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モロッコ

フェズ旧市街

(Medina of Fez)

概要

モロッコ北部の内陸に位置する都市フェズ。フェズの町の歴史は、8世紀末にイドリース朝の創始者イドリース1世によりフェズ川の西岸に町が建設されたのが始まりで、その後、数世紀に渡り町は発展し、今でも歴史的な街並みが保存されています。フェズのメディナ(旧市街)は、高低差のある狭い路地が迷路のように入り組んだ複雑な構造で、初めて訪れた人が迷い込んだら出られない迷宮都市とも言われています。1981年には、フェズの旧市街全体がユネスコの世界遺産に登録されました。


見所ポイント

世界遺産「フェズ旧市街」
旧市街のメインゲートとなるブー・ジュルード門

中世のイスラムの街並みが残るフェズの旧市街。フェズの旧市街は、イドリース朝の都として建設された9世紀初頭からのフェズで最も古い地区「フェズ・エル・バリ」とマリーン朝時代の13世紀初頭に新たに建設された「フェズ・エル・ジェディド」の2つの地区で構成されています。

イドリース朝では、イスラム教徒の移住を推奨していたため、当時イスラム教の聖地だったカイラワーン(現在のチュニジアのケルアン)やイベリア半島のアンダルシア地方から多くの人々が入植しました。そしてフェズ川西岸にカイラワーンの移住者が暮らすカイラワーン地区とフェズ川東岸にイベリア半島のアンダルシア出身者が暮らすアンダルス地区が形成されました。市壁に囲まれたこの2つの地区がフェズ・エル・バリと呼ばれるエリアで、迷路のように入り組んだ路地とモスクやマドラサ(イスラムの学校)、商店、民家が軒を連ねる街並みが現在まで保存されています。

フェズ・エル・バリを囲う市壁には、8つの門が設けられており、その中で正門となるのが西側に建つブー・ジュルード門で、多くの観光客は、ここから旧市街へ入ることとなります。ブー・ジュルード門は、タイル装飾が施された美しい門で、この門の正面からは、ブー・イナーニーヤ・マドラサのミナレットがよく見えます。

迷宮都市「フェズ旧市街」の散策
細い路地で物資を運搬するロバ

フェズの旧市街の内部は、道が曲がりくねっており、高低差もあるため見通しが悪く迷路のように入り組んでいます。道幅も狭いところが多く、自動車の乗り入れが制限されているため、物資の運搬は未だに人力かロバや馬などの動物が使用されています。気の向くまま歩いているといつの間にか方向感覚を失ってしまい、自分が今どこにいるかさえわからなくなってしまいます。

旧市街のメインストリートと言われるのが、タラー・ケビーラ(Talaa Kebira)とその南に並行するようにあるタラー・セギーラ(Talaa Sghira)で、そこから細い路地が枝葉のように幾重にも広がっています。ブー・ジュルード門から東に向かって伸びるタラー・セギーラ通りを道なりに下って行くと、タラー・ケビーラ通りに合流します。そしてタラー・ケビーラ通りの東端には、カラウィーン・モスクがあります。まずは、この2つの通りを歩いて道の様子や位置関係をマスターし、そこから徐々に範囲を広げていくと、世界最大の迷宮と言われるフェズの旧市街の町歩きも攻略しやすくなります。とは言え、歩いていると途中で可愛らしい雑貨や食器が並ぶ小さなショップやフォトジェニックな路地に見惚れてしまい、方向がわからなくなってしまうことも。そんな時は、なるべくお店の人や家から出てきた住民に道を聞くとよいでしょう。ガイドと称し、声をかけてくる人は、後からお金を請求されることもあるのでご注意を。

フェズ・エル・バリのハイライト「カイラワーン地区」
装飾の美しいアッターリン・マドラサの中庭

フェズ川西岸のカイラワーン地区は、多くの歴史的モニュメントやスーク(市場)が広がっており、メインストリートのタラー・ケビーラ通りとタラー・セギーラ通り周辺に見どころが集中しています。カイラワーン地区のランドマークとなっているのが、タラー・ケビーラ通りの東端に位置するカラウィーン・モスク。859年に創建され、当初は小さな礼拝堂でしたが、10世紀以降増改築が行われ、現在は22000人を収容できる北アフリカ最大規模のモスクとなりました。カラウィーン・モスク併設のマドラサは、モロッコの宗教や教育の中心地の一つとして重要な役割を果たしてきました。1963年からは国立大学となり、現在まで活動を続けている世界最古の教育機関で、時に世界最古の大学とも言われています。モスクの内部は残念ながらイスラム教徒以外は立ち入ることができませんが、ところどころにある扉から内部の美しい装飾を垣間見ることができます。

カラウィーン・モスクの近くにあるアッタリーン・マドラサは、マリーン朝時代の14世紀に建設されたもので、イスラム教徒でなくても見学ができます。規模はそれほど大きくありませんが、繊細な漆喰の彫刻装飾とタイル装飾が見事です。

ネジャーリン広場と木工博物館
かつてのフンドゥークを利用した博物館内

タラー・ケビーラ通りとタラー・セギーラ通りの合流点近くには、ネジャーリン広場があります。ネジャーリンとは、「大工たち」という意味で大工職人の工房のほか、かつてのフンドゥーク(宿泊所)の建物を利用したネジャーリン博物館があり、モロッコの木工芸品を展示しています。美しい透し彫りの彫刻が施された扉や窓枠などのインテリアも見どころで、特に木製や漆喰の彫刻装飾の施されたバルコニーに囲まれた中庭は見応えがあります。広場の一角には、カラフルなモザイクや繊細な彫刻装飾が施された美しい泉があり、地元の人々が水を汲みにやってくる姿が見られます。

モロッコ最大のタンネリを見学
カラフルな染料が入った桶が並ぶタンネリ

フェズでは様々な伝統工芸が盛んですが、特になめし革が有名です。今でも伝統的なタンネリ(なめし革工場)が残っており、 フェズのタンネリはモロッコ最大規模を誇っています。フェズ川の西側のショワラ(Chouara)通りは、レザー製品のショップや工房が軒を連ねており、それらの建物の上階のテラスから、タンネリが眺められ、職人たちの伝統的ななめしの作業工程を見学することができます。カラフルな染料が入った桶が無数に並ぶ様子は圧巻で、人気の撮影スポットとなっています。ただし、タンネリは皮となめし剤の臭いが混ざった強烈な臭いを発しているのでご注意を。

王宮と旧ユダヤ人街が残るフェズ・エル・ジェディド
王宮の外観

フェズ・エル・ジェディドは、新しいフェズという意味で、13世紀にフェズ・エル・バリの西側に建設された市街地で、ここに王宮が建てられマリーン朝の首都となりました。この王宮は、現在もモロッコ国王がフェズに滞在する際に使用されているため内部は見学できませんが、華やかな外観だけでも見応えがあります。

この地区には、旧ユダヤ人街「メラー(Mellah)」があります。かつてイベリア半島でキリスト教徒によるレコンキスタ(領土回復運動)が進むとイスラム教徒だけなくユダヤ教徒も南下し、モロッコのあちこちにユダヤ人街が建設され、その一つがフェズのメラーです。木製のバルコニーが取り付けられた白漆喰の建物が並ぶ街並みは、フェズ・エル・バリとは異なる雰囲気が感じられます。このエリアでは、シナゴーグやユダヤ人墓地も見学することができます。

おすすめのツアー・アクティビティ

ツアー・アクティビティ名 所要時間 詳細
世界一複雑な世界遺産!フェズ旧市街ガイドツアー<英語or日本語ガイド/昼食付/フェズ発>4〜6時間

veltra.com

モロッコの迷宮都市 フェズ観光ツアー<英語ガイド/フェズ発>6時間

veltra.com

ベストシーズン

モロッコには四季がありますが、沿岸部、山間部、砂漠と変化にとんだ地形で、地域毎に気候が異なります。フェズは、1年を通して観光を楽しめますが、ベストシーズンは、最も過ごしやすい春(4月~5月)と秋(10月)です。夏季は乾燥し、気温も高く、こまめな水分補給が必要です。冬は、実際の気温よりも体感温度は寒く感じるので、防寒対策が必要です。


  • 現地
  • ラバト
  • フェズ
  • メルズーガ
天気予取得中...
天気予取得中...
天気予取得中...
天気予取得中...
  • 緯度・経度:34.0619, -4.9838
  • 住所:34 Rue Talaa Kebira, Fes, Morocco
首都
ラバト
面積
446,550 (km2)
人口
3,522万人 2018年
言語
アラビア語、ベルベル語、フランス語
公用語
アラビア語、ベルベル語
通貨名
モロッコ・ディルハム 補助通貨はサンチーム ※本サイトではMADと表示
通貨レート情報取得中...
携帯会社SIM
Maroc Telecom、Orange、inwiなど
最寄り空港からのアクセス方法

【フェズ=サイス空港からフェズ市内】
<タクシー>
所要時間:約30分
目安料金:120MAD


<路線バス>
空港の外のバス停から16番バスがフェズ駅(新市街)まで運行
所要時間:約40分
料金:4MAD


※新市街から旧市街へはタクシーで約10分


(2019年11月現在)


最寄り空港詳細

  • フェズ=サイス空港 (FEZ)