横断検索型の旅行提案サービスTavitt

  • お問い合わせ
ベルギー

ルーベンスの家

(Rubens House)

概要

アントワープの芸術を語る上で欠かせないのが、バロック絵画の巨匠ピーテル・パウル・ルーベンス。ルーベンスの作品鑑賞をするなら、ぜひ訪れておきたいのが、ルーベンスの家。ルーベンスの家は、ルーベンスの邸宅兼アトリエだった建物を利用した博物館で、ルーベンスの作品をはじめ、同時期の画家の作品、当時の様子が再現された部屋、弟子たちと作品を制作をしたアトリエ、庭園などが公開されており、美術作品だけでなく、当時の創作活動や暮らしぶりも垣間見ることができます。


営業時間:10:00-17:00
休業日:月曜日、1/1、5/1、キリスト昇天祭の日、11/1、12/25
料金:(大人)10EUR(12-25歳、66歳以上、12名以上の団体)8EUR(12歳未満)無料
※毎月最終水曜日は無料開放
公式サイト:rubenshuis.be
(2019年2月現在)


見所ポイント

ルーベンス自身が設計した家
ローマ神話の神々の彫像が飾られた柱廊

17世紀、ルーベンス、ヴァン・ダイク、ヨルダーンスなどの活躍によりアントワープはバロック美術が開花しました。その中でも大規模な工房を構え、数多くの作品を生み出した中心的存在がルーベンス。多作の芸術家だったルーベンスの作品は、アントワープだけでも様々な場所で見られますが、ルーベンスファンや絵画好きならぜひ訪れておきたいのがルーベンスの家。ルーベンスの家では、絵画だけでなく、ルーベンスが暮らした部屋が当時のまま再現されており、作品からだけでは読み取れない当時の暮らしぶりや人物像を垣間見ることができます。

イタリアでルネサンスの巨匠の絵画を学んでいたルーベンスは、母の病を機にアントワープに戻り、1610年にアントワープの中心部にある邸宅を購入しました。そして、自らが設計し、改築を手がけたのがこのルーベンスの家。古代ローマ建築やルネサンス建築からインスピレーションを得て、アトリエや庭園、ドームを持つ半円形の彫刻展示室を増築し、自宅とアトリエは、柱廊で繋ぐなどイタリアの宮殿を思わせる優雅な空間を作り出しました。ルーベンスは、1640年に亡くなるまで家族とこの邸宅で暮らし、アトリエで創作活動に励んでいました。ルーベンスの死後しばらくは、そのまま保存されていましたが、18世紀後半以降は、所有者が転々と変わり、牢獄として利用された時期もありました。1937年にアントワープ市は荒廃した建物を購入し、かつてのルーベンスの家を再現するために修復をした後、1946年に博物館としてオープンしました。

数多くの作品が生まれたルーベンスのアトリエ
ルーベンスの家のハイライトであるアトリエ

アトリエは、ルーベンスの家の中でも大きな見どころで、広く印象的な空間が広がっています。観賞用の椅子が置かれているので、腰を落ち着けてじっくり絵画を鑑賞したり、ルーベンスの世界に浸ることができます。

「黄金の工房」と呼ばれるこのアトリエを立ち上げたルーベンスは、弟子や他の画家たちと共同制作のシステムをとることで大量の制作注文を捌いていきました。黄金の工房では、フランス・スナイデルス、ヴァン・ダイク、ヨルダーンスなどいずれもアントワープで活躍した著名な画家が制作に携わっていたことでも知られています。ルーベンスは、主に下絵と仕上げに関与するだけで、色を塗る作業などは弟子や他の画家たちが分業で行っていました。誰が制作に携わったかに関係なく、このアトリエで出来上がった作品は、全てルーベンス作品として世に送られ、絵画の価格はルーベンスが関与した割合により決定されていました。こうしてルーベンスは、生涯に2500点以上もの大量の作品をルーベンス作品として作り出したのです。

ルーベンスや同時期の画家の貴重な作品の鑑賞
コルネリス・ファン・デル・ヘーストの収集室

ルーベンスの家では数多くのルーベンス作品を鑑賞することができますが、その中でもルーベンスの自画像は有名な作品です。ルーベンスは、自画像をほとんど描いておらず、わずか4点の内の1点がここルーベンスの家にあります。その他の3点は、フィレンツェ、ウィーン、英国王室に所蔵されています。ルーベンスの家にある自画像は、エレーヌ・フールマンと再婚した1630年頃に描かれたもので、当時彼は53歳でした。

ルーベンス初期の作品の「アダムとイヴ」は、イタリアに渡る前に描かれたもの。ルーベンスのダイナミックなバロックの作風とは異なる穏やかなタッチで精密に描かれています。17世紀の画商の様子を描いたヴィレム・ファン・ハーヒト作の「コルネリス・ファン・デル・ヘーストの収集室」は、絵の中にルーベンスや彼の作品が見られる興味深い作品です。また、最初の妻イザベラや2番目の妻エレーヌ、ルーベンスの子供達、弟子のヴァン・ダイクなどルーベンスの身近な人々の肖像画も見ることができます。

華やかな当時の暮らしぶりが垣間見られる邸宅
アンティーク家具や調度品が飾られた部屋

ルーベンスの家では、キッチンやダイニング、寝室などルーベンスが暮らした当時の部屋が再現されています。もちろんメインはルーベンスや彼と同時期に活躍した画家の絵画作品ですが、豪華なアンティーク家具や調度品、美しい装飾で彩られた部屋の様子から当時の暮らしぶりを垣間見ることができます。

現在見られるルーベンスの家のほとんどの部分は、再建されたものですが、柱廊と庭のパビリオンはルーベンスが設計したオリジナルの部分がそのまま残されています。柱廊の屋根の上には、ローマ神話に登場する画家の神マーキュリーと知恵の女神ミネルヴァの彫刻が飾られています。この柱廊を抜けると手入れの行き届いた美しい庭園が広がっています。庭園は、賑やかなアントワープの中心部にあるとは思えないほど、のどかな雰囲気が漂う都会のオアシスとなっています。ルーベンスの家を見学した後にゆっくり休憩するのもおすすめです。併設のミュージアムショップでは、ルーベンスの関連グッズが多数揃っており、手頃な価格のグッズもあるので、お土産探しに立ち寄ってみるのもよいでしょう。

多才なピーテル・パウル・ルーベンス
数少ないルーベンスの自画像

日本でルーベンスと言えば、イギリスの児童文学が原作のアニメ「フランダースの犬」の主人公ネロが憧れた画家として有名。特に最終回で聖母大聖堂のルーベンスの作品の前でネロとパトラッシュが天に召されるシーンは物語を知らなくとも、一度は目にしたことがある人も多いはず。

ルーベンスは、画家としてはもちろん、人文主義学者、美術品の収集家、さらに7ヶ国語を話し、外交官としても活躍するなど多彩な才能を併せ持っていました。自身の工房では、弟子や芸術家を雇い、分業制で大量の注文を処理したり、自身が関係した版画の版権を確立したりと経営の才能にも長けていました。

おすすめのツアー・アクティビティ

ツアー・アクティビティ名 所要時間 詳細
【列車でベルギー2都市巡り】アントワープ&ブルージュ☆ブルージュで運河クルーズ付<終日/日本語ガイド/ブリュッセル発> by Belgium EXPRESS1日

veltra.com

ブリュッセル発近郊ツアー フランダースの犬の舞台☆アントワープ日帰りツアー<午後/英語>6時間

veltra.com

ベストシーズン

ベルギーには、四季があり、観光のベストシーズンは、最も過ごしやすい夏の6月~8月です。夏季は日照時間が長く、夜10時頃まで明るいので観光に十分時間を取ることができます。一方、冬は日照時間が短くなり、厳しい寒さとなるので防寒対策は万全に。


  • 現地
  • ブリュッセル
天気予取得中...
天気予取得中...
  • 緯度・経度:51.2170, 4.4094
  • 住所:The Rubens House Museum, Wapper, 2000 Antwerpen, Belgium
首都
ブリュッセル
面積
30,528 (km2)
人口
1,135万人 2017年
言語
オランダ語(フラマン語)、フランス語、ドイツ語
公用語
オランダ語(フラマン語)、フランス語、ドイツ語
通貨名
ユーロ 補助通貨はセント ※本サイトではEURと表示
通貨レート情報取得中...
携帯会社SIM
Proximus、Orange、BASE
最寄り空港からのアクセス方法

【ブリュッセル空港からアントワープ】
<電車(IC)>
所要時間:約30分
料金:11.60EUR


【アントワープ市内からのアクセス】
地下鉄Meir駅もしくはトラムMeirbrug駅から徒歩3分


(2019年2月現在)


最寄り空港詳細

  • ブリュッセル空港 (BRU)