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エストニア

ルンム

(Rummu)

概要

ルンムは、タリンから西に50kmほどの場所に位置する小さな町。石灰岩の地形と透明度の高い美しい湖で知られています。石灰岩の採石場跡地には、廃墟となった採掘場の施設やソ連時代の刑務所が湖に沈んだ不思議な光景が見られます。自然と廃墟が作り出すそのユニークな景観から、映画やミュージックビデオのロケ地として度々使用されるようになり、さらに採石場跡地周辺では、ハイキングやカヌー、スイミング、スキューバダイビングなどのアウトドア・アクティビティを楽しめ、新たな観光スポットとしても注目を集めています。


参考サイト:rummu.eu


見所ポイント

採石場跡地にできた湖
廃墟となった採石場跡地と湖

ルンムでは、1930年代後半から石灰岩の採掘が始まり、採石場に隣接するように刑務所が設立されました。ソ連時代に採石場で働いていたのは、この刑務所の受刑者たちがほとんどで、彼らは朝早くから夜遅くまで長時間の重労働を強いられていました。

採石場では、常に作業場を乾いた状態に保たなければならないため、組み上げポンプを稼働させ、地下水や雨水の排水を行っていました。ソ連が崩壊し、エストニアが独立を果たすと、石灰岩の需要は減り、受刑者の労働を制限する法律も施行されました。そして、刑務所が閉鎖されると、刑務所と採石場の水の組み上げポンプも停止されました。すると、地下水の水位が急激に上昇し、採石場はあっという間に水の中へ沈み、新たな湖が誕生しました。一般的に採石場の閉鎖後、採掘でできた凹地が地下水や雨水で満たされ、自然と湖になることは決して珍しくありませんが、ルンムでは、この時の水位の上昇スピードがあまりにも速かったため、掘削機や設備、一部の建物がそのまま水に飲み込まれてしまいました。現在も湖の底には、刑務所や採石場の小屋、機械設備など当時の採石場跡がそのまま残っています。その水中のユニークな景観は、水中博物館とも形容され、エストニアのダイバーたちに人気のダイビングスポットとなっています。

湖に沈んだ刑務所を探検
湖に半分沈んだ刑務所遺跡

ルンム湖は、現在はウォータースポッツのメッカとして知られています。スイミングやダイビング、カヌー、ラフティング、SUP(スタンド・アップ・パドルボート)など様々なウォーターアクティビティを楽しむことができ、夏には多くのレジャー客が集まります。ルンム湖の水の透明度は非常に高いため、水中に沈んだ刑務所や採掘場設備を見ることができ、ダイバーたちの注目を集めています。ダイビングツアーでは、湖の底に沈んだそれらの監獄や採掘場の建物の中も見学することができ、探検家になったような気分を味わえます。また、時折、建物や機械の間を縫うように魚が泳いでいる姿が見られることも。もちろんプロのインストラクターが同伴するので、ダイビング初心者でも楽しむことができます。ルンム湖でのダイビングは、忘れられない思い出になること間違いなし。ダイビングは経験がないという人でも楽しめるのが、シュノーケリングツアー。ダイビングほど水中深くまでは潜ることができませんが、刑務所周辺を泳いで探索することができ、誰でも気軽に参加することができます。これらの湖を巡る各種ツアーでは、刑務所や建物の歴史についてガイドの説明を聴きながら水に沈んだ刑務所を間近で見学することができます。

ルンム湖では、この他にも、エキサイティングなフライボードやジェットサーフィンを体験することができます。フライボードは、2012年にフランスで生まれたウォーターアクティビティです。水圧で水上を飛ぶエクストリームスポーツの一種で、初めて体験する場合は、コツを掴むまでに少し時間がかかりますが、バランスの取り方がわかれば、様々な技に挑戦することもできます。ジェットサーフィンは、最高時速56kmまで加速できるモーター付きのサーフボードで、波のない場所でも水上を進むことができる新感覚のサーフィンです。

廃石でできた丘とルンム湖のビーチ
レジャー客で賑わう採石場跡地のビーチ

刑務所の建物は、全体が水中に沈んでいるわけではなく、一部は水上に突き出しており、陸上からも見ることができます。その半分水に沈んだ廃墟とエメラルドグリーンの澄んだ湖、背後のズリ山(丘)、湖周辺の豊かな森林のコントラストが美しく、フォトジェニックな景観は写真愛好家にも人気のスポットとなっています。

湖畔には、水の浸食により独特な形状をした高さ約70mのズリ山(採掘で発生した廃石を集積してできた山)があり、頂上まで歩いて上ることができます。頂上からは、ルンム湖や刑務所、採石場跡地など周辺の景色を一望でき、絶好のビュースポットとなっています。

このズリ山の麓の湖畔は、ビーチエリアとなっていて、日光浴やのんびり寛ぐのにも最適です。ルンム湖の水は澄んでいて、スイミングも楽しめますが、湖の底には、採石場の石や金属片、機械、有刺鉄線、巨大なコンクリート片、木の枝など様々なものが沈んでおり、建物の上から湖へ飛び込むことは非常に危険です。一見楽しそうに見えますが、過去にはケガ人も出ているので、楽しい旅行を台無しにしないためにもくれぐれも危険な飛び込みにはご注意下さい。ルンム湖ではウォーターアクティビティの他にも、採石場や刑務所を含む湖周辺をハイキングやサイクリングで訪れるツアーなどもあり、様々な楽しみ方ができます。

夏季は、採石場と刑務所エリアは一般開放されていますが、採石場や刑務所エリアは、私有地のため基本的に看板などはなく、また入場のルールも変更される可能性もあります。訪れる際は、安全確保のためにもツアーに参加するかガイド同伴で行くことをオススメします。

おすすめのツアー・アクティビティ

ツアー・アクティビティ名 所要時間 詳細
ルンム湖アクティビティ各種半日

paekalda.ee

採石場ハイキングツアー2時間

kallastetalu.ee

ベストシーズン

観光のベストシーズンは、最も過ごしやすい夏の6月~8月です。夏季は日照時間が長く、23時頃まで明るいので、観光に十分な時間をとることができます。ただし朝晩は気温が下がるので、長袖の羽織りものがあった方がよいでしょう。メキシコ湾流の影響で高緯度の割には温暖ですが、冬は日照時間が短くなり、厳しい寒さとなるので防寒対策は万全に。


  • 現地
  • タリン
天気予取得中...
天気予取得中...
  • 緯度・経度:59.2273, 24.1960
  • 住所:Haapsalu maantee 13, Rummu, 76102 Harju maakond, Estonia
首都
タリン
面積
45,228 (km2)
人口
132万人 2018年
言語
エストニア語、ロシア語
公用語
エストニア語
通貨名
ユーロ 補助通貨はセント ※本サイトではEURと表示
通貨レート情報取得中...
携帯会社SIM
Telia、Elisa、Tele2
最寄り空港からのアクセス方法

【タリン空港からタリン市内】
<トラム>
4番トラムが市内中心部まで運行
所要時間:(市内中心部)15~20分
料金:2EUR


<バス>
2番バスが市内中心部まで運行
所要時間:(市内中心部)15~20分
料金:2EUR


※バス、トラムはチャージ式のスマートカード利用時は割引あり


トラム・バス時刻表:transport.tallinn.ee


<タクシー>
所要時間:(市内中心部)10~15分
目安料金:10~15EUR


【タリンからルンム】
<バス>
タリン駅前からSadama tänav方面行き(136、146、148、149番)のバスに乗車
所要時間:1~1.5時間


(2019年6月現在)


最寄り空港詳細

  • タリン空港 (TLL)