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エチオピア

メケレ

(Mekelle)

概要

メケレは、エチオピア北部のティグレ州の州都で、標高約2,000mの高地に位置しています。19世紀後半のヨハネス4世の治世下ではメケレに首都が置かれ、現在は大学都市として発展しています。メケレは、エチオピア北東部に広がるダナキル砂漠の観光拠点の町として知られていて、多くの旅行者はダナキルツアーに参加するためにこの町に立ち寄っています。また、ラリベラやアクスムなどエチオピア北部の観光サーキットの途中にあり、メケレから周辺にあるユニークな岩窟教会を訪れることができます。


見所ポイント

ティグレ州の州都メケレ
丘の上にそびえるメケレの十字架

19世紀後半、皇帝ヨハネス4世(在位:1971年~1989年)は、豊かな農業地域と岩塩が採掘されるアファール低地に程近い交易において戦略的な立地にあるメケレを首都に定め、その後メケレは急速に都市化が進みました。メネリク2世の時代に首都はアディスアベバに遷都されましたが、20世紀以降もメケレはティグレ地域の行政とエチオピアの塩貿易の中心地として重要な役割を果たしてきました。イタリア占領下の1930年代には、メケレの南東のエンダ・アイサス(Enda Eyesus)に軍事空港と要塞が建設され、さらに町には住宅やオフィス、娯楽施設、公共施設など多くの建物が建てられました。エンダ・アイサスは、現在はメケレ大学のメインキャンパスとなっています。

メケレの東側の丘の上には、巨大な十字架が町を見下ろすように立っています。マスカル祭の時には多くの巡礼者で賑わい、山道が人々で埋め尽くされる様子は圧巻です。この十字架の丘の上は、メケレの市街地やその先に広がる雄大な景色を眺められるビュースポットとなっており、ハイキングやピクニックを楽しむ地元の人々の姿も見られます。

巨大な殉職者の記念碑
町の至るところから眺められる殉職者の記念碑

20世紀を通して、エチオピアは戦争や紛争の混乱が続き、メケレも例外ではありませんでした。町の中心部の円形交差点にはデルグ(エチオピア臨時軍事政権)の爆撃の犠牲者の記念碑があり、メケレの西側には、湾曲した細長い塔の上に球体がのった巨大なモニュメントが建てられています。これは、エチオピア内戦中にデルグに抵抗し命を落とした殉教者たちの記念碑です。記念碑の側には、何体もの彫像があり、戦禍の人々の苦しみを示しています。この記念碑の周辺は、公園として整備されており、散策スポットとなっています。また小高い丘の上に位置しているので、メケレの街並みを見晴らすことができます。記念碑の北側にはドーム型の博物館があり、1970年代から1980年代にかけてのティグレ人民解放戦線(TPLF)の活動に関する写真や絵画、戦闘に使用された武器などが展示されており、当時の様子を今に伝えています。

皇帝ヨハネス4世博物館とアブレハ城ホテル
皇帝ヨハネス4世博物館の外観

皇帝ヨハネス4世の宮殿は、1882年から1884年にかけて建てられた石造りの壮麗な外観が印象的な建物で、現在は内部が博物館として一般公開されています。宮殿自体は、修復が行われため、当時のインテリアはほとんど見られませんが、博物館ではヨハネス4世の肖像画をはじめ、王冠など王位を象徴する品々、宗教儀式の道具、伝統衣装や調度品、その他ティグレの伝統工芸品などのコレクションが展示されています。

市街地を見下ろす丘の上には、20世紀初頭にエンデルタ(東ティグレ)の知事だったDejazmach Abreha Arayaの石造りの宮殿が残っており、現在は、彼の名前に因みアブレハ城(Abreha Castle)と名付けられたホテルに改装されています。趣のある歴史的建造物で町の喧騒から離れてのんびりと滞在することができます。

過酷なダナキルツアー
エルタ・アレ火山の溶岩湖

メケレには、有名な観光スポットはほとんどありませんが、ダナキル砂漠を訪れる旅行者がツアーの前後で必ず立ち寄る町となっています。また、ダナキル砂漠では水や食べ物以外のものは基本的に手に入らないので、ツアーに出発する前にウェットティッシュやタオルなど足りないものがある場合はメケレで調達しておくとよいでしょう。

ダナキル砂漠は、エチオピア北東部からエリトリア南部にかけて広がっており、別名アファール盆地(低地)の名でも知られています。海抜マイナス100mを切るグレート・リフト・バレーの谷底に位置し、夏季は気温が50度以上にも達し、地球上で最も暑く最も人が暮らしにくい土地と言われています。標高2,000mを超えるメケレから海抜マイナス地点のダナキル砂漠までは、酷暑の中、4WD車で悪路を何時間もかけて移動する2泊3日もしくは3泊4日の過酷な旅程となります。しかし、真っ赤な溶岩が煮え立つエルタ・アレ火山や極彩色の異世界が広がるダロル火山、塩の奇岩群が乱立する塩の渓谷、真っ白な塩の大地がどこまでも広がるアサレ湖、塩を運ぶラクダのキャラバンなどダナキル砂漠ならでは絶景が目白押しで、忘れらない旅の思い出となることでしょう。

山奥にある岩窟教会
アブナ・イェマタ教会のある崖

ダナキル砂漠を旅行した後、日程に余裕があればメケレからティグレ州の高原地帯に点在する秘境の岩窟教会へも足を伸ばしておきたいところです。岩窟教会と言えば、世界遺産にも登録されているラリベラの岩窟教会群がアクセスもよく有名ですが、ティグレ州には120以上の岩窟教会が点在していて、その多くは山奥に隠れるように存在しています。

メケレから北に約90km、ゲラルタ山地にあるアブナ・イェマタ教会は、高さ300mの切り立った崖の上に築かれた天空の教会。麓から1時間ほどかけて険しい山を登り、最後はロッククライミングでほぼ垂直の崖を登らなければいけませんが、崖の上からは素晴らしい景色を見晴らせます。そして岩を彫って造られた教会内部に残る色鮮やかなフレスコ画も圧巻です。アブナ・イェマタ教会と同じ山塊の東側の斜面にもマリアム・コルコル教会とダニエル・コルコル教会の2つの岩窟教会があり、アブナ・イェマタ教会と合わせて訪れることができます。メケレからは、アブナ・イェマタ教会を含め、ティグレ州の岩窟教会を巡るツアーを利用するか車をチャーターして訪れることができます。

ベストシーズン

エチオピア北部の高原地帯は、年間を通して気温の変化の少ない穏やかな気候です。観光のベストシーズンは晴天の日が多く、湿度が低く過ごしやすい乾季の10月~2月頃です。ただし、朝晩は冷え込むのでフリースやニットなどの防寒具が必要です。また、日中は日差しが強いので日焼け止めや帽子、サングラスなどもお忘れなく。6月中旬~9月頃までは大雨季で、大雨が降ると道路状況が悪くなり、行動範囲が限られる場合があります。


  • 現地
  • アディスアベバ
  • アクスム
  • ラリベラ
天気予取得中...
天気予取得中...
天気予取得中...
天気予取得中...
  • 緯度・経度:13.4932, 39.4734
  • 住所:14 Selam St, Mekele, Ethiopia
首都
アディスアベバ
面積
1,104,300 (km2)
人口
112,079千人 2019年
言語
アムハラ語、オロモ語、ソマリ語、ティグリニャ語など複数の民族言語、英語
公用語
アムハラ語(事実上)
通貨名
エチオピア・ブル 補助通貨はサンティーム(1 ETB =100サンティーム) ※本サイトではETBと表示
通貨レート情報取得中...
携帯会社SIM
Ethiotelecom
最寄り空港からのアクセス方法

【アルラ・アバ・ネガ空港からメケレ中心部】
<タクシー>
所要時間:約15分


最寄り空港詳細

  • アルラ・アバ・ネガ(メケレ)空港 (MQX)