横断検索型の旅行提案サービスTavitt

  • お問い合わせ
カンボジア

ロリュオス遺跡群

(Roluos Group)

概要

ロリュオス遺跡群は、ユネスコの世界遺産に登録されているアンコール遺跡群の一つで、シェムリアップから東に約13kmに位置しています。ロリュオスは、8世紀末~9世紀にかけて栄えたクメール王朝初の都ハリハラーラヤが置かれていた場所です。ジャヤーヴァルマン2世によって町の基礎が築かれ、インドラヴァルマン1世によって拡張されました。都の中心寺院として建てられたバコン、王朝初の寺院ロレイ、大貯水池インドラタターカの中央に建てられたプリア・コーなどの遺跡群が見どころとなっています。


営業時間:7:30-17:30
料金(アンコール遺跡公園共通券):1日券37USD/3日券62USD/7日券72USD※12歳未満は無料 (2017年7月現在)
※ この遺跡はアンコール遺跡公園共通券が利用可能です。
参考サイト:angkor.com.kh


見所ポイント

王朝の中心寺院バコン
バコンの5層からなるピラミッド型の中央祠堂

バコンは、ロリュオス遺跡群の中で最も大きな規模を誇るピラミッド式のヒンドゥー教寺院遺跡で、881年にインドラヴァルマン1世によって建立されました。9世紀末にヤショーヴァルマン1世が現在のアンコール地方の新都ヤショーダラプラに遷都するまでは、王朝の中心寺院でした。寺院は、東西に約900m、南北に約700mの敷地の中に、中央祠堂を中心に2つの環濠と3重の周壁に囲まれた構造となっています。現在は、外周壁は崩れて無くなっており、外側の環濠の跡が部分的に見られるのみとなっています。第2周壁から中心に向かう参道にはナーガの欄干が残っています。第3周壁の内側には、中心に5層の基壇からなる中央祠堂があり、その周りにはレンガ造りの祠堂が8基配置されています。この8基の祠堂は、シヴァ神に捧げられたもので、壁面やリンテル(まぐさ石)には、デバターなどの彫刻が残っています。
ピラミッド式の中央祠堂の第1基壇にある塔門の破風には四角にくり抜かれた隙間があり、その隙間から中央祠堂を眺めると、祠堂の尖塔部分が額にピッタリとはめ込まれたような構図が見られ、撮影のスポットとしてもオススメです。各基壇には、ほとんど装飾は残っていませんが、かつては美しい漆喰の彫刻に覆われていたとされています。第5層の南側の壁面には、戦う阿修羅のレリーフの断片がハッキリと残っている部分もあるので、訪れた際はぜひチェックしてみて下さいね。基壇の四方にはゾウ、階段脇にはシンハ(獅子)像が寺院を守っています。頂上に立つ祠堂は、12世紀にアンコール・ワットを建設したことでも知られるスーリヤヴァルマン2世によって再建されたものと言われています。因みにバコンのピラミッド式の構造は、インドネシアの世界遺産ボロブドゥール寺院遺跡と類似性があることから、当時ジャワ島とカンボジアには交流があり、ボロブドゥールの設計や建築技術を手本にバコンが建てられたと考えられています。

アンコール遺跡群で最古の寺院遺跡プリア・コー
6基の祠堂が並ぶプリア・コー

プリア・コーは、879年にハリハラーラヤの都に最初に建設されたヒンドゥー教寺院で、バコンの北に位置しています。この寺院は、インドラヴァルマン1世によりジャヤーヴァルマン2世をはじめ先祖を祀るために建立された菩提寺です。寺院の名前となっているプリア・コーとは、「聖なる牛」を意味し、中央祠堂の前に安置されている3体の聖牛ナンディン像に由来しています。ナンディンとは、ヒンドゥー教のシヴァ神の乗り物とされる牡牛で、シヴァ神を祀る寺院の前には、通常ナンディンが祀られています。3頭のナンディンは、シヴァ神が出てくるのを行儀よく待っているかのように、中央祠堂の方を向いて腰を下ろしています。
プリア・コーの敷地は、東西に約500m、南北に約400mの環濠に囲まれ、さらに2重の周壁で中央の基壇が囲まれていましたが、現在は周壁の大部分は崩れて無くなってしまっています。中央の基壇の上には横に3基並ぶ祠堂が2列、合計6基の祠堂が建てられていて、この中央の基壇を中心に東西の塔門が配置されています。最も高い前面中央にある祠堂は、クメール王朝の創始者ジャヤーヴァルマン2世に捧げられており、ジャヤーヴァルマン2世を神格化したパラメシュヴァラが祀られています。また前方南側の祠堂は、インドラヴァルマン1世の父を神格化したプリティヴィンドレシュヴァラ、北側は祖父を神格化したルドレシュヴァラが祀られ、後方はそれぞれの3人の妻に捧げられています。崩壊は進んでいるものの、6基の祠堂には、美しい漆喰彫刻が残っている場所もあり、繊細に彫られたレリーフもプリア・コーの見どころの一つとなっています。

クメールの治水技術を象徴するロレイ
彫刻装飾が所々に残るロレイの祠堂

ロレイは、ロリュオス遺跡群の中でも最も北側に位置する寺院遺跡です。この寺院は、893年にヤショーヴァルマン1世がバコンやプリア・コーを建設した父インドラヴァルマン1世をはじめ祖先を祀るために建設しました。建立当時は、インドラヴァルマン1世が造営した大貯水池の中央の島の上に建てられていました。この貯水池は、インドラヴァルマン1世の名前を取ってインドラタターカと呼ばれていました。現在は池の水は涸れてしまっていますが、ロレイは後に建造されたアンコール地域の東西バライにあるメボン寺院の原型になった重要な寺院でもあります。池の中央の島にある寺院は、世界の海に囲まれた神々がすむ聖域である須弥山を象徴しています。クメール王朝の歴代の王たちは須弥山を象徴する壮大な宇宙観を寺院建設で表現することが慣習となっていました。
レンガ造りの祠堂は4基あり、大きく崩れてしまっている塔もありますが、デバターやドヴァラパーラの彫像、偽扉やリンテル(まぐさ石)のレリーフなど精緻な装飾が施されています。4基の祠堂の間には砂岩でできた樋(水を流すための細長い溝)が十字に備えられていて、樋が交差する中央にはリンガが置かれています。これは、リンガに注がれた聖水をインドラタターカに流す儀式のために設計されたもので、クメールの治水技術を高さも象徴しています。現在は、ロレイの敷地内には仏教寺院と僧院が建っていて、緑に囲まれた静かな境内にポツリと残る遺跡が独特なコントラストを生み出しています。
ロリュオス遺跡群は、荘厳なアンコール・ワットなどに比べると簡素な印象ですが、クメール王朝初の都に建てられた遺跡として、アンコールの歴史を知る上では欠かせないスポットです。

おすすめのツアー・アクティビティ

ツアー・アクティビティ名 所要時間 詳細
クメール王国の最初の王都ロリュオス遺跡群半日ツアー3時間

veltra.com

ベンメリア+ロリュオス遺跡群 密林の遺跡ツアー5時間

veltra.com

よくばりツアー!ロリュオス遺跡群とトンレサップ湖の1日観光1日

veltra.com

ベストシーズン

アンコール遺跡の観光拠点となるシェムリアップは、一年を通して気温が高く夏服で過ごせます。観光のベストシーズンは、気候が安定して比較的過ごしやすい乾季の11~2月頃です。3月から雨季に入る5月頃までは気温がかなり上がり酷暑となります。6~10月頃までは雨季となりスコールが降ります。雨の後は道が悪くなり、遺跡も滑りやすくなるので注意が必要です。


  • 現地
  • プノンペン
  • シェムリアップ
天気予取得中...
天気予取得中...
天気予取得中...
  • 緯度・経度:13.3397, 103.9708
  • 住所:Unnamed Road, Prasat Bakong, Cambodia
首都
プノンペン
面積
181,035 km2
人口
1,531万人 2014年
言語
カンボジア語
公用語
カンボジア語
通貨名
リエル ※本サイトではKHRと表示
通貨レート情報取得中...
携帯会社SIM
Cellcard、Metfone、Smart、Beelineなど
最寄り空港からのアクセス方法

【シェムリアップ空港から市内】
<タクシーを利用>


所要時間:約20分
料金:7~10USD


<トゥクトゥクを利用>


所要時間:約20分
料金:5USD~


【シェムリアップ市内からのアクセス】
<タクシーもしくはトゥクトゥクを利用>


所要時間:約30分


最寄り空港詳細

  • シェムリアップ国際空港 (REP)
  • プノンペン国際空港 (PNH)