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南アフリカ

マプングブエの文化的景観

(Mapungubwe Cultural Landscape)

概要

南アフリカ北東部のリンポポ州にあるマプングブエは、ボツワナとジンバブエと国境を接するシャシ川とリンポポ川の合流点付近に位置しています。ここからは11世紀から13世紀の集落や都市遺跡が発見されており、発掘品から当時すでに中東やアジアと国際的な交易を行っていたことがわかっています。都市が滅亡した後は1932年に発見されるまで700年近く手付かずのまま放置されていたため、良好な状態で遺跡が残されており、2003年には「マプングブエの文化的景観」としてユネスコの世界遺産に登録されました。現在はマプングブエ国立公園として管理されています。


<マプングブエ国立公園>
営業時間:(9月-3月)6:00-18:30(4月-8月)6:30-18:00
※日帰りの場合の最終入場は閉門2時間前まで
料金:(大人)224ZAR(子供)112ZAR
公式サイト:sanparks.org
(2020年3月現在)


見所ポイント

アフリカ南部で最初に築かれた王国マプングブエ
ユニークな景観が広がるマプングブエ

マプングブエは、アフリカ南部で最初に築かれた王国で、13世紀にグレート・ジンバブエが誕生するまでの発展の初期の集団の拠点だった場所です。アフリカ南部の南北と東西の交易ルートが交差するシャシ川とリンポポ川の合流点に位置し、リンポポ川を利用してアフリカ東部の港からインド洋交易を行い、その中継地点として繁栄しました。

マプングブエの遺跡からは、埋葬された人骨と共に土器や中国の青磁、ペルシャのガラスビーズ、金箔が貼られたサイの像、黄金の装飾品、土偶、象牙や骨の加工品、銅や鉄製品など多数の工芸品が発掘されています。このことはマプングブエが、周辺地域で産出される金や象牙を外国に輸出する代わりに、アジアや中東諸国から磁器やガラスビーズなどを輸入していたこと示しており、この時すでに国際的な交易のネットワークが築かれていたことがわかります。

階級社会を生んだマプングブエの丘
マプングブエの墓から発見された黄金のサイの像

マプングブエの文化的景観の中心となるのが高さ約30mのマプングブエの丘。この丘が首都として繁栄したは1220年から1300年までのわずか80年程とされています。丘の上では石に囲われた居住地跡や墓地が発見されています。その内3つの墓からは遺体と共に金やガラスビーズなど大量の装飾品が発見されていることから、身分の高い人物の墓であると考えられています。また、指導者と一般の人々の居住エリアが物理的に分けられたのは、アフリカ南部では初めての出来事で、このような空間的な分離が階層の分化と結びつき、後のジンバブエ文化の起源へと繋がりました。

13世紀半ばの最盛期には、少なくとも9000人がマプングブエに暮らしていたと考えられていますが、その後13世後半から急速に衰退していきました。この地は元々シャシ川とリンポポ川沿いの水が豊かな渓谷で農業に適した温暖湿潤な気候でしたが、13世紀後半に干ばつで農業を営むことが難しくなったため、もしくは、人口増加により資源が枯渇したため、住民が新天地を求め各地へと散っていったことが衰退の原因とされています。そして、主権は北のグレート・ジンバブエへ移りました。放棄されたマプングブエは、そのまま歴史からは忘れ去られ、1932年に発見されるまで700年近く手付かずのまま残されていました。

マプングブエの丘へ登ってみよう
マプングブエの丘の遊歩道

1933年から本格的に発掘調査が開始され、マプングブエの丘の上だけでなく周辺地域からも住居跡や遺物が発掘されました。周辺からは古くは450年頃の初期鉄器時代の住居跡が見つかっており、この頃から農耕民族がこの地に暮らしていたことが明らかになりました。さらに現在K2と呼ばれる丘の間の平地にある集落遺跡は1000年から1220年頃まで人々が暮らしていたとされ、約100の墓と矢や槍、鍬などの道具や腕輪、ビーズ、ワイヤーなどの金属加工品、動物の骨などが見つかっています。

マプングブエの丘や遺跡は、マプングブエ国立公園のヘリテージツアーに参加して見学することができます。ツアーは、国立公園事務所で申し込むことができ、専用車に乗って遺跡まで向かいます。遺跡を巡りながら、この地の歴史を学んだり、雄大な大自然を満喫することができます。また、マプングブエから発掘された品々は、現在は主にマプングブエ国立公園のインタープリテーション・センターとプレトリア大学博物館で見ることができます。

マプングブエ国立公園の観光拠点インタープリテーション・センター
インタープリテーション・センターのユニークな外観

国立公園入口近くには、国立公園事務所と博物館を兼ねたマプングブエ・インタープリテーション・センター(Mapungubwe Interpretation Centre)があります。博物館内部は、マプングブエの発掘品が展示されている他、マプングブエ国立公園に生息する野生動物や自然の生態系に関する展示も行われています。特にマプングブエの象徴となっている黄金のサイの像は必見。

インタープリテーション・センターは、ユニークな建物そのものも見どころの一つ。この建物は、古代の建築技術と環境に配慮した建築資材を利用し、現代的なデザインで建てられており、2009年の建築コンペで賞を受賞しています。建設の際には、地元の人々に技術訓練を行い建設に必要なタイルを生産することで雇用を生み出し、貧困救済プロジェクトの一端も担いました。

マプングブエ国立公園で野生動物と雄大な自然を満喫
木々の間を散策できるツリートップ・ウォーク

マプングブエ国立公園には、文化遺産の他にも樹齢1000年を超えるバオバブの木、ゾウやキリン、シロサイ、アンテロープなどの哺乳動物と400種類の野鳥が生息する豊かな生態系が育まれていることでも知られ、壮大な大自然を満喫することができます。園内は自分で運転して巡ることもできますが、日程に余裕があれば園内や周辺のロッジやキャンプに宿泊して、サンセット・ゲームドライブ(サファリ)やナイト・ゲームドライブ、ウォーキングツアーなどに参加するのもオススメ。園内で出会う野生動物や野鳥、植物などについては知識豊富なガイドが詳しく解説してくれます。

シャシ川とリンポポ川の合流点は、南アフリカとジンバブエ、ボツワナの3国が国境を接する場所でもあります。この合流点近くの小高い丘の上には展望デッキが数ヶ所設置されており、上から合流点とその周辺の景色を眺めることができます。

リンポポ川沿いにある「ツリートップ・ウォーク」は、川沿いの景色を眺めながら散策を楽しめるキャノピーウォークです。木々の間を縫うように高い位置に設置されているので、鳥の目線になって大自然を見渡すことができます。

ベストシーズン

南半球に位置する南アフリカは、北半球とは逆の季節になります。内陸に位置するリンポポ州は夏(11月~3月)は雨季にあたり蒸し暑くなり、真夏は酷暑となることもあります。一方冬(6月~8月)は乾季にあたり、降水量が少なく穏やかな気候が続き観光に適しています。ただし昼夜の寒暖差が激しいので防寒対策は必要です。


  • 現地
  • プレトリア
  • ケープタウン
  • ダーバン
天気予取得中...
天気予取得中...
天気予取得中...
天気予取得中...
  • 緯度・経度:-22.2180, 29.3483
  • 住所:Unnamed Road, South Africa
首都
プレトリア
面積
1,219,090 (km2)
人口
5,794万人 2018年
言語
アフリカーンス語、英語、バントゥー諸語(ズールー語、コサ語、北ソト語、ソト語、スワジ語、南ンデベレ語、ツォンガ語、ツワナ語、ヴェンダ語)の合計11言語
公用語
アフリカーンス語、英語、バントゥー諸語(ズールー語、コサ語、北ソト語、ソト語、スワジ語、南ンデベレ語、ツォンガ語、ツワナ語、ヴェンダ語)の合計11言語
通貨名
ランド 補助通貨はセント(1ZAR=100セント) ※本サイトではZARと表示
通貨レート情報取得中...
携帯会社SIM
Vodacom、MTN、Cell C、Telkomなど
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【ポロクワネ国際空港からのアクセス】
車で約2.5時間


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