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タンザニア

ンゴロンゴロ保全地域

(Ngorongoro Conservation Area)

概要

タンザニア北部のンゴロンゴロ保全地域は、高原平野やサバンナ、森林、湖など豊かな自然が広がっており、1979年にユネスコの自然遺産に登録されました。ンゴロンゴロとは、マサイの言葉で「大きな穴」を意味し、火山活動によって形成された巨大なクレーターには、絶滅危惧種を含む多くの野生動物や野鳥が生息しています。そして、マサイ族の人々が伝統的な遊牧を営みながら動物と共存しています。また、エリア内にあるオルドバイ渓谷からは数百万年前の人類の祖先の骨や足跡の化石が発見されており、2010年には文化遺産に登録され、複合遺産となりました。


見所ポイント

人間と野生動物が共存するンゴロンゴロ保全地域
マサイの家畜と野生動物が群れるクレーター内部

ンゴロンゴロ保全地域は、8,292平方kmの広大なエリアに複数の火山が分布し、火山活動によって形成されたンゴロンゴロとオルモティ、エンパカーイの3つのクレーターとサバンナ、森林地帯、湖が広がっています。

元々この地域は、セレンゲティ国立公園の一部でしたが、1951年に国立公園に指定された際に古くからこの地域に住んでいた遊牧民のマサイ族が土地を追われることとなり反対したため、1959年にセレンゲティ国立公園から分離した保全地域が設立されました。国立公園から切り離すことにより、地域内の土地を多目的に使用でき、野生動物の保護とともに、伝統的な放牧生活を営むマサイ族の権利も守られるようになり、今でもンゴロンゴロの草原では、マサイ族の家畜の牛やヤギと野生動物が共生している様子が見られます。このようにンゴロンゴロ保全地域では、野生動物と自然、そして人間が調和しながら共存するユニークな生態系が保たれています。

野生動物の楽園ンゴロンゴロのクレーター
外輪の展望スポットとから眺めるカルデラの平原

ンゴロンゴロ保全地域の観光のハイライトとなっているのが、最も大きいンゴロンゴロのクレーター。このクレーターは、およそ300万年前に火山の噴火によって形成されたもので、南北に16km、東西に19kmに及ぶ巨大なカルデラです。カルデラ内部の標高は1800mに対し、外輪の標高は2400mと高低差が600mもあり周囲から完全に閉ざされています。さらに乾季でも餌となる草や水が豊富なため、カルデラ内で一生を過ごす野生動物も少なくありません。カルデラ内には、25,000頭以上の大型哺乳動物が生息しています。ゲームドライブでは、ヌーやシマウマ、エランド、トムソンガゼル、グラントガゼル、ゾウ、マウンテンリードバック、バッファロー、ライオン、ヒョウ、チーター、ハイエナ、リカオンなどの多様な野生動物を観察することができます。運が良ければ絶滅危惧種のクロサイの姿が見られることも。また、外輪の山には、ロッジやキャンプサイトが点在しており、眼下に広がるカルデラの絶景を思う存分堪能することができます。

バードウォッチング愛好家にも人気のンゴロンゴロ
マガディ湖に集まるフラミンゴとトムソンガゼル

ンゴロンゴロ保護地域内には、マガディ湖やンドゥトゥ湖、エンパカーイ湖など豊富な養分が含まれた塩湖や沼地などの水辺が多く点在しているため、多くの野鳥の住処にもなっています。フラミンゴやペリカン、アフリカハゲコウ、ハタオリドリ、アフリカクロトキ、カンムリヅル、ダチョウ、ホロホロチョウ、アフリカオオノガンなど実に500種以上の野鳥が観測されており、野生動物だけでなくバードウォッチング・スポットとしても人気があります。

隣接するセレンゲティ国立公園は、ヌーの大移動が有名ですが、乾季の始まる毎年6月頃にヌーやシマウマ、ガゼルの大群は北へと移動し、そして雨季の12月頃に再び南へ移動する際にンゴロンゴロの平原を通過していくため、ここでも動物たちの大移動に遭遇するチャンスがあります。

ンゴロンゴロ保護区では、サファリカーでのゲームドライブの他にもオルモティからエンパカーイ周辺やオルカリエン渓谷などをガイド同伴で歩いて巡るウォーキングサファリを楽しむこともできます。

人類の祖先の痕跡が発見されたオルドバイ渓谷
展望スポットからのオルドバイ渓谷の眺め

ンゴロンゴロ・クレーターの西側にあるオルドバイ渓谷は、約3万年前の活発な地質活動により地表が分裂し、川の流れの浸食により深さ約90mの渓谷が形成されました。1959年に人類学者ルイス・リーキーとメリー・リーキー博士夫妻により約175万年前のものとされるパラントロプス・ボイセイの完全な頭蓋の化石人骨が発見されたことにより、オルドバイ渓谷の名前は一躍有名になりました。180万年から160万年前の同一の地層からは、数多くの原始的な石器も発見されており、パラントロプス・ボイセイが石器を使用していたことの裏付けとなりました。さらに1964年には現在知られている中では最も初期のヒト属であるとされるホモ・ハビリスの化石人骨が発見され、その後もホモ・エレクトスなど多くの化石人骨や石器が発掘されました。現在も発掘調査は続けられており、人類進化の研究において重要なスポットとなっています。雄大なオルドバイ渓谷を見渡せる渓谷の上には、博物館があり、発掘品や化石人骨のレプリカを見たり、ガイドによる詳しい説明を聞くことができます。また、オルドバイ渓谷の南側に位置するラエトリ(Laetoli)では360万年前の人類の祖先であるアウストラロピテクス・アファレンシスの世界最古の足跡の化石が発見されており、博物館では実物大のレプリカを見ることができます。ラエトリの足跡は、人類の脳のサイズが最初に成長する100万年も前から人類の祖先が二足歩行で歩いていたことを決定付ける重要な発見となりました。

マサイ村でマサイの生活や文化に触れる
垂直ジャンプで観光客を歓迎するマサイの人々

マサイ族の生活を守るために設立されたンゴロンゴロ保全地域には、現在でも約42,000人のマサイ族の人々が牛やヤギ、ロバなどの家畜とともに放牧を営みながら暮らしています。マサイ族は、クレーター内を除く保全地域で自由に放牧生活をする権利が与えられているため、ンゴロンゴロを訪れた際には放牧中のマサイの人々の姿を見かけることもあるでしょう。保全地域内には、観光客が訪れることができるマサイ村がいくつかあり、人気の観光アトラクションの一つとなっています。マサイ族といえば、赤や青の鮮やかな民族衣装に身を纏い、垂直にジャンプするダンスが有名です。マサイ村では、こうした彼らの文化や生活様式に触れることができます。また、訪れた記念に一緒に写真を撮ったり、お土産に伝統工芸品を購入するのも旅のよい思い出になるでしょう。

ベストシーズン

ンゴロンゴロ保全地域は、一年を通して観光することができますが、一般的に動物の動きが活発となる乾季の6月~10月がベストシーズンです。2月~4月は大雨季、11月~12月は小雨季です。雨季は道路状況が悪くなり行動範囲が限られることがありますが、緑が美しく、観光客も少ないのでのんびりと過ごすことができます。


  • 現地
  • ドドマ
  • ダルエスサラーム
  • アルーシャ
  • ムワンザ
天気予取得中...
天気予取得中...
天気予取得中...
天気予取得中...
天気予取得中...
  • 緯度・経度:-3.2267, 35.4780
  • 住所:B144, Tanzania
首都
ドドマ
面積
947,300 (km2)
人口
5,468万人 2018年
言語
スワヒリ語、英語
公用語
スワヒリ語、英語
通貨名
タンザニア・シリング 補助通貨はセント(1=100セント) ※本サイトではTZSと表示
通貨レート情報取得中...
携帯会社SIM
Vodacom、Airtel、Tigo、Halotelなど
最寄り空港からのアクセス方法

【キリマンジャロ国際空港からンゴロンゴロ保全地域】
車で約4時間


最寄り空港詳細

  • キリマンジャロ国際空港 (JRO)