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チュニジア

チュニス旧市街

(Medina of Tunis)

概要

チュニジアの首都チュニスのメディナ(旧市街)は、7世紀頃からアラブ人によりイスラム都市として開発され、12世紀から16世紀にはイスラム世界で最大かつ最も裕福な都市の一つでした。かつては城壁に囲まれた都市でしたが、そのほとんどが解体され、現在はいくつかの門や遺構がわずかに残るのみとなっています。しかし、メディナには今でもモスクやマドラサ、宮殿、霊廟、ハマムなど当時の繁栄ぶりを物語る700もの貴重なイスラム建築が残っており、1979年にはメディナ全体がユネスコの世界遺産に登録されました。


見所ポイント

中世の街並みが残るチュニスのメディナ
16世紀末に建設されたオスマン邸のファサード

チュニスの歴史は古く、古代フェニキア人によって建設されたカルタゴの衛星都市として栄え、紀元前146年の第三次ポエニ戦争でローマに完全に破壊された後、ローマの属州として再建されました。7世紀後半にはアラビア半島から領土を拡大していたウマイヤ朝に占領され、イスラム化が始まり、以降何世紀もかけて町はザイトゥーナ・モスクを中心に開発されていきました。12世紀に入ると現在のモロッコで興ったベルベル人によるイスラム王朝のムワッヒド朝の支配となり、その後ムワッヒド朝から独立したハフス朝時代には首都に定められ、数々のモスクやマドラサ(イスラムの学校)が建設され、16世紀にかけて国内外から巡礼者や商人が集まるイスラム世界最大規模の都市にまで発展しました。現在もチュニスのメディナには、歴史的建造物が数多く残っており、チュニジアはもとより北アフリカを代表する中世のメディナの一つとなっています。

メディナの玄関口となるフランス門
メディナの入口に残るフランス門

メディナの観光拠点となるのが、バブ・エル・バール(通称フランス門)。フランス門は、チュニスの新市街のメインストリート、ハビーブ・ブルギバ大通りから続くフランス通りの突き当たりに建っています。バブ・エル・バール(Bab el Bhar)とは、アラビア語で「海の門」を意味しています。かつてこの門は海に面していたと言われており、城壁が撤去される前までは町の海側の玄関口として機能していました。現在は、旧市街と新市街を仕切る境界線となっています。フランス門周辺はビクトワール広場と呼ばれ、広場を囲うようにホテルやレストラン、カフェが軒を連ね、地元の人々や観光客で賑わっています。

迷路のように入り組んだメディナの散策
カラフルな商品が並ぶメディナのスーク

チュニスのメディナの路地は、密集した建物を縫うように細い路地が迷路のように張り巡らされた複雑な構造となっていますが、これは外敵の侵入を防ぐ目的で設計されたもので、他のイスラム都市のメディナにもよく見られる特徴です。

フランス門からザイトゥーナ・モスクまで西にまっすぐ伸びるジャマー・エズ・ザイトゥーナ通り(Rue Jamaa Ez Zitouna)が、メディナのメインストリートで、通りの両脇には、土産物屋やカフェなどがひしめき合っています。メディナには、このメインストリート以外にもエリア毎に革製品や布製品、銀製品、陶器、カーペット、香水、ジュエリー、スパイスなど様々な専門のスーク(市場)が点在していて、見ているだけでも楽しめます。商品の値段は基本的に交渉制なので、欲しい商品を見つけたら周辺の店も回って価格の相場を確認してみるとよいかもしれません。混沌とした雑踏に疲れたらカフェでミントティーを飲みながらひと休みするのもよいでしょう。賑やかな通りから少し外れて裏通りに行くと職人街や住宅街があり、メディナで暮らす人々の日常を垣間見ることができます。メインの通りから外れてしまうと方向感覚が失われてしまい、現在地がわからなくなってしまうこともありますが、迷いながら路地裏を散策するのもメディナの観光の醍醐味です。観光案内所では、メディナの観光マップが用意されているので観光前に入手しておくとよいでしょう。

チュニス最古のザイトゥーナ・モスク
ザイトゥーナ・モスクの中庭

チュニスのメディナの中心に建つザイトゥーナ・モスク(グランド・モスク)は、チュニスで最も古いモスクです。ケルアン(カイルアン)のグランド・モスクをモデルに8世紀前半に創建され、その後何世紀にも渡り増改築が繰り返され、現在見られるモスクとなりました。ザイトゥーナ・モスクとは、アラビア語で「オリーブのモスク」を意味し、伝説によるとオリーブがあった古代の礼拝所に建てられたため、もしくはキリスト教の聖人オリビアを祀る教会がモスクに改宗され、その名前がアラビア語に翻訳されたものとも言われています。モスクの礼拝堂や中庭を囲む回廊にある列柱は、カルタゴ遺跡から運ばれてきたものが使用されています。10世紀に増築された礼拝堂のドームは、チュニスで最も美しいドームと称されています。中庭の北西の角にある高さ44メートルのミナレットは、近くにあるカスバ・モスクのミナレットを模して19世紀末に追加されました。また、ザイトゥーナ・モスクのマドラサ(イスラムの学校)は、アラブやアフリカ各地から学生が集まるイスラム世界を代表する学問の中心地であり続け、何世紀にも渡り多くの著名人を輩出してきました。

残念ながらイスラム教徒以外の観光客は、中庭など限られたエリアのみの見学しかできませんが、中庭だけでも周辺の喧騒とは無縁の穏やかで神聖な雰囲気を味わうことができます。

イスラムの建築美を堪能
漆喰彫刻やタイル装飾が施されたフセイン邸のインテリア

チュニスのメディナには、ハモウダ・パシャ邸(Dar Hammouda Pacha)やエル・ベイ宮殿(Dar El Bey)、ラスラム邸(Dar Lasram)、フセイン邸(Dar Hussein)などかつて政治家や貴族、裕福な商人などが住んでいた華やかな宮殿(邸宅)が多く残っており、チュニジアの歴史的建造物に指定されています。これらの宮殿の多くは、17世紀から19世紀のムラード朝やフサイン朝時代に建てられたもので、漆喰彫刻や色鮮やかなタイルなどの優美な装飾が施されたチュニジアの伝統的な宮殿建築の好例となっています。ザイトゥーナ・モスクから北西に伸びるシディ・ベン・アラウス通り(Rue Sidi Ben Arous)やそこから続くダル・エル・ジェルド通り(Rue Dar El Jeld)やパシャ通り(Rue du Pacha)周辺には、美しい邸宅が多く見られ、それらの一部は、博物館やギャラリー、商業施設などに利用されていて、内部を見学できる建物もあります。建物の玄関口の豪華な装飾の数々も見応えがあり、建築好きにはオススメの散策エリアとなっています。

おすすめのツアー・アクティビティ

ツアー・アクティビティ名 所要時間 詳細
世界遺産メディナとカルタゴ遺跡群 日帰りツアー<専用車/日本語 or 英語ガイド/チュニス発>1日

veltra.com

アラブチュニジア雑貨を巡る 日帰り観光ツアー<専用車/日本語アシスタントor日本語ガイドor英語ガイド/チュニス発>1日

veltra.com

ベストシーズン

地中海に面したチュニスは、夏は乾燥して暑く、冬は雨が多く比較的温暖な気候です。観光は1年を通して楽しめますが、春から初夏にかけての4月~6月がベストシーズンです。真夏は日差しが強く、日射病に注意が必要です。日向を歩く場合はこまめな水分補給や休憩とサングラスや帽子、日焼け止めは必須です。冬は雨具の用意があると安心です。


  • 現地
  • チュニス
  • ケルアン
  • タタウィン
天気予取得中...
天気予取得中...
天気予取得中...
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  • 緯度・経度:36.7982, 10.1681
  • 住所:5 Rue Dar El Jeld, Tunis, Tunisia
首都
チュニス
面積
163,610 (km2)
人口
1,166万人 2018年
言語
アラビア語、フランス語
公用語
アラビア語
通貨名
チュニジア・ディナール 補助通貨はミリーム ※本サイトではTNDと表示
通貨レート情報取得中...
携帯会社SIM
Ooredoo、Tunisie Telecom、Orange、Lycamobile
最寄り空港からのアクセス方法

【チュニス・カルタゴ国際空港からチュニス市内】
<タクシー>
所要時間:(市内中心部)10~20分
目安料金:5TND前後


<路線バス>
大通り沿いのバス停から35番又は635番に乗車。終点チュニス・マリン駅まで運行
所要時間:20~30分
料金:0.500TND


※チュニス・マリン駅からフランス門まで徒歩約20分


最寄り空港詳細

  • チュニス・カルタゴ国際空港 (TUN)