人気の高い島がポダ島です。人気の理由は、何と言っても島の美しさ。ポダ島は島の東側半分をぐるりとビーチが囲んだような形をしているのですが、真っ白なパウダーサンドと鮮やかに透き通ったブルーの海のコントラストは、まさに楽園。島の北側のビーチ沖には、コ・タンミンと呼ばれる奇岩が海上に突き出ていて、島の名物となっています。長方形をしているため、まるで海から大きな前歯が生えているよう。タイ航空のCMロケ地としても使われた美しくて個性的な風景を楽しんでくださいね。島のほとんどはジャングルであるため、ビーチのすぐそばまで木々が生い茂ります。日陰が多いのもポダ島のいいところ。海遊びの後、気持ちのよい風を受けながら木陰でのんびりとお昼寝を楽しむのも至福の時間。ビーチには、屋根の下にゴザをひいただけのマッサージ屋台が出ていることもありますので、こちらも見かけたら要チェックです。
島にはバンガローとレストランが1軒ずつある他、簡易的なオープンエアのビーチバーがあったり、ドリンクや焼トウモロコシなどを売る屋台がぽつぽつと出ていたりしますが、どこも素朴でのんびりした雰囲気です。ポダ島は、アオナンビーチから真っ直ぐ7kmほど南下したところにあるので、アオナンビーチからも遠くに島を望むことができます。ロングテールボートで30分弱くらいで到着します。
ポダ島は、海水の透明度が高いので、浅いところでは青い海の底に白砂が見え、深くなるにつれてソーダーブルーからコバルトブルーに変わっていきます。ビーチの場所や太陽の光によっては、この海の色がエメラルドグリーンに見えることもあり、その日どんな色の海に出会えるのかを楽しみに訪れるのが、ポダ島観光の一番の醍醐味とも言えます。そして、感動の景色を求めてポダ島に行くなら、おススメなのは朝一番のボートです。ハイシーズンであっても、ツアー客よりも先に上陸することができれば絶景を独り占め。ひと気のない美しい風景に、秘島感も倍増です。ポダ島のビーチの砂はパウダー状で裸足で歩きたくなるくらい気持ちがいいのですが、ビーチの場所によっては木の枝やココナッツの殻など漂流物の多いエリアもあります。ツアーなどで訪れると船に履物を置いて上陸することもあるかと思いますが、ビーチサンダルを持参すると便利です。海ではぜひ、シュノーケリングを楽しんでください。ポダ島を始め、この周辺では昔から魚の餌付けが行われてきたこともあり、フレンドリーに近づいてくる魚たちがとてもかわいらしいですよ。魚たちの好物はいろいろありますが、その中のひとつがバナナ。バナナの先を少しむいて海につけると、面白いほど熱帯魚たちが寄ってきます。ビーチは多少波がありますが遠浅なので、小さなお子さんでも遊びやすいです。ただ、ポダ島の名物コ・タンミンがそびえるビーチでは、岩のほうに泳いでいくと「ドロップオフ」と呼ばれる、海底が垂直に近い角度で落ち込んでいる場所がありますのでご注意ください。時間帯によっては潮の流れが速くなるので気を付けたいスポットではありますが、ここでは美しいサンゴの群生を見ることができます。また、クラビで人気のアクティビティ、ロッククライミングも、ポダ島で楽しむことができます。広いビーチのある島なので、海を眺めながらゴザを敷いてゆっくりとランチを楽しむ方も多いと思いますが、ひとつだけ気を付けたいのがサルです。ポダ島のサルもまた人に非常に慣れているため、堂々と荷物の食べ物を狙ってきます。猿たちは特にビニール袋に反応しますので、近くにサルがいる時には食べ物をしまいこんでしまった方がよいでしょう。
ポダ島の向かいには、鳥の頭のようなユニークな岩が突き出たガイ島があり、2つの島に挟まれるようにしてタップ島とモー島が浮いています。ポダ島が含まれているアイランドホッピングのツアーのほとんどは、この近隣の島も一緒に回ることになるのですが、こうしたツアーで一番の目玉になるのが、干潮時に現れる幻の純白のビーチ「タレーウェーク(別名:Sand Bar)」です。この辺りの島は潮の満ち引きが大きいので、干潮時にはガイ島、タップ島、モー島が真っ白い砂浜で結ばれる光景が見られるのです。砂浜の左右で海の色が異なるその光景は、とても美しく思わず叫びたくなるほど!タレーウェークは乾季に見られることが多く、ツアーは潮の満ち引きに合わせて島を巡る順番を入れ替えたり時間調整をしたりしていますが、天候やわずかな潮の満ち引き具合にも左右されるので、必ず見られるものでもありません。また、タレーウェークに巡り合えても、時間帯によっては観光客で「幻のビーチ」が芋洗い状態になることも・・・そんな理由から、この美しいビーチを堪能できるかは運次第!ポダ島に訪れる際には、ぜひこの「幻のビーチ」にも足を運んでみてくださいね。
ツアー・アクティビティ名 | 所要時間 | 詳細 |
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ポダ島・タップ島・チキン島ツアー(昼食付き) | 1日 | |
ポダ島・チキン島観光(スピードボード) | 1日 |
11月から乾季に入り、4月頃までは天気が安定しており、晴天が続きます。乾季のこの時期は、波が穏やかで透明度が上がるので、ダイビングやシュノーケリングなどを存分に楽しめます。一方、雨季は西側のビーチでは波が高くなり透明度も低くなるため泳ぐのには適していません。本格的な雨季は9月~10月ですが、5月終わり頃から10月頃までは、朝と夕方にスコールが降ります。ローシーズンの雨季は、ホテル料金も下がるので、優雅なホテルステイをするにはお得なシーズンです。
天気予取得中... |
【クラビ空港からアオナン・ビーチ】
<タクシーを利用>
所要時間:約40分
料金:600THB
<シャトルバスを利用>
乗り合いのミニバス
所要時間:約1時間
料金:150THB
【アオナン・ビーチからポダ島】
<ロングテール・ボートを利用>
所要時間:約30分
料金:往復300THB