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モロッコ

マサガン(アル・ジャディーダ)のポルトガル都市

(Portuguese City of Mazagan (El Jadida))

概要

マサガンのポルトガル都市は、カサブランカから南西約100kmに位置する大西洋に面した都市アル・ジャディーダに残る城壁に囲まれた旧市街(メディナ)です。マサガンは、16世紀初頭の大航海時代にポルトガル人により交易の中継拠点として築かれ、1769年までポルトガル領でした。現存する貯水槽や聖母被昇天教会はマヌエル様式、城塞には初期ルネサンス様式が見られる他、時代毎に流入した西洋やイスラムの文化の影響が見られ、2004年に城壁に囲まれた旧市街全体が「マサガン(アル・ジャディーダ)のポルトガル都市」としてユネスコの世界遺産に登録されました。


見所ポイント

西洋とモロッコの文化が入り混じる「マサガン(アル・ジャディーダ)」
マサガンの城塞に残る大砲

モロッコ西部の海岸沿いに位置する都市アル・ジャディーダの旧市街(メディナ)は、16世紀初頭の大航海時代にポルトガルによってアフリカに最初に築かれた拠点の一つです。当時はマサガンと呼ばれ、インド交易の中継地点として重要な役割を果たしました。1514年に最初の砦が築かれた後、1548年には当時の最先端の技術でルネサンス様式の星形要塞へと発展しました。しかし、1769年にモロッコ軍の攻撃によりマサガンは陥落し、ポルトガル人は町を破壊した後マサガンから撤退しました。その後しばらく町は荒廃したまま放棄されていましたが、1832年にアラウィー朝の統治下で城塞の再建とともに、町の名前もアル・ジャディーダ(「新しいもの」という意味)に改称されました。アル・ジャディーダは、イスラム教だけでなくユダヤ教やキリスト教が平和に共存し、様々な文化が入り混じる商業の中心地となりました。20世紀に入り、モロッコがフランスの保護領となると、アル・ジャディーダは再びマサガンと呼ばれ、フランス人により城塞の外に新市街が建設され町は大きく発展しました。1956年にモロッコが独立した後は、再びアル・ジャディーダと改称されました。現在は、リゾート都市として知られ、夏にはモロッコ各地やヨーロッパから多くのリゾート客が訪れています。

城塞都市の地下に建設されたポルトガル領時代の貯水槽
幻想的な雰囲気の地下の貯水槽

マサガンの城塞は、モロッコの他の都市や世界各地に築かれたポルトガルの要塞に比べても保存状態が良好で、ルネサンス初期のポルトガルの建築技術を今に伝える貴重な例証となっています。

ポルトガル時代に建設された建造物のうち現存するのは、城壁と砦、貯水槽、聖母被昇天教会があります。その中でも大きな見どころとなっているのが、旧市街の地下に残る後期ゴシック(マヌエル)様式の貯水槽。ポルトガルがこの地を征服した後もモロッコの人々はポルトガル人を追い出そうと絶えず攻撃を仕掛けました。そのため、ポルトガル人は非常時に備え水を蓄える必要があり、当初は倉庫だったこの場所を後に貯水槽へと改造したのです。

地上の入口からは想像がつきませんが、階段を下りて行くと、まるで地下神殿のような神秘的な空間が広がっています。円柱に支えられた曲線の美しいヴォールト天井が連なり、中世ヨーロッパの雰囲気を彷彿とさせます。天井には円形の穴が開けられており、そこから雨水を取り込む仕組みとなっています。天井や壁面の窓から差し込む自然光に照らされて、水面に柱や天井が映り込み、その幻想的な美しさに思わず見入ってしまいます。特に晴れた日には天窓からのぞく青空が水面にはっきりと映り込み、まるで床に穴があいているような不思議な光景が見られます。

のどかなアル・ジャディーダの旧市街
旧市街のメインストリート

城壁の中に入ると最初に目に飛び込んでくるのが、ポルトガル領時代に建てられた聖母被昇天教会。現在は住民のほとんどがイスラム教徒で、この教会は劇場として利用されています。モロッコの旧市街(メディナ)と言うと、マラケシュやフェズのような賑やかで混沌とした雰囲気の街並みを連想してしまいますが、アル・ジャディーダの旧市街はとても小さく、1時間もあれば歩いて見てまわれます。入口の門から伸びるメインストリートには、土産物屋やカフェが何軒か軒を連ねていますが、旧市街のほとんどの建物は地元の人々が暮らす民家で、アル・ジャディーダの人々の穏やかな日常が垣間見られます。ここでは強引な客引きはなく、お店の人や住民ものんびりとしていてフレンドリー。人通りも少なく、西洋とモロッコの文化が融合した独特の景観を心ゆくまで楽しむことができます。

堅牢な城壁の上を散策
城壁の上の遊歩道

城壁内をひと通り散策したら、城壁の上にも登ってみて下さい。城壁の上は遊歩道となっており、特に海側の通路は開放感があり、心地よい潮風を感じながら散策を楽しめます。城壁の四隅にある稜堡(見張り台)だった場所には古い大砲が残されており、かつての要塞都市の面影が感じられます。現在は、アル・ジャディーダの街並みやカラフルなボートが停泊する港、さらにその先に広がる大西洋を見晴らすことができる展望スポットとなっています。かつては防衛のために城壁を取り囲むように水路(堀)が張り巡らされていました。現在はそのほとんどが埋め立てられていますが、南側の城壁の外側には今でも水路が残っています。

リゾート地アル・ジャディーダのビーチ
開放的な雰囲気が漂うアル・ジャディーダのビーチ

アル・ジャディーダは、ポルトガル人によって築かれた旧市街だけでなく、穏やかな気候と美しい海岸線の景色も訪れる人々を魅了しています。旧市街の南側には砂浜のビーチが広がり、夏は海水浴客で賑わいを見せています。ビーチ沿いには、ヤシの木が植えられた遊歩道が整備されており、リゾート地らしい開放的な雰囲気が漂い、モロッコの新たな魅力を発見することができるでしょう。ジョギングや散策をする人、ベンチに座ってのんびり海を眺める人、ビーチピクニックを楽しむ人など皆思い思いの時間を過ごしています。海岸沿いには、雰囲気のよいカフェやレストランもあるので、ランチや休憩で立ち寄るのもオススメです。港町アル・ジャディーダでは、新鮮なシーフードも名物なので、訪れた際はぜひシーフード料理を味わってみて下さいね。

ベストシーズン

モロッコには四季がありますが、沿岸部、山間部、砂漠と変化にとんだ地形で、地域毎に気候が異なります。大西洋に面したアル・ジャディーダは、年間を通じて温暖で過ごしやすい気候です。一年を通して観光を楽しめますが、ベストシーズンは、6月~9月頃です。夏でも内陸部ほど暑くならず、乾燥して過ごしやすいです。ただし、日差しが強いので、サングラスや帽子、日焼け止めなどの日除け対策は必須です。


  • 現地
  • ラバト
  • フェズ
  • メルズーガ
天気予取得中...
天気予取得中...
天気予取得中...
天気予取得中...
  • 緯度・経度:33.2563, -8.5026
  • 住所:40 Rue Hachmi Bahbah, El Jadida, Morocco
首都
ラバト
面積
446,550 (km2)
人口
3,522万人 2018年
言語
アラビア語、ベルベル語、フランス語
公用語
アラビア語、ベルベル語
通貨名
モロッコ・ディルハム 補助通貨はサンチーム ※本サイトではMADと表示
通貨レート情報取得中...
携帯会社SIM
Maroc Telecom、Orange、inwiなど
最寄り空港からのアクセス方法

【ムハンマド5世国際空港から市内】
<タクシー>
所要時間:(市内中心部)約40分
目安料金:250~300MAD
※夜間は割増料金


<電車>
空港から市内まで運行
所要時間:ロアジス(L’Oasis)駅:約25分
カサ・ヴォヤジャー(Casa Voyageurs)駅:約35分
カサ・ポート(Casa Port)駅:約45分
料金:1等席:70MAD、2等席:50MAD


参考サイト:oncf.ma


【カサブランカからアル・ジャディーダ】
<電車>
カサ・ヴォヤジャー駅もしくはカサ・ポート駅からアル・ジャディーダ方面行きに乗車
所要時間:約1.5時間


参考サイト:oncf.ma


<バス>
CTMバスターミナル(CASABLANCA AGENCE PRINCIPALE)からアル・ジャディーダ行きのバスに乗車
所要時間:約2時間


参考サイト:ctm.ma


(2019年11月現在)


最寄り空港詳細

  • ムハンマド5世国際空港 (CMN)