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リトアニア

国立チュルリョーニス美術館

(M. K. Čiurlionis National Art Museum)

概要

1921年にカウナスに創設された国立チュルリョーニス美術館は、リトアニアで最も古く、最も規模の大きな美術館の一つです。その名の通り、19世紀末から20世紀初頭にかけて活躍したリトアニア人の画家で作曲家のミカロユス・チュルリョーニスの絵画とグラフィックアート、音楽作品を数多く所蔵しています。チュルリョーニス作品の他にもリトアニア民族芸術品、17世紀から20世紀のリトアニア国内外の絵画や応用美術、世界の古代美術品、貨幣などのコレクションを所蔵し、様々な企画展も開催されています。


営業時間:水曜-金曜11:00-19:00 火曜、土日10:00-18:00
休業日:月曜、祝日
料金:(大人)5EUR(学生・シニア)2.5EUR ※7歳未満は無料
※毎月最終日曜は無料
公式サイト:ciurlionis.lt
(2019年10月現在)


見所ポイント

建物自体も文化遺産の国立チュルリョーニス美術館
国立チュルリョーニス美術館の新館

国立チュルリョーニス美術館が設立されたのは1921年にまで遡り、リトアニアで最も古い歴史を持つ美術館の一つです。現在のチュルリョーニス美術館の建物は、1930年から1936年にかけて建設されたもので、この時にヴィータウタス大公文化博物館という名前がつけられましたが、1944年からは国立チュルリョーニス美術館と呼ばれるようになりました。この建物は、アール・デコと初期の機能主義の様式の特徴が見られ、20世紀初頭の戦間期に建てられた貴重な建築物の一つとなっています。国立チュルリョーニス美術館を含め、カウナスに現存する戦間期に建てられた44の建築物は、アール・デコの優れた例の一つとみなされており、2015年には欧州遺産ラベルに認定されました。

国立チュルリョーニス美術館は、本館と共にミーコラス・ジリンスカス美術館やカウナス絵画ギャラリー、旧リトアニア共和国大統領官邸、悪魔博物館など合計10の分館で構成されています。

チョルリョーニスの世界観を堪能
チュルリョーニスの風景画

国立チュルリョーニス美術館の中でも大きな見どころとなっているのが、ミカロユス・チュルリョーニスの膨大な作品群。チョルリョーニスの作品は、2003年に改装されたモダンな展示室にまとめられており、絵画を中心にグラフィックや写真、チュルリョーニスに関する資料を見ることができ、さらに音楽ホールでは、チョルリョーニスの楽曲を鑑賞することができます。チュルリョーニスの作品は、19世紀から20世紀にかけて流行した象徴主義や退廃的な主題を特徴とする世紀末芸術と新たな芸術のトレンドとなった抽象主義など様々な影響が見られます。幻想的な独自の作風で描かれたチュルリョーニスの絵画は、リトアニアの美しさや精神文化を表現した作品が多く、抽象絵画の創始者とされるカンディンスキーをはじめ、多くの芸術家に影響を与えました。ここでは、そんなチョルリョーニスの幻想的で美しい世界観を思う存分味わうことができます。

国立チュルリョーニス美術館は、常設展や企画展の他にも、コンサートや演劇、読書会、セミナー、科学会議など様々な文化イベントの会場としても使用されています。

リトアニアを代表する芸術家チュルリョーニスとは
ニュースと題された作品

チュルリョーニスは、1875年にロシア帝国の(現在のリトアニア南部)ヴァレナに生まれ、画家と作曲家として活躍したリトアニアを代表する芸術家です。オルガン奏者の父を持ち、幼い頃からピアノを習い、わずか9歳でポーランド人のオギンスキ公爵にその才能が認められ、彼の支援で音楽学校に入学。その後、1894年にワルシャワ音楽院に入学し、ピアノと作曲を学び、1899年に優秀な成績で卒業後、さらにライプツィヒ音楽院で作曲を学びました。ライプツィヒから戻った後は、ピアノの個人レッスンで生計を立てながらワルシャワ美術学校でも学びました。美術展を開催するかたわら、リトアニア民謡の発掘や編曲にも尽力し、芸術団体も発足させるなど精力的に活動していましたが、経済的に失敗し、晩年は精神異常をきたしました。闘病生活を送りながら、作曲と描画を続けていたものの、1911年に肺炎にかかり35歳という若さでこの世を去りました。

チュルリョーニスは、短い生涯の間に約300点の絵画と約200点の楽曲を生み出しました。

ヴィータウタス大公戦争博物館
正面から見たヴィータウタス大公戦争博物館

国立チュルリョーニス美術館の建物の南側は、ヴィータウタス大公戦争博物館として使用されています。同じ建物でも北側の国立チュルリョーニス美術館のファサードと比べると雰囲気は大きく異なり、独立したカリヨンタワーや入口を守る2体のライオン像が印象的です。入口を入ると、正面にはヴィータウタス大公に捧げられた礼拝堂があり、中央に巨大なヴィータウタス大公像が置かれています。ヴィータウタス大公は、リトアニアの歴史の中で最も功績を残した名君として知られ、14世紀末から15世紀初頭にかけて彼の海外政策でリトアニア大公国はヨーロッパ最大の領土となりました。礼拝堂の壁にはリトアニアを建国したミンダウガス王から最後の王スタニスワフ2世アウグストまで歴代のリトアニア君主の肖像画が飾られています。戦争博物館では、先史時代から現在までのリトアニアの戦いの歴史に関する展示をはじめ、様々な時代の武器や弾薬、鎧、軍隊の制服などのコレクションを展示しています。また、リトアニカ記念ホールには、1933年に大西洋を横断した飛行機リトゥアニカ(Lituanica)の残骸をはじめ、パイロットの服や私物が展示されています。

博物館前の広場には、20世紀初頭のリトアニア独立の際に犠牲になった英雄たちの慰霊碑「名も無き戦士たちの墓」があり、正面には永遠の炎を備えた祭壇があります。

キリスト復活教会とレトロなケーブルカー
Žaliakalnisのケーブルカー

チュルリョーニス美術館の北側の小高い丘(Žaliakalnis)の上には、キリスト復活教会があります。この教会は、バルト諸国最大のバシリカ様式の教会で、屋上の展望テラスは、カウナスの町を一望できるビュースポットとなっています。また、この丘には1931年に創業したリトアニア最古のケーブルカー(Žaliakalnis Funicular Railway)があり、今でも現役で稼働しています。全長わずか142mの距離で1分38秒という短い乗車時間ですが、木製の椅子が設置されたレトロな黄色の車体が可愛らしく、カウナスを訪れた記念に乗車してみるのもオススメです。このケーブルカーも2015年に欧州遺産ラベルに登録された建築物の一つとなっています。

ベストシーズン

リトアニアには四季があり、観光のベストシーズンは、最も過ごしやすい夏の6月~8月です。夏季は日照時間が長く、夜遅くまで明るいので、観光に十分な時間をとることができます。ただし朝晩は気温が下がるので、長袖の羽織りものがあった方がよいでしょう。メキシコ湾流の影響で高緯度の割には温暖ですが、冬は日照時間が短く、寒い日が続くので防寒対策は万全に。


  • 現地
  • ヴィリニュス
  • クライペダ
天気予取得中...
天気予取得中...
天気予取得中...
  • 緯度・経度:54.9005, 23.9125
  • 住所:V. Putvinskio g. 55, Kaunas 44248, Lithuania
首都
ヴィリニュス
面積
65,300 (km2)
人口
279万人 2018年
言語
リトアニア語
公用語
リトアニア語
通貨名
ユーロ 補助通貨はセント ※本サイトではEURと表示
通貨レート情報取得中...
携帯会社SIM
Telia、Tele2、Biteなど
最寄り空港からのアクセス方法

【ヴィリニュス国際空港から市内】
<路線バス>
空港前のバス停から旧市街方面は88番(夜間は88N番)、中央駅は1、2番、市内中心部経由Fabijoniškės行きは3G番
所要時間:(市内中心部)20分前後
料金:1EUR


<空港バス(Airport Express)>
空港から中央駅までの直通バス
所要時間:約10分
料金:2EUR


<電車>
空港駅から中央駅まで運行
所要時間:8分
料金:0.70EUR


<タクシー>
所要時間:(市内中心部)10~15分
目安料金:(市内中心部)10EUR前後


【ヴィリニュスからカウナス】
<バス>
ヴィリニュス・バス・ステーションからカウナス行きのバスの乗車
所要時間:約1.5時間


参考サイト:autobusubilietai.lt


<電車>
ヴィリニュス駅からカウナス行きの電車に乗車
所要時間:1時間~1時間20分


参考サイト:traukiniobilietas.lt


※国立チュルリョーニス美術館は最寄りのバス停「Studentų skveras」から徒歩3分


(2019年9月現在)


最寄り空港詳細

  • ヴィリニュス国際空港 (VNO)