シューシュタルは、イランのフーゼスターン州の州都アフヴァーズから92kmの位置にある古代からの要塞都市で、2005年現在の人口は約90,000人です。 サーサーン朝ペルシャの時代には、シューシュタルはカールーン川に浮かぶ中洲となり、サーサーン朝における夏の首都に選ばれました。カルン川は、シューシュタルを囲む堀であるとともに、シューシュタルの農業(サトウキビや穀物、ナツメヤシなど)の発展にも不可欠な存在でした。 また、サーサーン朝のシャーであるシャープール一世は、ローマ帝国との戦いで捕えたローマ人捕虜を用いて、カエサルの橋と呼ばれる550mもの長大な橋を建設させています。 シューシュタルの周辺には、河川から運河が張り巡らされ製粉所や農場に水を供給していました。19世紀以降、水利施設の荒廃に伴い、シューシュタル自体も衰退していきましたが、1973年にモハンマド・レザー・パフラヴィーが水利施設の再建に乗り出した結果、都市は再興されました。この水利施設の一部は今も現役で、農業用水として利用されています。2009年にはUNESCOの世界遺産に登録されました。
ツアー・アクティビティ名 | 所要時間 | 詳細 |
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メソポタミアツアー(スーサ&シューシュタル観光) | 1日 |
イランは日本の面積4.5倍もの大きさがあり、地方によって気候も様々です。イラン全土に共通して言えることは、イランは日本と同様はっきりとした四季があるということです。3月後半~5月の春の季節や10月~11月の秋の季節は、日本同様で過ごしやすい旅行にピッタリの季節と言えるでしょう。しかし、北部と南部では気候の変化が激しいので注意が必要です。イランにはカスピ海温暖気候、山岳気候、砂漠・半砂漠性気候と大きく3つの気候に分けることができます。砂漠地帯はほとんど雨の心配もありませんが、他の地域は年間を通して雨も降りやすい地域もあるので注意しましょう。また、イランの夏はとにかく暑く、乾燥、日焼け、服装には注意を払いたいところです。また、冬も寒く、首都テヘランのあたりは雪が降るところもあります。防寒対策をしっかりと行いましょう。
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<アフヴァーズ空港~→シューシュタル>
アフヴァーズ空港はアフヴァーズ郊外にあり、市内に隣接しています。
空港からタクシーでアフヴァーズのEnghelabスクエア前のバスターミナルへ移動(所要時間:約25分)→シューシュタル行きミニバスに乗車→シューシュタル下車
所要時間:2~2.5時間
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