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ポーランド

ムジャクフ(ムスカウ)公園

(Muskauer Park / Park Mużakowski)

概要

ムジャクフ公園(ドイツ語ではムスカウ公園)は、ポーランドとドイツの国境を流れるナイセ川の両岸に700ヘクタール以上にもわたって広がる広大な景観式庭園です。この庭園は、19世紀にこの土地を所有していたプロイセンの貴族ヘルマン・フォン・ピュックラー・ムスカウ侯爵により造園されたことから、その名が付けられています。土地の起伏や植生を生かし、自然と建造物との見事な調和がとれたムジャクフ公園は、景観デザインの傑作として2004年にユネスコの世界遺産に登録されました。


公式サイト:park-muzakowski.pl


見所ポイント

ムスカウ侯爵によって造られたムジャクフ公園
園内に建てられているムスカウ侯爵の記念碑

ムジャクフ公園は、総面積700ヘクタール以上にも及び、景観式庭園としてはヨーロッパ随一の規模を誇っています。景観式庭園とは、作庭技法の一つで、土地の起伏や植生などの自然美を生かし、あたかも自然の風景であるかのように設計された庭園のことです。

この見事なムジャクフ公園を造ったのはプロイセンの貴族ヘルマン・フォン・ピュックラー・ムスカウ侯爵。造園家やランドスケープ・デザイナーとしての才能に長けていたムスカウ侯爵は、19世紀初頭にイギリスの景観式庭園の美しさに感銘を受け、自身の所有する土地にも景観式庭園を造園することにしたのです。1815年から約30年もの歳月をかけて造園工事は続けられましたが、財政難に陥り、ムスカウ侯爵は1845年に大枠がほぼ完成していたこの庭園を売却しました。その後も所有者は転々としましたが、ムジャクフ公園の構想は代々引き継がれ、造園工事と補修を続けながら保たれてきました。ムジャクフ公園の造園プロジェクトには、プロイセン王室の建築家として活躍したカール・フリードリッヒ・シンケルをはじめ、国内外の多くの芸術家が携わっていました。

ポーランドとドイツの協力により守られてきた世界遺産
ポーランドとドイツを結ぶ英国橋

第2次世界大戦後、園内を流れるナイセ川がポーランドとドイツの新たな国境線となり、ムジャクフ公園も2ヶ国に分断されました。1980年代からポーランドとドイツ協同の再評価プロジェクトとして文化と景観の保護と保存が行われるようになり、ムスカウ侯爵の当初の構想通り、美しい景観が今も守り続けてられています。その結果、ムジャクフ公園は2004年にポーランドとドイツの2ヶ国にまたがる世界遺産に登録されました。

総面積700ヘクタール以上に及ぶムジャクフ公園の内、約500ヘクタールがポーランド側にあります。起伏の富んだ土地を生かし、自然の風景のように設計された園内には、その自然景観と調和するように様々な建造物が配置されています。第2次世界大戦中には、この地は戦場となり、ムジャクフ公園も破壊の被害を受けました。1980年代以降、本格的に修復が始まり、城や橋などの建造物が再建されました。

ポーランドとドイツの国境を流れるナイセ川には、2つの橋(二重橋と英国橋)が架けられており、両国の公園を行き来することができます。橋のたもとには、両国それぞれの国旗のカラーに塗られたポールが建てられています。これらの橋も園内の見どころの一つとなっています。

ムジャクフ公園の玄関口ウェンクニツァ
ウェンクニツァとバート・ムスカウを結ぶ橋

ポーランド側からムジャクフ公園を訪れる場合は、ポーランド東部、ドイツと国境を接するルブシュ県の小さな町ウェンクニツァ(Łęknica)が観光の拠点となります。町の北側にあるムジャクフ公園入口には、ツーリスト・インフォメーションがあるので園内散策の前に、立ち寄って園内マップや観光情報を入手しておくとよいでしょう。ウェンクニツァの西側にはナイセ川が流れており、橋を渡ると対岸はドイツの町バート・ムスカウで、ドイツ側から公園を訪れることもできます。

ムジャクフ公園内は、自動車やバイクなどのモーター付きの車両は禁止されており、徒歩や自転車、馬車などで回ることができます。ガイドツアーも行われており、広大な園内の見どころを効率的に回るなら、利用するのも一つの手です。園内は、ポーランド側もドイツ側も無料で見学することができます(一部の施設を除く)。

ムジャクフ公園(ポーランド側)の見どころ
森林浴を楽しめるムジャクフ公園内

ナイセ川の東側(ポーランド側)は、ドイツ側に比べるとより自然に近い景観が広がっています。ポーランド側にある1857年から1867年にかけて造られたヨーロッパ最大級の樹木園(Arboretum)は、50ヘクタール以上の場所に290種類にも及ぶ多彩な樹木が植えられました。樹木の種類の多さもさることながら、まるで森林の中にいるようなマイナスイオンたっぷりの気持ちのよい自然空間が広がっています。19世紀末から20世紀初頭にかけて、荒廃していた時期もありましたが、現在はオークやブナ、ブラック・パイン、カナディアン・パインなど幅広い種類の木々を見ることができます。また、秋には、燃えるような見事な紅葉が見られます。地面には、落ち葉の絨毯が広がり、木漏れ日が差し込むと絵のような美しい光景が広がります。

ムジャクフ公園(ドイツ側)の見どころ
水辺に佇む新城(右)と旧城(左)

元々のムジャクフ公園のコンセプトにより、ナイセ川の西側(ドイツ領)には、ムスカウ城(新城、旧城)やオランシェリー、騎士の館などの建造物が多く、発展したエリアとなっています。園内で一際目を引くのが2013年に再建が完了したレンガ色と白のコントラストが美しい新城。内部は、博物館として一般公開されており、ムスカウ侯爵や公園に関する展示が見られます。高さ35mの塔にも上ることができ(有料)、塔の上からは、園内の美しい景観を見晴らすことができます。新城は夏季(4月から10月)は、毎日オープンしていますが、冬季は特定日を除き閉館しているので訪れる際は、事前にホームページなどでチェックおくことをオススメします。

また、園内のカフェでは、ムスカウ侯爵が開発したという通称ピュックラー・アイスを味わうことができます。この他、馬小屋や使用人の住居だった建物を利用した土産屋などを見て歩くのも楽しみの一つ。さらに宿泊施設も併設されており、ムスカウ侯爵が描いた美しい景観式庭園の世界で、ゆったりとしたひと時を過ごすことができます。

ベストシーズン

観光のベストシーズンは、最も過ごしやすい6月~8月です。夏季は日照時間が長く、夜9時頃まで明るいので観光に十分時間を取ることができます。ただし夏でも朝晩は冷えるので長袖の羽織ものがあった方がよいでしょう。一方、冬は日照時間が短くなり、厳しい寒さとなるので防寒対策は万全に。


  • 現地
  • ワルシャワ
  • クラクフ
天気予取得中...
天気予取得中...
天気予取得中...
  • 緯度・経度:51.5471, 14.7338
  • 住所:Hutnicza 19, 68-208 Łęknica, Poland
首都
ワルシャワ
面積
312,685 (km2)
人口
3,797万人 2017年
言語
ポーランド語
公用語
ポーランド語
通貨名
ズウォティ 補助通貨はグロシュ ※本サイトではPLNと表示
通貨レート情報取得中...
携帯会社SIM
Play、Orange、Plus、T-Mobile
最寄り空港からのアクセス方法

【ヴロツワフ空港からヴロツワフ市内】
<バス>
106番(夜間は202番)がヴロツワフ中央駅まで運行
所要時間:30~40分
料金:3.40PLN


<タクシー>
メーター制
所要時間:(市内中心部)約25分
目安料金:50PLN前後


【ヴロツワフからムジャクフ公園】
ヴロツワフ中央駅から列車でŻary駅へ(約2時間20分)→ウェンクニツァ(Łęknica)行きのバスに乗車(約50分)


※バス停から公園入口まで徒歩約10分


(2019年5月現在)


最寄り空港詳細

  • ヴロツワフ空港 (WRO)