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ノルウェー

レーロース鉱山都市とその周辺

(Røros Mining Town and the Circumference)

概要

ノルウェー中部に位置するレーロースは、1644年に銅の鉱脈が発見されて以来、鉱山街として発展してきた町で、1977年に閉山されるまでの333年の間、ノルウェーの産業を支える重要な役割を担ってきました。レーロースの町は、鉱山で働く労働者たちによって築かれ、現在も木造住宅や農場、精錬所、冬の輸送路などが当時のまま残されています。レーロースのこれらの施設や文化的景観が評価され、1980年にはユネスコの世界遺産に登録されました。


参考サイト(レーロース博物館):rorosmuseet.no


見所ポイント

17世紀に築かれた鉱山の町レーロース
かつて労働者たちが暮らした木造住宅

17世紀中頃から3世紀に渡り、周辺に9つの鉱山を抱え、ノルウェーの産業を支える重要な鉱山都市として発展してきたレーロース。標高約600mの高原地帯に位置し、北極圏に近いレーロースは、最低気温マイナス50.4℃を記録したこともある極寒の地としても知られています。
この地が鉱山都市として発展した背景には、鉱脈はもちろん、精錬工場で使用する水や燃料となる木材、そして労働力が揃っていたことが挙げられます。当時は、鉱山で働くためにドイツから多くの移民がレーロースにやってきました。そして、鉱石や物資を輸送するために道路や運河のインフラ整備が徐々に行われました。冬になると、川や湖は凍るため、馬ソリを使用して物資の輸送が行われていました。この厳しい自然環境の中で低賃金の労働に苦しみながら、労働者たちは自給自足のための農場を開墾して、住宅を建設し、一からレーロースの町を築き上げたのです。現在もレーロースには、17世紀~19世紀に建てられた木造家屋や産業関連施設が文化財として大切に保存されています。レトロな雰囲気が漂う街並みは、まるで映画のセットのよう。1977年の閉山後、鉱山都市としての役割は終えましたが、レーロースの町自体は衰退することなく、これらの産業遺跡を生かし、後世に歴史や文化を伝えるため観光の町として新たな一歩を踏み出しました。
レーロースへは、オスロから飛行機で約50分、鉄道や車で向かう場合は、約5時間。ノルウェー中部の都市トロンハイムからは、鉄道やバスで2.5時間ほどの距離です。町の中心部だけであれば徒歩で回ることができますが、郊外への公共交通はないので、レンタカーやタクシーを利用するかツアーで観光スポットを巡ることになります。

世界遺産レーロースの街歩き
カラフルな建物が並ぶレーロースのメインストリート

レーロースの町の中心部は、真っ直ぐに伸びるメインストリートを中心にカラフルで可愛らしい建物が建ち並び、古い建物を改装したセンスのよいホテルやレストラン、カフェ、ショップが点在していて、散策するだけでも楽しめます。17世紀に建てられた最も古い木造家屋が現在も保存されており、見学ができるようになっています。労働者たちが暮らしていた家屋の母屋の裏側には、必ず中庭があり、厩舎や倉庫が周囲を囲み、そこでは家畜が飼われていました。
町の中心部にある真っ白のレーロース教会は、レーロースのランドマーク的存在となっています。鉱山都市の黄金期であった1784年に完成し、1600席を備えたノルウェーでも指折りの大きさを誇る教会の一つです。鐘楼の壁面には銅鉱山のシンボルでもあるハンマーが交差した装飾が施されています。過酷な環境下で働く人々にとって、この教会は彼らの大切な心の拠り所でもあったのです。当時、ミサには多くの人々が訪れ、1600もある座席は埋まり、通路や2階にも人が溢れていたと言います。シンプルな外観でありながら、凛としたレーロース教会は、しばしば鉱山都市の誇りとも呼ばれています。

レーロース博物館で銅鉱山の歴史を知ろう
博物館として利用されているかつての精錬所

レーロース博物館は、町の東を流れる川沿いにある精錬所施設だった建物を改築したもの。かつては、近郊で採掘された鉱石がこの作業場に運び込まれていました。レーロース博物館は、常設展と企画展の展示で構成されています。常設展では、主に17世紀中頃から19世紀までの銅鉱山の歴史や労働に関する展示が行われています。特に鉱石の採掘作業から輸送、精錬作業については、模型を使用してわかりやすく説明されています。また、装飾品の展示コーナーでは、1800年代にレーロースの人々が教会に行く時や結婚式などで着用していた伝統衣装や装飾品を見ることができます。この他にも写真や映像などの展示があり、当時の様子を知ることができます。
博物館の外には、黒く大きな砂山のようなものが見えます。これは、銅を精錬する過程で取り除かれた不純物の山。よく見ると色や形、大きさも様々なものが混ざっているのがわかります。このうず高く盛られた山の上からは、レーロースの町を見渡すことができます。博物館に併設されたミュージアムショップでは、レーロースならではの銅を使用したグッズを購入することができます。

オーラフ鉱山の坑道探訪
閉山した当時の様子が残るオーラフ鉱山の坑内

レーロースから北西に13kmほどの場所にあるオーラフ鉱山は、1970年代に閉山した当時の姿がそのまま残されていて、坑内は約1時間のガイドツアーで見学することができます。採掘跡が残る坑内は、照明や効果音を使って、当時の様子が再現されていて、採掘作業の雰囲気を味わうことができます。ライトアップされて宝石のようにキラキラと光る鉱脈は美しく、思わず目を奪われてしまいます。
レーロース鉱山では、19世紀後半になると鉱石の採掘にダイナマイトが使用されるようになり、電力を供給するために高圧送電線も建設されました。また抗道にトロッコの線路が敷かれると、それまで馬で運んでいた鉱石の輸送もトロッコで行われるようになり、時代が進むにつれ技術が発展し、作業環境が変化していく様子をうかがい知ることができます。
この他にも坑内には、実際に使用されていた休憩所やホールがあります。ホールでは、現在もコンサートなどのイベントが定期的に行われています。オーラフ鉱山に併設された博物館では、鉱山の運営や歴史、人々の労働や生活条件に関する展示、発掘された鉱石などを見学することができます。

ベストシーズン

レーロースの観光のベストシーズンは、最も過ごしやすい夏の6月~8月です。緯度が高いため夏季の日照時間が長く、観光に十分な時間をとることができます。夏季の日没は10時頃ですが、この時期は白夜の季節で、完全に真っ暗になることはありません。また夏でも朝晩は気温が下がるので、長袖の羽織りものがあった方がよいでしょう。一方、冬は日没時間も15時半~16時半とかなり早くなり、厳しい寒さとなるので防寒対策は万全に。


  • 現地
  • オスロ
  • ベルゲン
  • フロム
  • トロムソ
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  • 緯度・経度:62.5748, 11.3843
  • 住所:Kjerkgata 2, 7374 Røros, Norway
首都
オスロ
面積
323,802 (km2)
人口
525万人 2016年
言語
ノルウェー語
公用語
ノルウェー語
通貨名
ノルウェー・クローネ ※本サイトではNOKと表示
通貨レート情報取得中...
携帯会社SIM
Telenor、Telia、Ice.net
最寄り空港からのアクセス方法

【レーロース空港~レーロース市内】
<タクシー>
所要時間:約5分
料金:100NOK前後


最寄り空港詳細

  • レーロース空港 (RRS)

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