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ベルギー

プランタン・モレトゥスの家屋・工房・博物館複合体

(Plantin-Moretus House-Workshops-Museum Complex)

概要

プランタン・モレトゥス博物館は、16世紀にクリストフ・プランタンにより創業された印刷工房及び邸宅を利用した博物館で、2005年に「プランタン・モレトゥスの家屋・工房・博物館複合体」としてユネスコの世界遺産に登録されました。プランタン・モレトゥス博物館には、現存するものとしては世界最古の印刷機をはじめ、当時の印刷技術を伝える多くの品々や設備が展示されています。16世紀以降のヨーロッパの印刷・出版文化史を今に伝えるものとして高く評価されています。


【プランタン・モレトゥス博物館】
営業時間:10:00-17:00
定休日:月曜日、1/1、5/1、キリスト昇天祭の日、11/1、12/25
料金:(26-65歳)8EUR(12-25歳、66歳以上)6EUR(12歳未満)無料
※毎月最終水曜日は無料開放
公式サイト:museumplantinmoretus.be
(2019年2月現在)


見所ポイント

印刷・出版事業者として成功したプランタンとモレトゥス一家
手入れされたプランタン・モレトゥス博物館の中庭

15世紀にヨハネス・グーテンベルクにより発明された活版印刷は、羅針盤、火薬とともにルネサンス三大発明の一つです。本の生産に一大変革を起こした活版印刷は、その後ヨーロッパから世界中へと急速に普及しました。この活版印刷の技術により、高価な本や学術書に限らず、カレンダーやパンフレットなどの大衆的な印刷物の大量印刷も可能となりました。

プランタン・モレトゥス博物館のあるアントワープは、16世紀にヴェネツィアやパリとともにヨーロッパの出版業の一大拠点として栄えました。その中でもクリストフ・プランタンの工房(現プランタン・モレトゥス博物館)は、多くの出版物を世に送り出した印刷・出版界の中心的存在でした。クリストフは、1555年に初めて本を出版すると、間もなく作家や科学者の目にとまり、その優れた印刷技術は瞬く間に評判を呼び、創業から20年足らずでヨーロッパでトップクラスの印刷・出版事業者に成長しました。クリストフの死後、義理の息子ヤン・モレトゥスとその子孫により事業は代々受け継がれ、300年に渡り、この場所で操業を続けました。

1876年に最後の所有者だったエドアルト・モレトゥスは、文化財として保存するために設備一式を含めた建物をアントワープ市に売却し、その翌年からは博物館として一般公開されるようになりました。博物館の名前は、創業者クリストフ・プランタンと事業を引き継いだモレトゥス家に因んでいます。単独の博物館としてユネスコの世界遺産に登録されたのは、プランタン・モレトゥス博物館が初めてです。

世界最古の印刷機があるプランタン・モレトゥス博物館
現存する世界最古の印刷機(1600年頃)

プランタン・モレトゥス博物館では、ルネサンス時代からバロック時代にかけての300年に渡る印刷技術の歴史とその優れた印刷技術で財を成したプランタンとモレトゥス一族について紹介しています。印刷工房と聞くと、インクで汚れた古びた工場をイメージしがちですが、レンガ造りの重厚な建物と豪華な調度品や美術品で彩られたプランタン・モレトゥスの家屋と工房は、いい意味でその期待を裏切られます。

印刷室には、かつて使用されていた7台の印刷機があり、その内の2台は1600年頃のもので現存する世界最古の印刷機です。印刷質以外にも活字倉庫、校正室、事務室などの部屋もそのまま残されており、活字一式など印刷用の道具を見られたり、映像で印刷の工程についても知ることができます。

当時この印刷工房では1日に1250枚の両面印刷をしていました。権威ある人道学者や科学者などの書物が数多く出版され、それらを世界中に広めるのに重要な役割を果たしました。また、複数の言語作品や辞書も多く出版されています。初めて出版されたオランダ語辞典もプランタンの工房によるものです。

貴重な古書がズラリと並ぶ図書室
古書が並ぶ博物館内の図書室

図書室には、写本やインキュナブラ、三十六行聖書といった貴重な古書をはじめ、プランタンの工房が手がけた出版物など膨大な数の蔵書があります。重厚な装丁の古書は、現在の書物にはない独特な美しさがあり、ずらりと古書が並ぶ図書室は圧巻です。活版印刷の発明者ヨハネス・グーテンベルクのオリジナルの活字が利用された「三十六行聖書」は、世界に14冊しか現存していないと言われている非常に希少価値の高い書物です。また、5つの言語(ラテン語、ギリシャ語、ヘブライ語、シリア語、アラム語)で書かれた「多言語聖書」は、数々の印刷・出版を手がけたプランタンの出版物の中でも傑作と称されています。この多言語聖書の出版は、当時この地を支配していたスペイン王フェリペ2世の全面協力により実現したもの。クリストフ・プランタンとフェリペ2世の良好な関係は、その後2世紀に渡りプランタン工房の繁栄の基礎を築き、モレトゥス家の時代には、スペイン語圏の礼拝式の印刷物の独占権を獲得しました。図書室では、この他にもアブラハム・オルテリウスの地図帳など貴重な印刷物がたくさん見られます。

プランタン・モレトゥス博物館に隣接する閲覧室では、数多くの本物の古書を実際に手にとって見ることができます。

華やかなアートコレクションとインテリア
豪華な調度品や絵画も見どころの一つ

世界最古の印刷機や貴重な蔵書の他にも、豊富なアートコレクションや豪華なインテリアもプランタン・モレトゥス博物館の大きな見どころです。バロック美術の巨匠ルーベンスが描いたプランタン及びモレトゥス一家の肖像画コレクションは見逃せません。プランタンの工房を引き継いだヤン・モレトゥスの息子バルタザールは、幼馴染みだったルーベンスに、家族の肖像画を依頼しました。ルーベンスは、当時すでに亡くなっていたクリストフ・プランタンの肖像画も描いており、現在はコレクションの一部として展示されています。

この他にもルーベンス、ブリューゲル、リュック・タイマンス、パナマレンコなど16世紀から現代までのアントワープを代表する芸術家たちのデッサンや版画のコレクションも展示されており、ぜひじっくり鑑賞したいところです。

アートコレクションとともに目を引くのが繊細な装飾が施された家具や調度品が並ぶ豪華なインテリアからは、印刷業で財を成したプランタン及びモレトゥス家の裕福な暮らしぶりを垣間見ることができます。この邸宅には、当時の有力者や芸術家たちも多く出入りしていました。建物の中央には手入れされた美しい中庭があり、寛げる空間となっています。

おすすめのツアー・アクティビティ

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ベストシーズン

ベルギーには、四季があり、観光のベストシーズンは、最も過ごしやすい夏の6月~8月です。夏季は日照時間が長く、夜10時頃まで明るいので観光に十分時間を取ることができます。一方、冬は日照時間が短くなり、厳しい寒さとなるので防寒対策は万全に。


  • 現地
  • ブリュッセル
天気予取得中...
天気予取得中...
  • 緯度・経度:51.2184, 4.3980
  • 住所:Plantin Moretus Museum, Vrijdagmarkt 22, 2000 Antwerpen, Belgium
首都
ブリュッセル
面積
30,528 (km2)
人口
1,135万人 2017年
言語
オランダ語(フラマン語)、フランス語、ドイツ語
公用語
オランダ語(フラマン語)、フランス語、ドイツ語
通貨名
ユーロ 補助通貨はセント ※本サイトではEURと表示
通貨レート情報取得中...
携帯会社SIM
Proximus、Orange、BASE
最寄り空港からのアクセス方法

【ブリュッセル空港からアントワープ】
<電車(IC)>
所要時間:約30分
料金:11.60EUR


【アントワープ市内からのアクセス】
地下鉄もしくはトラムGroenplaats駅から徒歩4分


(2019年2月現在)


最寄り空港詳細

  • ブリュッセル空港 (BRU)