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エストニア

クム美術館

(Kumu Art Museum)

概要

カドリオルグ公園の東端に位置するクム美術館は、エストニア美術館の本館として2006年にオープンしました。約6万点のエストニアの美術作品を所蔵するエストニア最大の美術館で、18世紀以降のエストニア美術を展示する常設展と国内外の幅広い現代美術を取り上げる企画展の2つの主要な部分で構成されています。フィンランド人建築家によって設計された建物自体もアートの一部となっています。建物内部には、展示室のほか、講堂や教育センター、ミュージアムショップ、カフェなども併設されています。


営業時間:10:00-18:00 ※水曜は20:00まで
休業日:月曜、祝日
料金:8EUR
公式サイト:kumu.ekm.ee
(2019年6月現在)


見所ポイント

エストニアのアートを鑑賞
吹き抜けの空間が広がるエントランスホール

クム美術館は、エストニアを代表する芸術家の作品が多数所蔵されており、エストニアの美術を知るならぜひ訪れておきたいスポットです。また博物館内には、様々なプログラムが開催されている教育センターや芸術と文化に特化した書物を所蔵する図書館、映像の上映や演劇、コンサート、セミナーなどの会場として利用されている講堂なども併設されており、美術作品を所蔵、展示するスペースを提供するだけでなく、芸術に関する様々な教育活動の場としての役割も担っています。この他、ミュージアムショップやカフェも併設されているので、美術鑑賞に後に立ち寄ってみるとよいでしょう。一般的なヨーロッパの美術史であまり登場することのないエストニアの美術ですが、展示作品は充実しているので、じっくり鑑賞するなら時間に余裕を持って訪れることをオススメします。

クム美術館のコレクション
質の高いアート作品が並ぶクム美術館の展示室

クム美術館は、3階から5階が主な展示スペースとなっています。3階と4階の常設展では、18世紀以降のエストニアの美術を時代毎に分けて展示しており、絵画を通してエストニアの文化や時代背景を垣間見ることができます。

「宝物」と題した3階の展示では、18世紀から第2次世界大戦までの作品を鑑賞することができます。ここでは、エストニアを代表する傑作をはじめ、様々なアーティストの作品が見られ、エストニア美術も西洋の美術史における新古典主義や印象派などの流れをくむ様式の変化があったことがわかります。

4階は、「葛藤と適応」と題した展示となっており、第2次世界大戦後のソ連時代の作品が集められていて、ソ連政権下での抑圧されたエストニアの人々や社会の姿が描かれた作品が多く見られます。ソ連政権下では、社会主義リアリズムという表現様式が広まり、芸術家は、表現の自由が規制され、共産党の理念を現実的な方法で表現することが公示されていました。この時代の作品は、戦前のエストニアの芸術の作風とは明らかに異なることがわかり、芸術がその時代の社会情勢を如実に反映する映し鏡であることを感じ取ることができます。画家の目を通して見るかつてのタリンの街並みやエストニア各地の様子も興味深いものがあります。

5階は、エストニア国内外の現代アートに焦点を当てており、1年に11から12もの企画展が開催されています。この企画展もクム美術館の見どころで、展示作品は、絵画や彫刻に留まらず、ファッションや音楽、建築、デジタルアートなど様々な切り口のテーマが見られます。

秀逸な建築デザイン
目を引くスタイリッシュな外観

クム美術館は、1993年から1994年にかけて国際建築コンペを開催し、その結果、フィンランド人建築家のペッカ・ヴァパーヴォリ(Pekka Vapaavuori)の案が採用されました。その後、およそ10年もの歳月をかけて2006年にクム美術館は完成しました。地元で産出された伝統的な資材を使用して建設されており、なだらかな丘陵となった元々の地形と調和した円形の間取りとなっています。メインの建物は、三日月型の形状をした地下2階、地上5階の構造となっており、美術館として必要な最新設備も備えています。

建物の2階部分がメインエントランスとなっており、中に入ると吹き抜けとなったガラス張りの高い天井から自然光が差し込む開放的な空間が広がります。建物の外の敷地内の空間設計も見事で、彫刻やモニュメントが効果的に配置されています。秀逸なデザインは、現代建築の傑作として国際的にも評価されており、クム美術館の建物自体も芸術の一つと見なされています。美術鑑賞はもちろんですが、現代建築に興味がある人にもオススメのスポットです。

クム美術館周辺の博物館
博物館となっているピョートル大帝の別荘

クム美術館は、広大な敷地を有するカドリオルグ公園内に位置しています。緑豊かなカドリオルグ公園内には、博物館や庭園など見どころが点在しているので、天気が良ければクム美術館と合わせて散策を楽しみながら巡るのもオススメです。

クム美術館のすぐ近く(Mäekalda通り)には、ピョートル大帝博物館があります。質素な佇まいのこの建物は、カドリオルグ宮殿が完成する前にピョートル大帝の別荘として使用されていました。当時の暮らしぶりを再現した寝室、居間、ダイニングルーム、屋根裏部屋、地下室を見学することができ、ピョートル大帝の所持品もいくつか見られます。

クム美術館は、18世紀以降のエストニアの美術作品に焦点が当てられていますが、エストニア美術館の分館であるカドリオルグ美術館(カドリオルグ宮殿)では、16世紀から20世紀の西洋とロシアの美術を中心とした幅広いコレクションを鑑賞することができます。カドリオルグ美術館は、建物そのものも見どころとなっており、特にメインホールはエストニアで最も素晴らしいバロック建築と称されています。宮殿前に広がる手入れの行き届いた庭園も見逃せません。

カドリオルグ美術館の南側の通りを挟んだ向かいには、かつてカドリオルグ宮殿の厨房だった建物を利用したミッケル博物館があります。ミッケル博物館は、個人収集家だったヨハネス・ミッケルにより寄贈されたプライベート・コレクションを展示した博物館です。16世紀から20世紀のヨーロッパをはじめ、ロシアや中国の絵画やグラフィック、彫刻、陶磁器などのコレクションが展示されており、特にマイセンなどの陶磁器のコレクションが充実しています。

おすすめのツアー・アクティビティ

ツアー・アクティビティ名 所要時間 詳細
【プライベートツアー】エストニア首都 世界遺産タリン市内観光<車(1H)+ガイド貸切/午前・午後/タリン発>3時間

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世界遺産タリン歴史地区 半日徒歩観光ツアー<タリン発>2〜3時間

veltra.com

【プライベートツアー】夏の離宮 カドリオルク宮殿 半日観光<車+ガイド貸切/午前or午後/タリン発>3時間

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ベストシーズン

観光のベストシーズンは、最も過ごしやすい夏の6月~8月です。夏季は日照時間が長く、23時頃まで明るいので、観光に十分な時間をとることができます。ただし朝晩は気温が下がるので、長袖の羽織りものがあった方がよいでしょう。メキシコ湾流の影響で高緯度の割には温暖ですが、冬は日照時間が短くなり、厳しい寒さとなるので防寒対策は万全に。


  • 現地
  • タリン
天気予取得中...
天気予取得中...
  • 緯度・経度:59.4363, 24.7969
  • 住所:A. Weizenbergi 34, 10127 Tallinn, Estonia
首都
タリン
面積
45,228 (km2)
人口
132万人 2018年
言語
エストニア語、ロシア語
公用語
エストニア語
通貨名
ユーロ 補助通貨はセント ※本サイトではEURと表示
通貨レート情報取得中...
携帯会社SIM
Telia、Elisa、Tele2
最寄り空港からのアクセス方法

【タリン空港からタリン市内】
<トラム>
4番トラムが市内中心部まで運行
所要時間:(市内中心部)15~20分
料金:2EUR


<バス>
2番バスが市内中心部まで運行
所要時間:(市内中心部)15~20分
料金:2EUR


※バス、トラムはチャージ式のスマートカード利用時は割引あり


トラム・バス時刻表:transport.tallinn.ee


<タクシー>
所要時間:(市内中心部)10~15分
目安料金:10~15EUR


【タリン市内のアクセス】
トラム1、3番で「Kadriorg」下車→徒歩約15分


(2019年6月現在)


最寄り空港詳細

  • タリン空港 (TLL)