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リトアニア

聖ペテロ・パウロ教会(ヴィリニュス)

(St Peter and Paul’s Church, Vilnius)

概要

聖ペテロ・パウロ教会は、ヴィリニュス大聖堂広場から北東に約1.5km、旧市街の外れのアンタカルニス地区にあるカトリックの教会です。ロシア・ポーランド戦争後の1668年から建設が始まり、外観に7年、内装には30年以上もの歳月が費やされました。教会内部の壁や天井を飾る天使や聖人、動物、植物模様など2000以上の漆喰彫刻の装飾は素晴らしく、リトアニア・バロックの最高傑作と称されています。


営業時間:(月曜-金曜)6:30-18:45(土日)7:00-9:00、15:00-18:30
公式サイト:vilniauspetropovilo.lt


見所ポイント

バロック芸術の詰まった聖ペテロ・パウロ教会
入口の上を飾るパツァス家の紋章

聖ペテロ・パウロ教会は、ロシア・ポーランド戦争終結後、当時リトアニア大公国の総督だったミハウ・カジミエラス・パツァス(Mykolas Kazimieras Pacas)の資金提供により、後期バロック様式で建設されました。伝説によると、ネリス川のほとりに位置するこの場所には、リトアニアがキリスト教化される前には異教の女神ミルダの神殿があったとされています。

バルコニーと円柱が印象な宮殿のような優美なクリーム色のファサードは、両側の2つの鐘楼の上部の赤いドームがアクセントとなっています。ペディメントには、大砲の上に立つマリアの彫刻が施されており、その下にはラテン語で「平和の女王、平和の中で私たちをお守りください(REGINA PACIS FUNDA NOS IN PACE)」という文字が刻まれています。これは、創設者のバツァス自身が彼の名前に因んで記したもの。入口の上には、パツァス家の紋章の彫刻があります。また、パツァスの意向により、彼はこの教会に埋葬され、入口の横の壁には「罪人ここに眠る」と書かれた彼の墓石が置かれています。

真っ白の漆喰彫刻に覆われた華麗なインテリア
聖ペテロ・パウロ教会のインテリア

聖ペテロ・パウロ教会の見どころは、何と言っても2000以上もの漆喰装飾が施されたインテリア。教会に一歩足を踏み入れると、真っ白の彫刻装飾に覆われた壁と天井にまず目を奪われます。これらの漆喰の彫刻装飾は、イタリアから招かれた有名なバロック彫刻家ジョヴァンニ・ピエトロ・ペルティとジョヴァンニ・マリア・ガッリ、さらに数百人もの地元の職人の協力により制作されました。彫刻のモチーフは、天使や聖人、死神、兵士、動物、想像上の生き物、植物など多岐に渡り、聖書や神話の場面、リトアニアの戦史など様々なテーマが表現されています。一体一体異なる人物の表情はもちろん、指先や衣装のドレープなど細部に至るまで、細かく表現されており、今にも動き出しそうな躍動感に溢れています。これほどまで多くの彫刻装飾に覆われていても白に統一されているためか、バロック特有のゴテゴテ感は抑えられ、優美な雰囲気が感じられます。教会そのものが、壮大な芸術作品となっていて、内装に30年以上の歳月が費やされたというのも納得です。旧市街からは少し離れていますが、わざわざ足を運んでも見る価値があります。

彫像の数々と天井のフレスコ画
天井を飾る彫刻装飾とフレスコ画

入口の内側の両サイドには、 幼子イエスを肩に乗せた聖クリストファー像と王冠やその他の権力を象徴の上に立つ死神像の対照的な2つの像があります。聖クリストファーは、幼子イエスを背負い川を渡ったことから川や海の守護聖人であるとともに、現代では交通安全や旅の守護聖人として広く信仰の対象となっています。一方で死神には、死は権力や富に関係なく誰もに平等に訪れるもので、キリスト教徒はそれに備えなければならないという戒めの意味が込められています。

中央の身廊には、十二使徒の彫刻が等間隔に飾られており、ローマ帝国のキリスト教徒の迫害による拷問の場面を表現した彫刻も見られます。身廊の天井には、聖ペテロの生涯と聖書の場面が描かれたフレスコ画があります。フレスコ画の周りは真っ白の漆喰彫刻に覆われているため、より存在感が強調されています。

聖ペテロ・パウロ教会の祭壇
「慈悲の聖母マリア」の祭壇

主祭壇を飾る「聖ペテロとパウロの告別」と題された絵画とゴールドの彩色が施されたロココ様式の優美な説教壇は、19世紀初頭の修復の際に設置されたもの。内陣の壁には、パツァスの肖像画、キリストの磔刑、パッツィの聖マリア・マグダレナ、大天使ミカエルの絵画が飾られています。

主祭壇の手前の左側には、漆喰彫刻が主流のこの教会では珍しい木製のイエスの彫像があります。この彫像は、「アンタカルニスのイエス」の名で知られており、白い絹と赤のベルベットの衣装をまとい、頭には黒毛のかつらを被っています。もともとは、三位一体教会の主祭壇に祀られていましたが、1864年に三位一体教会が東方正教会に改宗された際に聖ペテロ・パウロ教会に移されました。このイエス像の頭は取り外すことができ、中には聖遺物が収められています。

主祭壇の手前の右側は「キリストの5つの聖痕」の祭壇、左側は「慈悲の聖母マリア」の祭壇となっています。ゴールドの冠が飾られた「慈悲の聖母マリアの」絵画の額縁は、信者から奉納されたハート型の装飾で飾られています。

祭壇の前のドーム天井から吊るされている真鍮とガラスビーズでできたボート型のシャンデリアも印象的。これは、ラトビアの職人により制作されたもので、1905年に設置されました。

聖ペテロ・パウロ教会の4つの礼拝堂
聖ウルスラの礼拝堂のアーチ

身廊の両側には、「騎士の礼拝堂」「女王の礼拝堂」「聖ウルスラの礼拝堂」「聖アウグスティヌスの礼拝堂」の4つの礼拝堂があり、それぞれの入口のアーチの上には2人の女性像が見られます。これは新約聖書の「山上の垂訓」に登場する8つの教え「至福(八福)の教え」を表していて、礼拝堂のテーマと関連付けられています。

騎士の礼拝堂には、初期のキリスト教の殉教者である4人の兵士像があります。この礼拝堂は、軍人として指揮をとってきたパツァスの栄誉を反映しているとされています。女王の礼拝堂は、聖ペトロの娘とされる聖ペトロニラに捧げられたもので、女性の美徳とされる「敬虔」「寛大」「潔白」「勤勉」を表す4体の像があり、祭壇には聖アウグスティヌスの母である聖モニカの絵画が飾られています。聖ウルスラの礼拝堂には、信仰心を貫き殉教した聖マグダラのマリア、聖アポロニア、聖カタリーナ、聖バルバラの4人の聖女像があります。聖アウグスティヌスの礼拝堂は、古代キリスト教の神学者で哲学者として活躍したアウグスティヌスに捧げられています。

おすすめのツアー・アクティビティ

ツアー・アクティビティ名 所要時間 詳細
リトアニア首都 世界遺産ヴィリニュス市内半日ツアー<貸切/ヴィリニュス発>3時間

veltra.com

ベストシーズン

リトアニアには四季があり、観光のベストシーズンは、最も過ごしやすい夏の6月~8月です。夏季は日照時間が長く、夜遅くまで明るいので、観光に十分な時間をとることができます。ただし朝晩は気温が下がるので、長袖の羽織りものがあった方がよいでしょう。メキシコ湾流の影響で高緯度の割には温暖ですが、冬は日照時間が短く、寒い日が続くので防寒対策は万全に。


  • 現地
  • ヴィリニュス
  • クライペダ
天気予取得中...
天気予取得中...
天気予取得中...
  • 緯度・経度:54.6941, 25.3061
  • 住所:Antakalnio g. 1, Vilnius 10312, Lithuania
首都
ヴィリニュス
面積
65,300 (km2)
人口
279万人 2018年
言語
リトアニア語
公用語
リトアニア語
通貨名
ユーロ 補助通貨はセント ※本サイトではEURと表示
通貨レート情報取得中...
携帯会社SIM
Telia、Tele2、Biteなど
最寄り空港からのアクセス方法

【ヴィリニュス国際空港から市内】
<路線バス>
空港前のバス停から旧市街方面は88番(夜間は88N番)、中央駅は1、2番、市内中心部経由Fabijoniškės行きは3G番
所要時間:(市内中心部)20分前後
料金:1EUR


<空港バス(Airport Express)>
空港から中央駅までの直通バス
所要時間:約10分
料金:2EUR


<電車>
空港駅から中央駅まで運行
所要時間:8分
料金:0.70EUR


<タクシー>
所要時間:(市内中心部)10~15分
目安料金:(市内中心部)10EUR前後


【ヴィリニュス市内のアクセス】
バス停「Šv. Petro ir Povilo bažnyčia」から徒歩3分


(2019年9月現在)


最寄り空港詳細

  • ヴィリニュス国際空港 (VNO)