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エチオピア

アサレ湖

(Lake Asale)

概要

アサレ湖(カルム湖)は、ダナキル砂漠のエルタ・アレ火山の北に位置する塩湖です。海抜マイナス115mの低地にあり、真っ白な塩の大地がどこまでも続いています。ここは、岩塩の採掘と採掘した塩を運ぶラクダのキャラバンで有名な場所で、塩の採掘現場とラクダやロバが列をなして歩いていく姿を目にすることができます。また、美しいサンセットを鑑賞できるスポットとしても知られています。アサレ湖近くにはダナキルツアーのキャンプ地にもなっているアファール人の集落があります。


見所ポイント

塩の平原が広がるアサレ湖
アサレ湖にある塩水のプール

ダナキル砂漠の荒凉とした大地をアサレ湖に向かって車で走っていくと、やがて地面が塩に覆われた平原に到達します。かつてこの場所は、紅海の水が入り込む入江でしたが、地殻変動により海から隔離された後、塩が数百mの深さの層に堆積し、塩分濃度の高い塩湖となりました。

湖面は、場所によって土が入り混じる茶褐色の大地から真っ白な塩の平原まで様々です。その中でも真っ白な塩の平原は美しく、日中は遠くにぼんやり蜃気楼がちらつくことも。そして、そこをラクダのキャラバンが通過して行く様子はとってもフォトジェニックです。

アサレ湖には、塩の平原に突如現れる岩山があります。この岩山は、塩の層が隆起して形成されたもので、独特な景観を作り上げています。岩山の近くには、透き通った水を湛える小さな塩水プールがあり、太陽の光に照らされて水がエメラルドグリーンに輝く様子は神秘的。塩分濃度はかなり高めですが、水に浸かることができ、観光客の憩いの場となっています。

アサレ湖の塩の採掘場
塩の採掘や切り出しをする人々

ダナキル砂漠は、原住民のアファール人が多く暮らす土地で、彼らはこの厳しい自然環境の中、古くから遊牧や塩の採掘によって生計を立てています。塩の大地がどこまでも続くアサレ湖は、岩塩の採掘と採掘した塩を運ぶラクダのキャラバンが見られることで有名な場所で、ダナキルツアーの見どころの一つとなっています。アサレ湖の地面は、厚い塩の岩床に覆われています。採掘現場では、まず乾いた湖の底にクワで割れ目を入れて、そこに木の棒を差し込んで掘り起こし、塩の岩床を取り出していきます。掘り出した塩の岩床は、その後、熟練の職人がノミで一つ一つ手作業でブロック状に整形していきます。ブロック状に整えられた岩塩は、1枚あたり約6.5kg。職人たちは、秤やものさしなどを一切使うことなく、岩塩を均等に切り分けており、何世紀にも渡り受け継がれてきた伝統的な職人技には目を見張るものがあります。しかし、太陽が照りつける厳しい暑さの中で大きな岩床を掘り起こしたり、同じ大きさに岩塩を整形する作業は、想像以上に過酷で重労働です。こうして何世紀も続いてきた伝統的な塩の採掘ですが、近代化のあおりを受けており、商業的な企業の参入により、伝統的な採掘は廃れつつあると言われています。

塩のキャラバン
塩を運ぶラクダのキャラバン

塩のキャラバンは、かつては海抜マイナス115mのアサレ湖から標高約2000mのメケレまで1週間以上かけて運搬する過酷なキャラバンでしたが、現在は道路や交通手段の発達により、キャラバンが塩を運ぶのは途中の町ベルハアレ(Berhale)の塩市場までの約60kmで、そこから塩はトラックに積み込まれメケレまで運ばれていきます。多い時には何百頭ものラクダを率いる塩のキャラバンですが、交通網の発達やキャラバンに従事する人材の不足によりその数は徐々に減ってきています。そのため、塩の大地をゆく伝統的なキャラバンの姿は、失われゆく貴重な文化的景観となりつつあり、近い将来消滅しているかもしれません。アサレ湖の採掘場の周辺には、塩の運搬をする何頭ものラクダやロバがじっと座って待機しており、ロープでまとめられた岩塩が次々と背中に積まれていく様子が見られます。ラクダ1頭につき約200kg、ロバはその半分の重さの岩塩を背負います。全ての積荷を終えると、キャラバンは採掘場を後にし、2日かけてベルハアレの町まで向かいます。

岩塩の採掘を行っているのは古くからこの土地に暮らしてきたイスラム教徒のアファール人ですが、塩を運ぶキャラバンは高地に住むキリスト教徒のティグレ人が行っています。お互い支え合いながら円滑な関係を築くことで塩の交易は続けられています。

水が張ったアサレ湖
水の中を歩くラクダのキャラバン

アサレ湖は、雨が降った後や場所によっては、乾いた塩の大地に薄く水が張っています。風が穏やかな時は水面が鏡ばりとなり、空や周辺の山々が映り込みます。その光景は、天と地が一体化したような絶景で、時を忘れて見入ってしまいます。ここは撮影スポットとしても人気があり、観光客はみんな思い思いの写真を撮り続けています。アサレ湖観光のクライマックスは、なんと言ってもサンセット。オレンジ色の夕陽が湖面を照らし出し、エチオピア高原の山の奥に太陽が沈むまでの刻一刻と変化する景色は、ロマンティックで言葉を失うほどの美しさ。さらに太陽が沈んだ後のオレンジやブルー、紫が入り混じった空も幻想的です。こうした過酷な自然環境の中でふと垣間見られる地球の壮大さと美しさは、忘れられない旅の思い出になるでしょう。

アサレ湖の観光拠点となるアファール人の集落アフメッド・エラ
アファール人の住居が立ち並ぶアフメッド・エラ

アサレ湖の東側には、塩の採掘に従事しているアファール人の集落アフメッド・エラ(Ahmed Ela)があります。ここは、ダナキルツアーのキャンプ地にもなっていて、アサレ湖やダロル地区の観光拠点となっています。テントを張って寝泊りするようなキャンプではなく、地面に簡易ベッドが置かれただけの非常にシンプルなものですが、天気がよい日は、星空を眺めならが眠りにつくことができます。周辺には木の枝や石、ゴザなどを組み合わせて建てられたアファール人の家屋が点在しています。また、塩のキャラバンも毎日のようにアフメッド・エラを通過しているので、運が良ければ彼らが移動する早朝や夕方にラクダが列をなして通り過ぎていく場面にも出会えるでしょう。

ベストシーズン

グレート・リフト・バレーの谷に位置するダナキル砂漠は、標高が海抜よりも低く、夏は50度以上にまで気温が上がる非常に厳しい自然環境です。観光のベストシーズンは比較的過ごしやすい冬季の11月~2月頃です。日中は日差しが強いので日焼け止めや帽子、サングラスなどをお忘れなく。


  • 現地
  • アディスアベバ
  • アクスム
  • ラリベラ
天気予取得中...
天気予取得中...
天気予取得中...
天気予取得中...
  • 緯度・経度:14.0638, 40.3756
  • 住所:Sebana Demale, Ethiopia
首都
アディスアベバ
面積
1,104,300 (km2)
人口
112,079千人 2019年
言語
アムハラ語、オロモ語、ソマリ語、ティグリニャ語など複数の民族言語、英語
公用語
アムハラ語(事実上)
通貨名
エチオピア・ブル 補助通貨はサンティーム(1 ETB =100サンティーム) ※本サイトではETBと表示
通貨レート情報取得中...
携帯会社SIM
Ethiotelecom
最寄り空港からのアクセス方法

【アルラ・アバ・ネガ空港からメケレ中心部】
<タクシー>
所要時間:約15分


※ダナキル砂漠の観光は、拠点となる町メケレから見どころを2~3泊かけて巡るツアー利用が一般的


最寄り空港詳細

  • アルラ・アバ・ネガ(メケレ)空港 (MQX)