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ベルギー

ノートルダム大聖堂(トゥルネー)

(Notre-Dame Cathedral in Tournai)

概要

フランス国境近くのベルギー西部にある町トゥルネー。町の中心部にそびえるノートルダム大聖堂は、ロマネスク様式とゴシック様式の2つの建築様式が混在するベルギーを代表する建築物の一つです。12世紀に建設が開始され、全長134m、幅66m、高さ83mの塔をはじめ5つの塔を持つ壮麗な建築は見る者を圧倒します。中世の西洋建築の美を今に伝えるトゥルネーのノートルダム大聖堂は、2000年にユネスコの世界遺産に登録されました。


<大聖堂>
営業時間:(月曜-金曜)9:00-18:00(土日、祝日)9:00-12:00、13:00-18:00
※冬季(11月-3月)は17:00まで
<宝物室(博物館)>
営業時間:(月曜-金曜)10:00-18:00(土日、祝日)13:00-18:00
※月曜の午前中は閉館
※冬季(11月-3月)は17:00まで
料金:2.5EUR
公式サイト:cathedrale-tournai.be
(2019年3月現在)


見所ポイント

中世の西洋建築の変遷が見られるノートルダム大聖堂
ノートルダム大聖堂の西側のファサード

トゥルネーのノートルダム大聖堂は、中世のヨーロッパ建築の傑作として、1936年にワロン地方の遺産として登録され、2000年にはユネスコの世界遺産に登録されました。中世ヨーロッパの建築において、大聖堂は町のランドマークの一つとして欠かせないものでした。トゥルネーのノートルダム大聖堂は、12世紀前半にロマネスク様式で建設が始まり、13世紀には当時最先端だったフランスのゴシック様式に影響を受けて改築が行われました。そのため、身廊と中央の交差部はロマネスク様式、聖歌隊席などの内陣はゴシック様式といったように異なる様式が混在した建築となっており、この時代の建築がロマネスク様式からゴシック様式への過渡期であったことがうかがえます。

5つの塔が建つ交差部分は、トゥルネーのノートルダム大聖堂の特徴でもあり、その大きさは圧巻です。天に向かって伸びる尖塔は、町の至る所から見ることができるランドマーク的存在です。

西側ファサードの入口には、ゴシック様式のポーチが設けられており、扉周辺には、彫刻装飾がびっしりと施されています。これらの彫刻装飾は、14世紀~17世紀にかけて追加されたもので、旧約聖書の場面やトゥルネー の歴史、聖人などが描かれています。ポーチの上に目を向けるとネオ・ロマネスク様式のバラ窓があり、切り妻屋根の両側には、円錐形の塔が備えられています。

美しい装飾に彩られた大聖堂内部
ロマネスク様式の身廊とバラ窓

全長134mにも及ぶ巨大なノートルダム大聖堂は、聖歌隊席だけで58mもあります。大聖堂内部は、壁面や説教壇に施された彫刻装飾、カラフルなステンドグラスなど美しい装飾で彩られています。

創建当初の重厚なロマネスク様式のアーチ型の柱が3層に連なる全長48m身廊は、この大聖堂の中で最も古い部分です。身廊の礼拝堂には、1170年頃に描かれたとされる古い壁画が残っています。ただし保存状態があまりよくなく、修復作業が行われている壁画は残念ながら見ることができません。西側のファサードにあるバラ窓の内側には色鮮やかなステンドグラスがはめ込まれており、太陽の光に照らされるとその輝きが増し、幻想的な美しさです。

ノートルダム大聖堂は、1999年に起きた竜巻により建物自体が歪むほど大きな被害を受けました。翌2000年から修復が開始され、現在も修復作業は続けられています。800年以上の歴史を持つ大聖堂の修復は慎重さと時間を要し、現在のところ修復の完了は2030年を予定しています。修復が完了したところから、順次公開が行われていますが、修復中の場所は、フェンスやシートに覆われています。新たに建物を建てるよりも歴史的建造物を保存していくことがいかに難しいか考えされられます。

貴重な芸術作品が溢れる宝物室
精緻な装飾が施された聖エルテールの聖遺物箱

ノートルダム大聖堂には宝物室(博物館)があり、宗教芸術作品や貴重な品々をたくさん所蔵しています。特に「聖母マリアの聖遺物箱」と「聖エルテールの聖遺物箱」は必見です。「聖母マリアの聖遺物箱」は、1205年に金細工師のニコラ・ドゥ・ヴェルダにより制作されました。「聖エルテールの聖遺物箱」は、ニコラ・ドゥ・ヴェルダが設立した工房で1247年に制作されたものとされていますが、詳しい作者の記録は残っていません。聖遺物箱に施された精緻な細工は、目を見張るものがあります。普段はガラスケースの中に展示されている聖遺物箱ですが、毎年9月には、聖エルテールの聖遺物や大聖堂の宝物と共に町を練り歩く大規模な宗教行列で披露されています。宝物室にはこの他にも15世紀にアラスで制作されたトゥルネーの初代司教エルテールの生涯を描いたタペストリー、彫刻作品、象牙や金、銀を使用した装飾品、絵画など見応えのある貴重なコレクションが展示されており、大きな見どころとなっています。

ベルギー最古の町トゥルネーと鐘楼
グラン・プラスに面して建つトゥルネーの鐘楼

ベルギー最古の町として知られるトゥルネーは、1世紀頃にローマ帝国の兵営都市として町が建設されたのが始まりです。5世紀にメロヴィング朝を興したフランク王国の初代国王クロヴィス1世が生まれた土地としても有名で、「フランスの揺籃の地」と言われています。フランク王国滅亡後は、1830年にベルギーが独立するまで何世紀にも渡り、幾度となくヨーロッパの列強国の領土争いに巻き込まれてきました。15世紀から16世紀には、タペストリー生産で黄金期を迎え、繁栄しました。町には、歴史的建造物が多く残っており、かつての栄華を感じ取ることができます。

ノートルダム大聖堂のすぐ近く、グラン・プラスに面して建つトゥルネーの鐘楼は、12世紀に建設が開始されたベルギー最古の鐘楼で、1999年に「ベルギーとフランスの鐘楼群」の一部としてユネスコの世界遺産に登録されました。高さ72mのこの鐘楼は、教会や市庁舎などの建物には組み込まれておらず、独立した塔として建てられています。ギルド・ハウスが建ち並ぶグラン・プラスの中で一際存在感を放っており、ノートルダム大聖堂と共に町のランドマーク的存在となっています。この鐘楼は、長い歴史の中で時を告げるだけでなく、火事や侵略の際に警鐘を鳴らしたり、見張り台や牢獄として使用された時代もありました。上部には展望台があり、257段の階段からアクセスすることができます。階段を上る途中には、かつての牢獄や鐘を鳴らす部屋などを見ることができます。展望台からはグラン・プラスやノートルダム大聖堂はもちろん、トゥルネーの町を一望することができます。

ベストシーズン

ベルギーには、四季があり、観光のベストシーズンは、最も過ごしやすい夏の6月~8月です。夏季は日照時間が長く、夜10時頃まで明るいので観光に十分時間を取ることができます。一方、冬は日照時間が短くなり、厳しい寒さとなるので防寒対策は万全に。


  • 現地
  • ブリュッセル
天気予取得中...
天気予取得中...
  • 緯度・経度:50.6065, 3.3889
  • 住所:Onze-Lieve-Vrouwekathedraal, Place de l'Evêché 1, 7500 Doornik, Belgium
首都
ブリュッセル
面積
30,528 (km2)
人口
1,135万人 2017年
言語
オランダ語(フラマン語)、フランス語、ドイツ語
公用語
オランダ語(フラマン語)、フランス語、ドイツ語
通貨名
ユーロ 補助通貨はセント ※本サイトではEURと表示
通貨レート情報取得中...
携帯会社SIM
Proximus、Orange、BASE
最寄り空港からのアクセス方法

【ブリュッセル空港からトゥルネー】
<電車>
所要時間:約1時間35分
料金:20.20EUR


※トゥルネー駅から大聖堂まで徒歩約13分


(2019年3月現在)


最寄り空港詳細

  • ブリュッセル空港 (BRU)