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マダガスカル

アツィナナナの雨林

(Rainforests of the Atsinanana)

概要

アツィナナナの雨林は、マダガスカル島東部の南北に分布する熱帯森林で、6つの国立公園で構成されています。マダガスカルは、6000万年以上前にゴンドワナ大陸から分離し、孤島となり、その結果島に残された動植物は独自に進化を遂げてきました。現在島の東部に残るアツィナナナの雨林は、その進化の歴史を物語る多くの動植物の重要な生息地となっていいます。アツィナナナの雨林の動植物の80~90%が固有種で、キツネザルなどの絶滅危惧種も含んでいます。2007年にこうした生物多様性が評価され、ユネスコの世界遺産に登録されました。


見所ポイント

生物多様性のホットスポット「アツィナナナの雨林」
マダガスカル北東部の固有種ヘルメットモズ

2007年にユネスコの世界遺産に登録されたアツィナナナの雨林は、マダガスカルの東海岸に並行するように南北に分布する熱帯雨林で、北からマロジェジ国立公園、マソアラ国立公園、ザハメン国立公園、ラノマファナ国立公園、アンドリンギトラ国立公園、アンドハヘラ国立公園の6つの国立公園で構成されており、総面積は約4,800平方kmに及びます。かつて広範囲に広がっていたマダガスカルの熱帯雨林は、森林伐採などにより大幅に減少し、現在残っているのはマダガスカル東部のアクセスしにくい断崖や山地周辺で、もとの森林のわずか8.5%ほどです。貴重な原生林が残るアツィナナナの雨林は、マダガスカルで独自に進化を遂げた多くの動植物の重要な生息地のため、国立公園として保護対象となっています。特筆すべきは、アツィナナナの雨林に生息する動植物の80~90%が固有種であるということ。また、マダガスカルに生息する123種類の哺乳類の半数以上の78種類がこれらの熱帯雨林に生息し、その大半が絶滅の危機に瀕した種となっています。

このように保護対象となっているにも関わらず、アツィナナナの雨林は、高値で取引される木々の違法伐採をはじめ、狩猟や農地開発などにより森林破壊が深刻化し、2010年には危機遺産リストに登録されました。

変化に富んだ自然を満喫できるマロジェジ国立公園
マロジェジ国立公園の雄大な山岳景観

アツィナナナの雨林の内、最も北に位置するマロジェジ国立公園は、低地の熱帯雨林から標高2,132mの山頂まで起伏に富んだ地形で、熱帯林や雲霧林、低木林など標高毎に異なる植生が見られます。1998年にマロジェジ国立公園となり一般開放されるまで、マロジェジ山地は厳正自然保護区で研究者など一部の人しか立ち入ることができなかったため、マダガスカルで最も手付かずの自然が残る地域の一つで、固有種も含めおよそ2000種類もの多様な植生があります。そして、マロジェジの森の中には、11種のキツネザルや118種類以上の鳥類、148種類の爬虫類と両生類などユニークな生き物の宝庫でもあります。中でも有名なのが、シルクのように白くてなめらかな長い毛に覆われたシルキーシファカ。シルキーシファカは、マダガスカル東部の熱帯雨林にのみ生息する固有種ですが、その大半はマロジェジ国立公園とその周辺に生息しており、飼育下には全く存在しない絶滅危惧種です。マロジェジ国立公園には、麓の村マナンテニナから山頂まで続くトレイルがあり、標高毎に異なる動植物の観察をしたり、小川や滝、切り立った崖など美しく印象的な風景を眺めながらトレッキングを楽しめます。山頂付近は、荒野で険しい道のりとなりますが、そこからの眺めは壮観です。

陸と海の自然を同時に楽しめるマソアラ国立公園
鬱蒼とした木々に覆われたマソアラの森林

マソアラ国立公園は、マダガスカル北東部のマソアラ半島と周辺の海洋エリアを含む2,100平方kmにも及ぶマダガスカル最大の国立公園です。マソアラ半島は、ビーチ近くまで原生林が残り、マダガスカルの動植物相のおよそ50%の種類が見られる生物多様性に富んだエリアです。アカエリマキキツネザルやシロビタイキツネザルを含む10種類のキツネザルをはじめ、アフリカトガリネズミの一種テンレックやワオマングース、フルーツコウモリなどの哺乳類、60種類の爬虫類、約90種類の鳥類、100種類以上の蝶、約500種類の昆虫などが生息しており、ハイキングをしながら動植物の観察を楽しめます。また、マソアラ半島は、サンゴ礁のある海に囲まれており、シュノーケリングやカヤック、クルーズなどマリンアクティビティを同時に楽しむことができるのも魅力です。

マソアラ国立公園へは、アントンジル湾の最奥にある町マロアンツェツァ(Maroantsetra)からボートもしくはハイキングでのアクセスとなり、道のりは遠く険しいものですが、その分手付かずのダイナミックな自然を堪能できるでしょう。

ラノマファナ国立公園と温泉
木の枝につかまるキンイロジェントルキツネザル

マダガスカル南東部に位置するラノマファナ国立公園は、約410平方kmの熱帯雨林に覆われており、絶滅危惧種のキンイロジェントルキツネザルやヒロバナジェントルキツネザルを含む12種類のキツネザルや114種類の鳥類、爬虫類や両生類、昆虫など多様な野生生物の生息地となっています。アンタナナリボと南西部の町トゥリアラを結ぶサザンクロス街道(国道7号線)の中継地点となっている町フィアナランツォアから北東に約65kmに位置し、車で1.5~2時間ほど。フィアナランツォアとアンブシチャやアンツィラベ間の移動の途中で立ち寄ることもでき、アツィナナナの雨林の6つの国立公園の中では、比較的アクセスしやすいスポットです。因みにラノマファナとは、マダガスカル語で「温泉」を意味し、その名の通り温泉が沸いています。ラノマファナ村には、温泉風呂や温泉プールがあるので、ラノマファナ国立公園を訪れる際はラノマファナ村に1泊して、温泉も楽しみたいところです。

最南端のアンドハヘラ国立公園
アンドハヘラ国立公園に自生する三角ヤシ

アンドハヘラ国立公園は、マダガスカルの中央高地の南端にあるアヌシ山脈を含む面積760平方kmの国立公園です。アヌシ山脈は、東から吹く湿った貿易風の障壁となり、その結果、公園の東側は降雨量が多く、マダガスカル南部では唯一の湿った山岳熱帯雨林が残っています。公園の西端は、降雨量が少なく、マダガスカル南部の典型的な乾燥したトゲの多い森林があります。このように公園内は幅広い植生があり、キツネザルや野鳥、両生類や爬虫類など多様な生物の生息地となっています。熱帯雨林では、アカエリキツネザルやミナミジェントルキツネザルがよく見られ、西部の乾燥した森林には、マダガスカルを代表するキツネザルのワオキツネザルやベローシファカが生息しています。また、観葉植物として人気の三角ヤシ(トライアングルパーム)は、もとはアンドハヘラ国立公園が原産です。アンドハヘラ国立公園に残る三角ヤシの野生種はわずか1000本ほどで、火災や輸出用の種子の収穫により、絶滅が危惧されています。

アンドハヘラ国立公園内は、観光客向けのハイキングコースがあり、フォール・ドーファン(トラニャロ)から日帰りでも訪れることができます。

ベストシーズン

マダガスカル東部にまたがるアツィナナナの雨林は、1年を通して湿度の高い熱帯雨林気候です。観光のベストシーズンは、穏やかな気候で比較的過ごしやすい乾季の5月~9月頃です。1月~3月はサイクロンのシーズンで、沿岸部を中心にアクセスできなくなる場合があるので避けた方がよいでしょう。


  • 現地
  • アンタナナリボ
  • モロンダバ
  • ノシ・べ
天気予取得中...
天気予取得中...
天気予取得中...
天気予取得中...
  • 緯度・経度:-21.3209, 47.3974
  • 住所:Ifanadiana, Madagascar
首都
アンタナナリボ
面積
587,041 (km2)
人口
2,689万人 2019年
言語
マダガスカル語、フランス語
公用語
マダガスカル語、フランス語
通貨名
マダガスカル・アリアリ ※本サイトではMGAと表示
通貨レート情報取得中...
携帯会社SIM
Airtel、Telma Mobile、Orangeなど
最寄り空港からのアクセス方法

(ラノマファナ国立公園のアクセス)


【イヴァトゥ国際空港からアンタナナリボ】
<タクシー>
空港の到着ホールの外のタクシースタンドから乗車
所要時間:(市内中心部)約40分
料金:(交渉制)40,000~70,000MGA


<空港シャトルバス>
市内の目的地まで送迎
所要時間:(市内中心部)1時間前後~
料金:10,000MGA


<ミニバス>
空港の敷地外の通り沿いのバス停から市内方面行きのミニバスに乗車
所要時間:(市内中心部)1時間前後~
料金:500MGA


【アンタナナリボからフィアナランツォア】
<タクシーブルースやコーティス>
所要時間:約9時間


【フィアナランツォアからラノマファナ国立公園】
車で1.5~2時間


最寄り空港詳細

  • イヴァトゥ国際空港 (TNR)