横断検索型の旅行提案サービスTavitt

  • お問い合わせ
エチオピア

ラリベラの岩窟教会群

(Rock-Hewn Churches, Lalibela)

概要

エチオピア北部の標高約2,500mの山岳地帯に位置するラリベラには、12世紀から13世紀のザグウェ朝のゲブレ・マスケル・ラリベラ王の時代に建設されたエチオピア正教会の11の岩窟教会群があります。これらの岩窟教会群は、大きな岩をくり抜いて作り上げられおり、世界の石造建築史から見ても非常に重要な建造物で、1978年に「ラリベラの岩窟教会群」としてユネスコの世界遺産に登録されました。現在でもエチオピアの人々の重要な信仰の場であるとともにエチオピア北部の観光のハイライトの一つにもなっています。


料金:50USD


見所ポイント

第2のエルサレムとして建設されたラリベラ
熱心にお祈りを捧げる人々

ラリベラは、アクスム王国の衰退後に誕生したザグウェ朝の首都が置かれていた町です。もとは、ロハという名の町でしたが、ザグウェ朝のラリベラ王(在位1181年〜1221年)の名前にちなんで町の名前もラリベラに改名されました。この王が生まれた時に蜂が群がったため、王族や住民はこれを名君誕生の吉兆と捉え、「蜂に選ばれた者」という意味のラリベラという名前を授けました。

ラリベラ王は、1187年にキリスト教の聖地エルサレムがイスラム王朝に占領されてエチオピアからの巡礼の道が閉ざされたため、この地を第2のエルサレムにするべく都市計画を行いました。その結果、ラリベラを流れる川はヨルダン川に改名され、ラリベラ王が若き日を過ごしたエルサレムに倣って教会の配置が行われたり、町の地名が付けられました。現在でもエチオピア正教会ではアクスムに次ぐ重要な聖地の一つとみなされており、毎年1月7日エチオピアのクリスマスには、エチオピア各地から数万人にものぼる巡礼者が訪れています。

ラリベラにある11の岩窟教会群は、ヨルダン川を表す壕を境に北西の第1グループと南東の第2グループ、そしてそれらの教会群とは少し離れた西側に位置するベテ・ギョルギス(聖ゲオルギオス教会)で構成されています。

ラリベラの傑作!ベテ・ギョルギス(聖ゲオルギオス教会)
正十字架の形をしたベテ・ギョルギスの外観

ベテ・ギョルギス(聖ゲオルギオス教会)は、ラリベラの岩窟教会群の中で最も秀逸で保存状態がよく、ラリベラを象徴する教会となっています。伝説によると、ラリベラに10の教会が建設された後、ラリベラ王の夢に聖ゲオルギオスが現れ、お告げを受けてこの教会が建設されたと言われています。

ベテ・ギョルギスは、上から見ると正十字架の形をしており、屋根部分は、地面と同じ高さにあり、そこから下に向かって縦、横、高さともに12mの立体的な十字型の構造となっています。この教会は、ノアの方舟を模しているとされていて、壁に設けられた12の窓は12使徒を表しています。地上から教会入口へは、狭い通路を通って下りて行くことができ、教会を取り囲む岩壁には、教会が完成した日に聖ゲオルギオスが乗った白い馬が駆け上った蹄の跡であると言い伝えられている小さな穴や聖職者たちのミイラが眠る洞窟墓地が見られます。教会の横にある洗礼槽に生えている草は、聖なる草とされており、儀式の際に頭に巻く冠として使用されています。

教会内部は、柱がなく装飾のほとんどない非常にシンプルなインテリアです。天井には、天窓から差し込む自然光によって幻想的に浮かび上がる十字架の彫刻が刻まれています。中心部の聖職者のみが入れるカーテンに囲まれた至聖所にはラリベラ王自身が彫って作ったとされている木箱が安置されています。

ラリベラ最大のベテ・マドハネ・アレム(聖救世主教会)
柱に囲まれたベテ・マドハネ・アレム

北西エリアにあるベテ・マドハネ・アレム(聖救世主教会)は、アクスムにあるシオンの聖マリア教会を模して造られたものとされており、一枚岩の岩窟教会としては世界最大規模を誇ります。教会の上には近代的な保護用の屋根が設置されており、教会の周りは修復済みの34本の柱に囲まれています。教会内部は、数多くの柱によって支えられたアーチの身廊と3つの通路があります。内部の一角にある3つの墓は、旧約聖書の創世記に登場するアブラハム、イサク、ヤコブの象徴のために置かれたものとされています。また、この教会には12世紀にまで遡る重さ7kmの金属製のラリベラの十字架が収められており、崇拝の対象となっています。

美しい装飾が残るベテ・マリアム(聖マリア教会)
柱や壁面に装飾が残るベテ・マリアム内部

ベテ・マドハネ・アレムの西側にあるベテ・マリアム(聖マリア教会)は、エチオピアで特に崇拝されている聖母マリアに捧げられており、巡礼者の間で人気の高い教会です。東側の外壁の上部にある3つの窓は三位一体を表し、その下にはキリストの磔刑を表す十字架の窓があります。さらにその下にある3つの窓の内、右側の窓の上の開口部は天国、左側の窓の下の開口部は地獄を表しています。内部に残る12世紀に遡るフレスコ画や美しい彫刻装飾の数々は必見です。また、布に覆われて見ることはできませんが、ゲエズ語、ヘブライ語、ギリシャ語で刻まれた碑文が残る聖なる柱があることでも有名です。

ラリベラ王が眠るベテ・ゴルゴタ(聖ゴルゴタ教会)
ベテ・ゴルゴタ内部にある使徒の彫刻像

ベテ・マリアム前の中庭から続く細い通路を抜けるとベテ・ミカエル(聖ミカエル教会)とベテ・ゴルゴタ(聖ゴルゴタ教会)が対になるようにあります。ベテ・ミカエルには、ラリベラで唯一の十字架の彫刻が施された柱があり、柱の角には天使の目と呼ばれる彫刻装飾が見られます。

ベテ・ゴルゴタは、ラリベラ王の墓所となっており、残念ながら女人禁制で女性は見学することができませんが、内部の壁には、エチオピアの初期のキリスト教芸術の最高傑作の一つとされている等身大の12使徒の彫刻があります。

南東部にある第2グループの岩窟教会群
岩盤を横に彫って造られたベテ・アッバ・リバノス

南東部の第2グループの「天国の道」と呼ばれる傾斜の急な通路を下りて行くと、ファサードが印象的なベテ・ガブリエル・ラファエル(聖ガブリエル・ラファエル教会)があります。この教会は、もとは王宮として造られたものと考えられていますが、損傷が激しく、崩落した屋根などは再建・修復が行われています。

ベテ・ガブリエル・ラファエルから続く暗闇のトンネルを進むとベテ・マルコリオス(聖マルコリオス教会)があり、内部から足枷が発見されたため牢獄として使用されことがあったものと考えられています。大部分は崩壊が進んでおり、見学できる場所は限られていますが、壁面に残るフレスコ画を見ることができます。

ベテ・アマヌエ(聖エマヌエル教会)は、かつて王家専用の礼拝堂だったと考えられています。アクスムの様式の建物を模した凹凸のある外壁は、一枚岩からできているとは思えないような精巧な造りとなっています。

ベテ・アッバ・リバノス(聖アッバ・リバノス教会)は、ラリベラの11の岩窟教会の中で唯一岩盤を横にくり抜いて造られており、天井が岩肌と繋がったユニークな外観です。この教会は、ラリベラ王妃が天使の力を借りて一晩で建設したという伝説が残されており、内部の柱には天使の目の装飾があります。

ラリベラの岩窟教会群は、複雑な構造となっているので、地元のガイドとともに巡るのがオススメです。ラリベラの興味深い伝説や神話を聞くことができ、様々な発見があるでしょう。

ベストシーズン

エチオピア北部の高原地帯は、年間を通して気温の変化の少ない穏やかな気候です。観光のベストシーズンは晴天の日が多く、湿度が低く過ごしやすい乾季の10月~2月頃です。ただし、朝晩は冷え込むのでフリースやニットなどの防寒具が必要です。また、日中は日差しが強いので日焼け止めや帽子、サングラスなどもお忘れなく。6月中旬~9月頃までは大雨季で、大雨が降ると道路状況が悪くなり、行動範囲が限られる場合があります。


  • 現地
  • アディスアベバ
  • アクスム
  • ラリベラ
天気予取得中...
天気予取得中...
天気予取得中...
天気予取得中...
  • 緯度・経度:12.0331, 39.0430
  • 住所:Unnamed Road, Lalibela, Ethiopia
首都
アディスアベバ
面積
1,104,300 (km2)
人口
112,079千人 2019年
言語
アムハラ語、オロモ語、ソマリ語、ティグリニャ語など複数の民族言語、英語
公用語
アムハラ語(事実上)
通貨名
エチオピア・ブル 補助通貨はサンティーム(1 ETB =100サンティーム) ※本サイトではETBと表示
通貨レート情報取得中...
携帯会社SIM
Ethiotelecom
最寄り空港からのアクセス方法

【ラリベラ空港からラリベラ中心部】
<ミニバス>
所要時間:約1時間
料金:100ETB


最寄り空港詳細

  • ラリベラ空港 (LLI)