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チュニジア

シディ・ブ・サイド

(Sidi Bou Said)

概要

シディ・ブ・サイドは、チュニスから北東に約20kmに位置する海辺の小さな町。丘の上に広がる白と青に統一された街並みは、まるで絵に描いたような美しさです。20世紀初頭には多くの芸術家がこの地に移り住み、現在も地元の人々や観光客を魅了し続けています。通りの両脇には雰囲気のいいレストランやカフェ、ショップ、アートギャラリーなどが点在していて、歩いているだけでも楽しめます。チュニスからの交通の便もよく日帰りの旅行先にもぴったりです。


見所ポイント

シディ・ブ・サイドの歴史
美しいタイル装飾が施されたドア

シディ・ブ・サイドの歴史は、紀元前のカルタゴ文明にまで遡ります。フェニキア人がこの地に入植してカルタゴの都市を築いた時にシディ・ブ・サイドの小高い丘の上に灯台が設置され、周辺にも町ができ、航海の目印となっていました。カルタゴが滅亡し、ローマの植民都市となった後も新たに町が築かれ繁栄しました。現在もローマ時代のモザイクが所々に残っており、かつての面影を偲ばせています。

チュニジアがイスラム勢力の支配下となった後、シディ・ブ・サイドは防衛拠点として監視塔と灯台が建てられ、当時は灯台の丘という意味のジェベル・メナラという名で呼ばれていました。12世紀には、チュニスで教鞭をふるっていたアブ・サイド(Abou Said)が引退した後にこの地に引越し、スーフィズム(イスラム神秘主義)を教えるための施設リバートを建設しました。彼は死後この地の丘に埋葬され、後に町の名前は彼の名前に因んでシディ・ブ・サイドという名づけられました。なお、シディとは聖人を意味します。現在のようなリゾート地となったは18世紀以降のこと。この地の美しい景観はチュニジアの富裕層を惹きつけるようになり、彼らはこぞって趣向を凝らした別荘を建てはじめました。1915年には、世界初となる町の景観保護の条例が制定され、建物は青と白に統一するように義務付けられました。この美しい街並みは、多くの芸術家や文化人を惹きつけ、作品にもインスピレーションを与えました。現在もシディ・ブ・サイドは、チュニジア人憧れの高級別荘地であり、観光地としても人気があります。

シディ・ブ・サイドの散策
シディ・ブ・サイドのメインストリート

シディ・ブ・サイドの建物は、オスマン様式とアンダルシア様式が融合した建築で、真っ白に輝く壁と青い扉や窓枠が最大の特徴。軒先にはブーゲンビリアの花が咲き乱れ、どこを切り取っても絵になる景観が広がっており、写真好きにたまりません。

シディ・ブ・サイドの観光のメインストリートとなるのが麓の円形交差点から丘の上に向かって伸びるハビブ・タムール通り(Rue Habib Thameur)。急斜面が続くので歩いて登って行くのは少し大変ですが、通りの両脇には趣のあるカフェや土産物屋が軒を連ねていて、それらを眺めながら歩いていると散策も楽しくなってきます。メインストリートからは細い路地が枝分かれしていて、建物の軒先の何気ない装飾にも目を奪われます。そして、建物の隙間から地中海の美しい景色が見えた時は思わず立ち止まって見入ってしまうことでしょう。ふと目の前に現れる美しい景色を楽しみながら散策するのがシディ・ブ・サイドの観光の醍醐味です。

豪華な邸宅エンナイマ・エッザフラ
エンナイマ・エッザフラの豪華なインテリア

シディ・ブ・サイドには現在も豪華な宮殿や邸宅が残っており、改装され博物館やブティックホテルなどに利用されている建物も多くあります。建物内部はシンプルな外観からは想像できないほど華やかで優美な空間が広がっています。そんな豪邸の一つが20世紀初頭にこの地で暮らした画家で音楽の専門家だったロドルフ・デルランジェの邸宅エンナイマ・エッザフラ(Ennajma Ezzahra)。現在この邸宅は、アラブ・地中海音楽センター(博物館)になっていて、内部が一般公開されている他、定期的に音楽コンサートも開催されています。漆喰や木造の彫刻装飾、モザイクタイル、大理石の柱や床など伝統的なマグレブとアンダルシア様式が融合した豪華な装飾が施された建物内部は、ため息ものの美しさ。各部屋には、アンティークの家具や調度品が配置され、当時の優雅な暮らしぶりを垣間見ることができます。この他、ロドルフ・デルランジェの伝統楽器のコレクションや彼の描いた絵画も展示されています。

チュニジアの伝統が残るカフェ・デ・ナット
カフェ・デ・ナットの入口

シディ・ブ・サイドの旅行ガイドで必ずと言っていいほど登場するのが、「カフェ・デ・ナット(Café des Nattes)」。メインストリートのハビブ・タムール通りを登りきった正面に位置し、シディ・ブ・サイドのランドマーク的スポットとなっています。ナットとは、ゴザを意味し、白い階段を上った先の屋内には、ゴザの上に低いテーブルが配置されたチュニジアの伝統的なカフェスタイルの席があり、床に座って寛ぐことができます。屋外には小さなテラス席もあり、賑やかな通りを上から眺められます。歩き疲れたら、カフェ・デ・ナットに立ち寄って、甘いミントティーを飲みながらひと息ついてみてはいかがでしょうか。

地中海の絶景を望める丘の上のビュースポット
カフェ・シディ・シャバーンのテラス席からの眺め

カフェ・デ・ナットからさらに先に進むと、やがて視界が開け、右手にはターコイズブルーに輝く地中海が見えてきます。青いパラソルが並ぶカフェ・シディ・シャバーン(Café Sidi Chaabane)は、全席から地中海を見晴らすことができる絶景カフェ。このカフェからの眺めは、シディ・ブ・サイドを代表する撮影スポットの一つにもなっていて、ここを目当てに訪れる観光客も少なくありません。眼下にはヨットハーバーやビーチも見渡せます。ビーチは、夏になるとパラソルが立ち並び、海水浴客で賑わっています。カフェ・シディ・シャバーンの東側には、ビューポイントとなっている断崖の上の広場があります。

シディ・ブ・サイドは、カルタゴ遺跡にもほど近く、カルタゴの遺跡を見学した後にシディ・ブ・サイドを訪れるのが、チュニスから日帰り旅行の定番コースとなっています。小さな町なので数時間だけでも楽しめますが、日程に余裕があれば、ゆっくり滞在してリゾート気分を満喫するのもオススメです。

ベストシーズン

地中海に面したチュニスは、夏は乾燥して暑く、冬は雨が多く比較的温暖な気候です。観光は1年を通して楽しめますが、春から初夏にかけての4月~6月がベストシーズンです。真夏は日差しが強く、日射病に注意が必要です。日向を歩く場合はこまめな水分補給や休憩とサングラスや帽子、日焼け止めは必須です。冬は雨具の用意があると安心です。


  • 現地
  • チュニス
  • ケルアン
  • タタウィン
天気予取得中...
天気予取得中...
天気予取得中...
天気予取得中...
  • 緯度・経度:36.8711, 10.3482
  • 住所:Café des Nattes, Site archéologique de Carthage, Tunisia
首都
チュニス
面積
163,610 (km2)
人口
1,166万人 2018年
言語
アラビア語、フランス語
公用語
アラビア語
通貨名
チュニジア・ディナール 補助通貨はミリーム ※本サイトではTNDと表示
通貨レート情報取得中...
携帯会社SIM
Ooredoo、Tunisie Telecom、Orange、Lycamobile
最寄り空港からのアクセス方法

【チュニス・カルタゴ国際空港からチュニス市内】
<タクシー>
所要時間:(市内中心部)10~20分
目安料金:5TND前後


<路線バス>
大通り沿いのバス停から35番又は635番に乗車。終点チュニス・マリン駅まで運行
所要時間:20~30分
料金:0.500TND


【チュニスからのアクセス】
チュニス・マリン駅から電車(TGM)に乗車→シディ・ブ・サイド駅(Sidi Bou Said)下車
所要時間:約30分


最寄り空港詳細

  • チュニス・カルタゴ国際空港 (TUN)

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