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カンボジア

トマノン

(Thommanon)

概要

トマノンは、12世紀初頭スーリヤヴァルマン2世によって建立された平地式のヒンドゥー教寺院遺跡です。アンコール・トムの勝利の門から東に主要道路を500mほど進んだところに位置し、道路を挟んだ向かいにあるチャウ・サイ・テヴォーダと対になるように建っています。10年以上の歳月をかけてフランスによる大規模な修復工事が行われ、アンコールの遺跡群の中では小規模な寺院ながら、美しいデバター像など見応えがあります。トマノンは1992年にアンコールの遺跡群の一部として世界遺産に登録されています。


営業時間:7:30-17:30
料金(アンコール遺跡公園共通券):1日券37USD/3日券62USD/7日券72USD※12歳未満は無料 (2017年7月現在)
※ この遺跡はアンコール遺跡公園共通券が利用可能です。
参考サイト:angkor.com.kh


見所ポイント

森の中にひっそりと佇む小さなヒンドゥー教寺院
美しく整備されたトマノン遺跡

アンコール・トムの東側にある勝利の門を抜け、森の中の道を500mほど進むと両脇に小さなヒンドゥー教の寺院遺跡が現れます。北側がトマノンで南側がチャウ・サイ・テヴォーダです。正確な建立時期については諸説ありますが、いずれの寺院も12世紀初頭にスーリヤヴァルマン2世によって建設されたというのが有力な説となっています。スーリヤヴァルマン2世は、アンコール・ワットやバンテアイ・サムレ、現在のタイにあるピマーイ遺跡など多くの寺院建築を手掛けた王として知られています。緑の木々に囲まれてひっそりと佇むトマノンは、遺跡の周辺はキレイに整備されており、保存状態がよく、静かな雰囲気が魅力となっています。
トマノンの伽藍配置は、コンパクトな平地式で、高さ約2.5mの基壇の上に中央祠堂、拝殿、東塔門が一列に接続し、東塔門前にはテラスが配置されています。中央祠堂の西側には西塔門があり、伽藍を囲っていた周壁は、現在東西の塔門横の壁部分とラテライトの基礎部分が残るのみで、大半は崩れて失われています。拝殿と東塔門の南側には経蔵が建っています。トマノンは、規模は小さいながら円錐型の尖塔を持つ中央祠堂や十字型のテラス、デバターやリンテルの優美なレリーフ装飾など、アンコール・ワットの建築様式と類似点が多く、また平地式ではあるものの基壇が高く高低差があるので立体的な空間の奥行きがある造形美を楽しめます。

修復が行われ美しく蘇ったトマノン
トマノンの優美なデバター像

トマノンは、10年以上の歳月をかけてフランスによる大規模な修復が完了しており、遺跡の状態は非常によく、建築当時の原型に近い姿を見ることができます。中でも一番の見どころとなっているのが、美しいデバター像の数々。特に中央祠堂の壁面に施されたデバターは丁寧な修復が行われており、保存状態がよく、一体一体異なる仕草や表情を浮かた姿は必見です。花冠や首飾り、ブレスレットなどのアクセサリーやサンポット(カンボジアの伝統衣装である巻きスカート)を身に付け、指先やサンポットのヒダなど細部に至るまで繊細に再現されています。また、デバターの上のレリーフや扉の上のリンテルにも精緻な彫刻がはっきりと確認できる箇所があります。中央祠堂の内部には、偽扉や柱に植物文様の彫刻装飾が施され、扉の上のリンテルには、ガルーダの上に乗るヴィシュヌ神などヒンドゥー神話に登場する神や化身がユニークに描かれています。1000年近く前に建てられたトマノンがここまで良い状態で保存されていたのは、木材を使わず、砂岩を採用した石材建築であったことが挙げられ、クメール王朝の優れた設計技術をうかがい知ることができます。

トマノンと一緒に立ち寄りたいチャウ・サイ・テヴォーダ
トマノンの向かいに建つチャウ・サイ・テヴォーダ

トマノンの南側の道路を挟んだ向かいには、トマノンと対になるように建てられたチャウ・サイ・テヴォーダがあります。トマノンと同じく12世紀初頭に建立された平地式のヒンドゥー教寺院です。中央祠堂と拝殿が連続して建てられており、全体の造りはトマノンと似ていますが、チャウ・サイ・テヴォーダには拝殿から東塔門に向かって、バプーオンで見られるような円柱に支えられた空中参道が敷かれているのが特徴です。伽藍を囲む周壁は、ほとんどが崩れて消失していますが、四方の塔門(ゴープラ)は現在も残っており、拝殿の南北には経蔵があります。中央祠堂と拝殿の間には、かつてリンガを祀っていたとされるヨニが残っています。また、トマノンと同様に壁面にはデバター像がたくさん彫り込まれています。破損してしまっているもの多く、全体像が残っているものは少ないのですが、建設当時のものとされる赤い彩色跡が見られるなど、その優美な様子は十分に伝わってきます。その他にも、塔門や経蔵のリンテルにもヒンドゥー神話をモチーフにした精緻な彫刻がはっきりと残っている箇所も見られます。チャウ・サイ・テヴォーダは近年中国の協力のもと行われた修復を終えており、以前に比べると見学しやすくなっています。トマノンを観光する際は、チャウ・サイ・テヴォーダもぜひ立ち寄ってみて下さいね。いずれも小さな寺院ですが、その違いを比べながら見学してみると興味深い発見ができるかもしれません。

かつての栄華を取り戻したアンコール遺跡公園
アンコール・トムの東にある「勝利の門」

アンコール・ワットやアンコール・トムを中心としたアンコールの遺跡群が密集するエリアは観光道路が敷かれ、遺跡公園として整備されています。これはフランス統治時代の20世紀初頭頃から本格的に遺跡の発掘調査や修復工事ともに、遺跡に生い茂る木々や雑草を刈り取り観光コースとして整備が開始されたと言われています。それまでは、遺跡群は樹海に覆われ、見学できる遺跡は限られており、まさに秘境の様相を呈していました。その後、世界各国の協力のもと、保存修復活動が続けられ、多くの遺跡がかつてのような姿を取り戻しつつあります。近年では、アンコール遺跡観光の拠点となるシェムリアップは、観光客の急増の伴い、リゾートホテルが続々と建設され、急速に開発が進んでいます。また、遺跡自体も保護や安全面から様々な制約が設けられるようになりました。かつては遺跡に触れたり間近で見られていた部分もロープが張られるなどの管理が進み、一定の距離が保たれるようになってきています。

おすすめのツアー・アクティビティ

ツアー・アクティビティ名 所要時間 詳細
アンコール小回りコースの有名遺跡8ヵ所巡り観光ツアー4時間

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充実遺跡巡り!夕日鑑賞付アンコールワット大回りと小回り完全制覇ツアー1日

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アンコールワット/郊外貸切チャーター4時間~

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ベストシーズン

アンコール遺跡の観光拠点となるシェムリアップは、一年を通して気温が高く夏服で過ごせます。観光のベストシーズンは、気候が安定して比較的過ごしやすい乾季の11~2月頃です。3月から雨季に入る5月頃までは気温がかなり上がり酷暑となります。6~10月頃までは雨季となりスコールが降ります。雨の後は道が悪くなり、遺跡も滑りやすくなるので注意が必要です。


  • 現地
  • プノンペン
  • シェムリアップ
天気予取得中...
天気予取得中...
天気予取得中...
  • 緯度・経度:13.4469, 103.8780
  • 住所:Unnamed Road, Krong Siem Reap, Cambodia
首都
プノンペン
面積
181,035 km2
人口
1,531万人 2014年
言語
カンボジア語
公用語
カンボジア語
通貨名
リエル ※本サイトではKHRと表示
通貨レート情報取得中...
携帯会社SIM
Cellcard、Metfone、Smart、Beelineなど
最寄り空港からのアクセス方法

【シェムリアップ空港から市内】
<タクシーを利用>


所要時間:約20分
料金:7~10USD


<トゥクトゥクを利用>


所要時間:約20分
料金:5USD~


【シェムリアップ市内からのアクセス】
<タクシーもしくはトゥクトゥクを利用>


所要時間:約30分


最寄り空港詳細

  • シェムリアップ国際空港 (REP)
  • プノンペン国際空港 (PNH)